From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※スマホ1台で、いつでもどこでも20分で英語のスピーキング力を測れるテスト、VERSANT(バーサント)を「試験対策ゼロ」で初めて受けた体験談の続きです。
パートC:質疑応答
このパートは、AIの質問に対して答えます。スマホと会話する感じです。「スピーキングテストっぽさ」を感じます。
ただ、聞いてくる質問内容は、日常会話で聞かれるような内容ではありません。
たとえば、
Would you get water from a bottle or a newspaper?
みたいなことを聞かれます。
直訳すると、
「あなたは、水をボトルから得ますか?それとも、新聞から得ますか?」
です。もう少し自然な日本語に意訳すると、
「ふつう水はボトルの中にありますか?それとも、新聞の中にありますか?」
になります。
なんだか、ナゾナゾみたいですね。
ちなみにこのナゾナゾに、ひねりや引っかけはありません。
そのまま「bottle(ボトル)」と答えればOKです。
なぜ、こんな聞き方をするのか?
なぜ、こんなナゾナゾみたいな聞き方をするのでしょうか?
それは、これのパートが「英単語力を測るテスト」だからです。
さっきの質問では、water と bottle という、2つの関連性の高い英単語を結びつけられるか?を測っています。
そして、もうひとつの選択肢に newspaper という、まったく関係ない英単語を使っているのは、「英語の聞き取りとは関係ないところで悩まないため」です。
もしこの問題の選択肢が、
「ふつう水はペットボトルの中にありますか?それとも、缶の中にありますか?」
みたいな内容だったら、迷いますよね?
水は缶にもペットボトルにも入れられるけど、日本ではふつう、ペットボトルに入れて売られているな・・・でも、他の国ではどうなんだろう?缶に入れて売っている国もありそうだな・・・
なんて考えていたら、どちらか選べません。
そして、英語力とは関係ないところで意思の力を使うことになります。
それを防ぐために、こんな質問の仕方になっているんだと思います。
慣れないと力が発揮できない?!
僕は最初、まったくテスト対策なしでこの問題にのぞみました。
その結果、「聞き取りで苦労する」という状況に陥りました。
会話のテストなので、Would you ~?から始まる質問を聞くと、頭の中で、
Would you like water or tea?
(水がよろしいですか?それともお茶がよろしいですか?)
みたいなレストラン会話を脳が反射的に連想します。
なのに、
Would you get water from a bottle or a newspaper?
(水はボトルの中にありますか?それとも、新聞の中にありますか?)
みたいに聞かれると、
「え?!どういうこと?聞き間違いか?」
と、脳がビックリするのです。
その結果、何を答えればいいのか分からないまま、時間が過ぎてしまいました。
個人的には、このパートは一番ペースを乱されました。
パートCの対策法
パートCの対策法としては、「こういう問題に慣れる」ことです。
ナゾナゾみたいな質問が来ると最初から分かっていれば、脳が冷静に対処できます。
この手の質問は、聞き取れさえすれば、正解を選ぶのは楽勝です。
あともうひとつ、重要なことがあります。
それは、「単語で答える」ということです。
さっきの質問、
Would you get water from a bottle or a newspaper?
に対しては、シンプルに bottle と答えれば満点です。
長い文章で答えれば点数がアップするわけではありません。
僕は最初、ここを知らずに、いかにも会話っぽく答えていました。たとえばこの例文で言うと、
I would get water from a bottle, I guess.
(私はボトルから水を得ると思います、たぶん)
みたいな感じです。でも、この答え方だとAIが正確にジャッジできないため、「不正解」と診断されることもあるようです。
だから、bottle と単語ひとつで答える必要があります。
実際に対人の英語での面接でこんな短い答え方をしたら、「ぶっきらぼうなヤツだ」と思われてしまうかも知れません。
でも、これはあくまで、「英単語力を測る問題」だということを忘れてはいけません。「文章の組み立て力を測る問題」ではないのです。
このあたりはもう、「しょせんはテストだから」と割り切るしかなさそうです。
次回は、パートDの体験談と対策法をお伝えします。
・・・つづく。
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