From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
前回の記事では、「英語学習者が通る8つのステージ」として、
①ウキウキ期
(希望に燃えていて、英語学習が楽しくて仕方ない時期)
②ウロウロ期
(思ったより上達していない自分に焦りを感じ始めて、色んな教材や学習法に手を出す「ノウハウコレクター」化する時期)
をお伝えしました。
今日は、この先のステージをお伝えします。
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ステージ③転換期
ステージ②の伸び悩み状態から抜け出すきっかけになる時期です。
ステージ②の後半の「あきらめかけたタイミング」で解決策が見つかることが多いです。
人によってはこのタイミングでは解決策が見つからずに、一度英語から完全に離れてしまう人もいます。
そして、しばらく離れた後に、ふとしたタイミングで「これだ!」と思えるメソッドに出会えたりします。
どのタイミングで出会えるか?は、運命のような気がします。
僕のステージ③体験談
僕自身は、英語学習を始めて1年ちょっと経った頃、もうやめようかと落ち込んでいたタイミングで、ラーメン屋さんで何気なく手に取ったの雑誌の中で「音読トレーニング&イメージ英文法」に出会いました。
ウロウロ期を経験した後に解決策が見つかった時の喜びは、言葉では言い表せないほどです。
また、学生時代に英語が得意だった人は、
①ある程度の英語力の下地がある状態で「大人のやり直し英語」を始める
②これまでの学習経験から、自分に合う学習法や教材が直感的に分かる
の2点の理由で、ウロウロ期や転換期を経験せずに、すぐに次の「メキメキ期」に入ることもあります。
ステージ④メキメキ期
自分にバッチリ合うメソッドが見つかると、メキメキ上達する時期に入ります。
この時期は、日々自分自身の成長が見えるので、自分より英語ができる人と比べて落胆することが少なくなります。
「いつか自分もそこまで行けるはずだ!」
という確信が芽生えるので、焦りもなくなります。
今までの迷いから解放されて、ひとつの信じた道を突き進むことができるのは快感です。
僕のステージ④体験談
僕の場合は、音読トレーニングと瞬間英作文を始めてからが、メキメキと英語力の伸びを感じました。
ただ、お伝えしておくと、「英会話の中で伸びをメキメキ実感した」わけではありません。
英会話というのは、「何でもありのルール無し試合」のようなものです。
たとえば、自分が「現在形」の型を練習して言えるようになったとします。
でも、英会話では現在形だけで会話が進むことはありません。
相手は過去形やら現在完了形やらを織り交ぜて使ってきます。
すると、手持ちの技だけではとても太刀打ちできません。
僕は最初のステージ①の時にそのことをイヤというほど思い知っていたので、このステージ④では、あえて試合の数を減らしました。
外国人バーに行く回数を減らして、その時間を「ストック仕込み」に充てるようにしたのです。
「ストック仕込み」とは、音読トレーニングや瞬間英作文トレーニングなどです。
そして、上達の目盛りを「新しく覚えた技の数」で測るようにしました。
先週言えなかった構文が、瞬間英作文トレーニングで仕上げた今はスラスラ口から出てくるようになったら、それは確実な上達です。
先週は聞けなかった英文が、音読トレーニングで仕上げた今は100%聞き取れるようになっていたら、それは確実な上達です。
というように、自分の中で上達のジャッジを「身につけた技の数」に置くようにしました。
ステージ⑤ワクワク期
英語力が上がるに従って、自分の人生の可能性が広がってワクワクしてくる時期です。
周りからも、「英語ができる人」という目で見られるようになります。
自分が「上位の少数派」になったと感じることで、自信がみなぎり、嬉しくなります。
外国人の友達との会話のトピックも、仕事、恋愛、趣味、文化など、広い内容で会話ができるようになります。
ここで再び、英語を始めたばかりの頃のような「イケてる自分」の感覚を味わえるようになります。
自信が付くことで、それまで考えもしなかったことにチャレンジしてみたくなったりします。
「英語を使った仕事に転職してみたい!」
と思ったり、
「海外留学をしてみたい!」
という願望が芽生えてきます。
同時に、「新しい世界へ踏み出す不安」が入り交じる時期でもあります。
僕のステージ⑥体験談
僕自身は、この時期にTOEIC735点まで上がったことで、
「TOEIC700点あれば仕事で英語が使えるって本当だろうか?」
という疑問がわき起こりました。
「日本では、『そこそこ英語ができる人』と思われるようになったけど、きっと自分は『井の中の蛙』に違いない。これまでの修行の成果を、本場の海外で試してみたい!」
という強い好奇心が出てきました。
それまで7年間続けたジーンズショップの店長の仕事を辞めて、カナダに3ヶ月間ビジネス留学しました。
この時期には、このまま最後まで突き抜けられるような気がしていましたが、実はそうではありませんでした。
・・・つづく。
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