From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
 
前回の記事では、「年齢が上がるほど、英語の習得スピードが上がる」という、世間で信じられているのとは真逆の現象を僕が目撃してきたことをお伝えしました。
 
 
今日は、その理由についてお伝えします。
 
 
僕の主催する「英語の達人養成ジム」の体験セミナーには、60代~70代の方々もよく参加してくれます。
 
毎週通学コースの受講生にも、60代の方が何人かいらっしゃいます。みんな生き生きやっています。そして、上達が早いです!
 
 
ちなみに、僕のYouTube動画チャンネルの登録者の半数が、60代以上です。(YouTubeの管理画面では、チャンネル登録者のデータがグラフで出てきます)
 
 
日本の60代の方々の英語熱は、今までにないほど高まっているのを感じています!
 
 
 

なぜ、英語をやるのか?

前回の記事では、年齢よりもモチベーションの高さの方が習得スピードに影響することをお伝えしました。
 
 
60代の方は、リタイア後の人生を充実させるために、英語を学び始めるケースが多いです。
 
 
・海外旅行をもっと楽しみたい
 
・外国人のお友達を作って交流したい
 
・脳をいつまでも若々しく保ちたい
 
 
など、色んな理由がありますが、共通点は、「英語学習そのものを楽しんでいる」ということです。
 
 
対して、20代~50代の働いている世代の方々は、「仕事で必要だから」というケースが多いです。
 
 
今の仕事で英語を使っていなくても、「いつか必要になるかも知れない」という理由です。
 
 
英語学習を楽しめなくても、「やらなければならない!」というプレッシャーで頑張っている人もいます。
 
人間が行動する理由は、2つしかありません。
 
 
①快楽を得たい
 
②痛みを避けたい
 
 
の2つです。どんな理由も、大きく分ければこの2つに集約されます。
 
 
どちらも大きなモチベーションになりますが、続けやすいのは①の「快楽を得たい」パターンのようです。
 
 
なぜなら、②の「苦痛を避けたい」パターンは、苦痛の元がなくなると、とたんに行動しなくなるからです。
 
一方で、①の「快楽を得たい」パターンは、モチベーションが落ちることはほとんどありません。
 
 
英語学習で成果が出始めるまでには、ある程度の期間が必要です。
 
 
長期的な視点で見た場合、①の「快楽を得たい」パターンの方が、英語学習に向いている気がします。
 
 
もちろん、②の「苦痛を避けたい」パターンも、大きな成果を発揮する場合もあります。
 
 
TOEICの点数を短期間でアップしたい場合などです。この場合は、TOEICの問題集を短期間で解きまくって「問題慣れ」したり、一時的に手持ちの英単語を増やすトレーニングをするのが有効です。
 
 
また、①と②の両方のモチベーションで英語をやっている人もいます。
 
 
 

経験がモノを言う

もうひとつ、僕が感じる「年齢が上がるほど、英語の習得スピードが上がる」理由は、「人生経験」です。
 
 
中高年の大人には豊富な人生経験があります。
 
 
自分自身の人生経験と英単語やフレーズを結びつけて覚えることで、とても効率よく覚えていくことができます。これは、高校生や大学生にはない強みです。
 
 
「このフレーズや英単語は、こういうシーンで使います。」
 
 
と僕が解説した時、人生の中でそういうシーンを経験したことのある人と、そうでない人とでは、覚えるスピードに差が出ます。
 
 
経験したことがあれば、
 
 
「あぁ!そうか!あの時はこう言えば良かったのか!」
 
 
と気付いて、自分自身の体験と英単語が強く結びつきます。
 
 
すると、忘れにくくなるのです。さらに、前の仕事で横文字で英語を使っている場合もあります。
 
 
ついこの前のセミナーでも、僕が、
 
 
inspector (検査員)
 
 
というビジネス英単語を紹介した時、ホテル業界で働いている受講生の方が、
 
 
「あっ!その単語、そのまま業界で使われています!」
 
 
と教えてくれました。そのまま「インスペクター」というカタカナ語になって業界で使われているそうです。
 
経験が豊富な大人には、こういった強みがあります。まったく同じ「inspector」という英単語を覚えようとした場合、人生経験値の少ない高校生が覚えるためには、丸暗記しかありません。
 
 
一方で、これまで仕事で「インスペクター」と言う言葉を使ってきた大人にとっては、インスペクターの仕事をしている同僚の顔と英単語を結びつけて覚えられます。おそらく3秒で「忘れない記憶」として脳内に定着するでしょう。
 
 
よく、帰国子女で英語を母国語並にしゃべれる中学生や高校生がTOEICを受けた場合、なかなか高点数が出ないのは、それが理由です。
 
 
ビジネスを経験したことのない人がビジネス英単語を覚えるのは、想像以上にハードルが高いようです。
 
 
 

使う機会&時間がある

リタイア後の大人の場合、働いていた頃と違って、時間にゆとりがあります。
 
 
今までは仕事に取られていた時間やエネルギーを、英語学習に回すことができるのです。
 
 
これは最大のメリットです!
 
 
学校や仕事やの合間をぬって英語学習の時間を捻出するのは、かなり大変です。
 
 
でも、リタイア後なら、ゆとりのある生活スタイルの中に、英語学習を入れ込むことができます。
 
 
また、これまではなかなか行けなかった海外旅行に行く機会も増えます。
 
 
習ったフレーズを、年に数回の海外旅行で試す場を作れるのも、リタイア世代の強みです。
 
 
そんなに頻繁に海外旅行に行かなくても、日本にいる外国人と日本人の異文化交流コミュニティーに参加することで、習った英単語やフレーズを実際の会話で使うことができます。
 
 
 

「エピソード記憶」のパワー

自分自身の体験を通して焼き付ける記憶を、「エピソード記憶」と呼びます。
 
 
記憶には全部で3種類あって、「エピソード記憶」以外にも、「手続き記憶」、「意味記憶」があります。
 
 
「意味記憶」は学校教育と同じ丸暗記、「手続き記憶」は、繰り返しトレーニングをする中で身につく記憶です。(音読トレーニングは、この「手続き記憶」を利用したトレーニング法です)
 
 
この3種類の中で、もっとも強烈で短期間で覚えられるのが、「エピソード記憶」です。
 
 
習った英語フレーズを海外の現場で使って通じた経験(通じなかった経験)は、「エピソード記憶」として強烈に脳内に焼き付きます。
 
 
僕も、初心者の頃にネイティブの人との会話が通じて大喜びした時に使ったセリフをいまだに覚えています。
 
 
この「エピソード記憶」がたくさん作れるチャンスがあるという点で、中高年の方々は英語学習に有利だと思います。
 
 
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