from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
前回の記事では、英語が上達する人の4つ目の特徴として、
「分からない英単語を上手にスルーできる」
を詳しくお伝えしました。
今日は最後の5つ目の特徴をお伝えします。
特徴⑤テストの結果に振り回されない
英語テストは、良くも悪くも結果の点数によってモチベーションが大きく左右されます。
点数が上がっている時期は良いのですが、どんな人でもずっと右肩上がりで伸び続けることはありません。
最初の頃はテストを受ける度に毎回点数が伸びる人もいますが、必ず打ち止めの日がやって来ます。
「中上級者のカベ」にぶち当たるのです。
・なんだか最近、伸びている気がしない・・・
・テストの点数が始めて落ちた・・・
という経験をするのが普通です。
それまでの調子が良ければ良いほど、このカベに当たった時の精神的ダメージは大きくなります。
場合によってはヘコみ過ぎて、「あぁ、もう英語やめよっかなぁ~」と思ってしまうこともあります。
上達する人は、ヘコんでも立ち直りが早い
英語が上達する人も、テストの点数が悪かった時にはもちろんヘコみます。
何のダメージもない、という人はいません。
でも、そこからの立ち直りが早い傾向があります。
僕が見てきた限りでは、英語テストの点数が落ちた時に対する反応の仕方は2パターンあります。
【パターン①なかったことにする】
・下がったスコア表を見て、ゴミ箱に捨てる。
・誰にも言わない。
・僕が結果を聞いた時、「悪すぎて、とても言えません。聞かないでください。」という返事が返ってくる。
【パターン②公表する】
・点数が落ちたことを周りに言う。
・僕が聞かなくても、自分からスコア表を持ってきて、見せてくれる。
・次に何をすればいいか?のアドバイスを求める。
以上の2パターンです。
どちらの方が、スコア(英語力)が伸びやすいと思いますか?
どちらの方が、精神的な立ち直りが早いと思いますか?
自分が納得いかないスコアを「なかったこと」にすると、その後もずっと引きずることになります。
たとえスコア表をゴミ箱に捨てても、心の中にはダメージが刻まれています。
そしてそのダメージは、心の奥に隠そうとすればするほど、ふとした時に吹き出してきます。
僕も経験があります。僕が始めてTOEICテストを受けたときには、あまりにも分からな過ぎてボロボロで、どん底にたたき落とされた気分でした。
なかったことにしようとしましたが、英語のテキストを開くたびに、悔しさがこみ上げてきて、ツラくなりました。
もう、英会話スクールもやめようかな・・・外国人バーに行くのもかめようかな・・・
そんな気分になりました。
いくら自分の中だけで処理しようとしても、なかなか乗り越えられませんでした。
僕の場合は、たまたまそのタイミングで森沢洋介先生の名著「英語上達完全マップ」に出会えたので、ラッキーでした。
解決策が分かって、モチベーションを取り戻すことができました。
でも、もしあの本に出会えてなかったら・・・今こうしてブログ記事を書いていることはなかったでしょう。
そのぐらい、テストの点数が悪いとヘコみます。
公表すると、ラクになる
その後も、テストの伸び悩み時期は何度かありましたが、僕はそのたびに周りに公表するようにしました。
すると、すごくラクになりました。
TOEIC900点以上持っている人でも、僕と同じような伸び悩み経験をしている人がほとんどでした。
自分ひとりじゃない!と思えることは、精神的に大きな励みになりました。
また、TOEIC900点を超えた人たちの、これまでの体験談を聞くことで、とても参考になりました。
でもそういう個人体験談は、自分の現状を公表することでしか得られません。
これは、自分が教える側になった時にも強く感じたことです。
現状を伝えないと、アドバイスがもえらない
「私の今の点数は教えられませんが、私がTOEIC900点を超える方法を教えてください」
と言われても、それはムリです。
病院に行ったら、必ず「どうしましたか?」と聞かれます。
その時に「症状は言えませんが、治してください。」なんて言ったら、どんな腕の良いお医者さんでもお手上げ状態です。
英語力も同じなのです。
「今はこんな状態で、ここが苦手でここは得意です。今までこんな勉強をしてきました。現状の英語メニューはこれです。そして、最近のテスト結果がこれです。」
と詳しく説明すればするほど、的確なアドバイスがもえらる確率が上がります。
英語が伸びる人は、良い意味で現状をオープンにするのが上手な人です。
結果が良くても悪くても、振り回されない
テストの点数に振り回されない人は、
・点数が下がっても自分を卑下しません。
・点数が上がっても、天狗になりません。
テストの点数に振り回されないということは、
「テスト結果=自分の価値」
というようなダイレクトな結びつけをしていない、とも言えます。
あなたは5つのうち、いくつ当てはまりましたか?
以上、英語が上達する人の特徴を5つお伝えしました。
①英語トレーニングの集中力が高い
②1つの英文を何度も刷り込むことを楽しめる
③ムリして勉強し過ぎない
④分からない英単語を上手にスルーできる
⑤テストの結果に振り回されない
この中のすべてが当てはまらないと上達しない、なんてことはありません。
この中の1つでも当てはまれば、あなたは上達する可能性があります。
もし1つも当てはまらなくても、これから意識することで、上達する人達のマインドを自分の中にインストールすることができます。
応援しています!
(英語が上達する人の5つの特徴:完)
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From 師範代Shinya(新村真也)
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