【僕が「習い事」に感じた夢と希望:ダンス編85】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 

※僕が24才の時に始めたHIPHOPダンスで、初めて東京のダンス大会に出場した時の体験談の続きです。

最初のヤンキー風3人組のリハーサルのダンスを見て圧倒された僕は、テンションが上がりました。

3人組はダンスの練習とは無縁そうに見える雰囲気を醸し出していて、控室でも練習せずにダルそうに振る舞っていたのに、音楽が鳴り始めた途端に、急にキレのある動きに変わりました。

猛練習を積んだ人にしかできない複雑な技と、3人のビシッと呼吸が合った動きを見て、そのギャップに驚きました。

 

ギャップで驚かす手法

実はこれは後から知ったのですが、ギャップを生み出す手法は、ダンスの世界ではよく使われるようです。

衣装や音楽を「いかにもダンサーっぽい雰囲気」にせずに、あえて踊れなさそうな人達に見せるのです。

すると、動き出した時に観客に与えるインパクトが最大化します。

観客の期待値を下げておいて、その期待値を上回る動きを見せる手法は、実力のあるダンサーにしかできません。

今回のヤンキー風3人組は、「不良=運動も勉強もキラいで、本気で何かに取り組むことはない人達」というイメージを利用して、ギャップを生み出していたのかも知れません。

僕は、そのギャップ手法に見事にハマって、魅了されてしまいました。

 

やりそうでやる人達

その後しばらく何組かは、「いかにもやりそうな雰囲気のダンサー達」が登場しました。

衣装も本格的で、ステージ上に移動する時の動きから、キレが伝わってきます。

これはこれでスゴいのですが、ギャップは生まれないので、音楽が始まっても全体の雰囲気は変わりませんでした。

リハーサルでもキレッキレのダンスを披露して、30秒を全力で踊りきる感じです。(もしかしてまだ全力ではないのかもしれませんが)

もうスゴ過ぎて、「あっぱれ!」としか言いようのない感じでした。

リハーサルをこなしたチーム数が半分ぐらい過ぎた時点で、すでに僕のチームには勝ち目がないことが確定しました。

もうこの時点では、僕は勝敗が気にならなくなっていました。

こんなスゴいダンサーたちの演技を目の前で生で見れるなら、東京に来た甲斐があった!と感じ始めていました。

ギャップのあるチーム2組目

その後しばらくして、またスゴいギャップを利用したチームが登場しました。

さっきのヤンキー風3人組と違って、今度はサラリーマン風の衣装を着た3人組です。

衣装と言うより、普通のスーツです。

3人とも大きな黒ぶちメガネをかけて、ワイシャツにネクタイをしめてスラックスを履いています。

髪型も、わざと七三に分けてポマードを塗って、テカらせていました。

おそらく本当は若いと思いますが、あえて中年以降に見せる工夫がこらされています。

完全に通勤途中のサラリーマン風でした。

音楽が始まると、なんとBGMは「電車内のアナウンス」でした。

「ドア閉まりまーす!」

というアナウンス音楽が流れて、1人が急いで電車に乗り込む動きをしました。

他の2人はすでに電車に乗っているという設定で、手には新聞を持っています。

パントマイムのような動きをしながら、電車に揺られている動きをした後、しばらくして車内アナウンスが変わりました。

「あっ!あっ!あっ!秋葉原です!」

「やまっ!やまっ!山手線の~池袋行きです。」

「ドアッ!ドアッ!ドアッ!ドア閉まりま~す」

というように、おなじみの車内アナウンスをリズミカルにDJ風にしゃべっていく歌です。

この面白い演出の歌に合わせて、3人組はカンペキなアニメーションダンスを披露しました。

アニメーションダンスは、身体をクネクネさせたり、カクカクさせたりしながら、人間ばなれした動きを背見るダンスです。

マジメなサラリーマン風の格好をして、マジメな電車内アナウンスをダンス風にアレンジした曲に合わせて、人間離れした動きを見せる・・・

このギャップ手法に、僕は完全に魅了されてしまいました。

あまりの面白さに、音響スタッフも30秒で切るのを忘れて、1分ぐらい流していました。

司会の2人組が時間が過ぎていることに途中で気付いて、終わらせました。

このチームのダンスは、「面白い!もっと見ていたい!」と感じました。

横を見ると、Y君とO君も口をぽかんと開けていました。

僕らは目を見合わせて、小さな声で言いました。

「スゲーーーー!この大会、レベル高すぎ!!」

ちなみにこれは後から知ったのですが、この時にこのサラリーマン風チームが使っていたBGMは、SUPER BELL”Z というバンドの「MOTOR MAN(秋葉原~南浦和)」という曲でした。

 

この曲は、その後大ヒットして、SUPER BELL”Zはテレビに引っ張りだこになり、地元静岡でも色んなお店のBGMで流れるようになりました。

そして、同じコンセプトで別の地域の電車バージョンの曲が何種類もリリースされました。

まだ全国ヒットする前に、この曲を選んだこのサラリーマン3人組は、先見の明があったと思います。

・・・つづく。

 

 

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