from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
前回の記事では、英語が上達する人の5つの特徴の2つ目として、
「英語トレーニングの集中力が高い」
を詳しくお伝えしました。
今回は、3つ目の特徴をお伝えします。
特徴③1つの英文を何度も刷り込むことを楽しめる
英語力を底上げするためのトレーニングは、音読や瞬間英作文などの声出し系トレーニングです。
声出し系トレーニングは、反復練習することで効果を発揮します。
声出し系トレーニングで効果を得られる最低回数は、30回と言われています。
初心者のうちは、その倍の60回程度声出しするまで、スムーズに口が回らないかもしれません。
1つの英文を30~60回音読し続けるためには、「いかに楽しめるか?」が大事になります。
一時的に気合いと根性でガンバれたとしても、2~3ヶ月で限界を迎えてしまうでしょう。
英語学習で成果を得るためには、年単位で続ける必要があります。
ツラいと感じることを何年も続けるのは、かなり苦しい作業です。
英語学習を続けないと、仕事を失って生活できなくなるとか、そういう強制力が働かない限り、苦行を何年も続けるのは難しいでしょう。
楽しいことは続けられる
でも人間の脳は、楽しいことは続けられます。
お気に入りのテレビ番組を見たり、ネットフリックすで好きなドラマを見続けるのが苦しいと感じる人はいません。
テレビ番組もネットフリックスも、見ないと生活に困るようなものではありません。
強制力が無いのについつい見てしまうのは、それが楽しいからです。
英語トレーニングも、テレビ番組やネットフリックス並みに楽しくできたら、おそらく強制力がなくても続けられるでしょう。
英語が上達する人は、楽しむための工夫をしている
英語が上達する人は、反復練習を楽しむための工夫をしています。
反復練習が飽きてしまうのは、「同じ事の繰り返し」だからです。
変化が感じられないことを続けると、人間は飽きてしまいます。
飽きると、それが苦痛に感じられるようになります。
逆に言えば、変化を感じる工夫をすれば、楽しむことができるのです。
英語が上達する人は、反復練習から変化を感じられるように工夫をしています。
僕が今まで見てきた「英語が上達した人達」から聞く言葉で最も多かったのは、
「毎日同じ音読をしていても、1日ごとにスムーズに口が回るようになっていくのが楽しいんです。」
というセリフです。
毎日のトレーニングの中で、常に変化に注目しています。
逆に言えば、小さな変化にアンテナが立っているとも言えます。
昨日の自分に比べて、今日の自分はどこがどうスムーズに発音できるようになったのか?
そのアンテナが敏感なのです。
集中すると変化に気付ける
これは前回の特徴とつながっているのですが、英語トレーニング中の集中力が高いと、変化に気付きやすくなります。
逆に、集中できずに気が散った状態では、今日の自分が昨日のと比べてどう変化しているのか?に気付くのは難しいです。
集中できないから、自分の変化に気付かない。
↓↓↓
変化に気付かないから、楽しくない。
↓↓↓
楽しくないから、集中できない。
という負のスパイラルにハマってしまいます。
でも上達する人は、逆です。
集中するから、変化に気付く。
↓↓↓
変化に気付くから、楽しくなる。
↓↓↓
楽しくなるから、集中力が増す。
という、良いサイクルに入っています。
覚えておけば、変化に気付ける
自分のわずかな変化に気付くためには、以前の自分がどうだったか?を覚えておく必要があります。
たとえば、
「昨日はこの部分がうまく口が回らなかったけど、今日は同じ場所がスムーズに言えた!」
と感じるためには、昨日の自分がうまくできた所、できなかった所を覚えておく必要があります。
英語が上達する人は、この変化に気付く工夫をしています。
気付いた変化を、テキストに書き込む人もいます。
たとえば、音読するテキストのページの余白部分に、こんな風に気付きを書き込みます。
↓↓↓
・○月○日 / LとRの発音が難しい。○○行目でつっかかる。
・○月○日 / 今日は昨日できなかった○○行目がスムーズに言えた!LとRはまだ苦手。
というように、メモを取ります。
このメモがあることで、昨日の自分と今日の自分を比較するポイントを意識するようになります。
小さな変化でも、気付くことが大事です。
毎日声出し系トレーニングを続けていれば、まったく変化がないということはありません。
変化がないと感じるのは、まだアンテナが立っていないか、基準があいまいなだけかもしれません。
「ネイティブ発音にならないと、ダメ!その中間はない。」
という基準では、わずかな変化に気付くのは難しいでしょう。
できるだけ、変化の段階を細かく設定するのがポイントです。
そのためには、自分に優しくなることです。
変化を感じるための工夫例
他にも、変化を感じるための工夫例をご紹介します。
①同じ英文を声出しする時にも、オーバーラッピング、シャドーイング、素読みなど、複数の種類を交互に組み合わせて、変化をつける。
②1文でも良いので、英文を暗記してしゃべれるかどうか?トライしてみる。
③自分の声をスマホで録音して、後から聞き直してみる。
④自分の音読する姿をスマホでビデオ録画して、表情や口の開き度合などをチェックする。
などです。
これらを組み合わせてやっている人は、上達する確率が高いです。
次回は、英語が上達する人の特徴4つ目をご紹介します。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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