【ウッチーのその後①:ダンス編120】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
 
※僕が20代の頃ダンススクールに通っていた頃の体験談の続きです。ダンス編は毎週日曜日に更新中。

 

前回までの記事では、同じダンススクール仲間のY君とHさんのその後のストーリーをお伝えしました。

今回は、僕らの仲間のもう一人の大事なキーパーソン、ウッチーのその後についてお伝えします。

ウッチーは僕のYouTubeチャンネルに出演して、瞬間英作文トレーニングを披露してくれています。

このブログ記事にも、ウッチーのファンが多いので、気になるところだと思います。

僕はウッチーとも、定期的に会う機会がありました。

連絡を取って会うこともあれば、たまたま行った場所でバッタリ会うこともありました。

僕の視点での、ウッチーのその後をお伝えします。

久々に再会したウッチー

ウッチーは高校卒業後、地元を離れて大学に進学しました。

そして、大学のダンスサークルに入りました。

ウッチーと離れてからしばらくは、連絡を取ることもなく年月が過ぎていきました。

そしてある時、突然ウッチーが帰省ついでにダンススクールに遊びに来ました。

僕は当時、まだダンススクールでレッスンを受けていたので、久しぶりにウッチーと会えて嬉しくなりました。

レッスンが終わった後に、ウッチーと話していると、ウッチーがかなりダンスが上達していることが分かりました。

しかも、僕が憧れていたブレイクダンスの「ウィンドミル」という大技ができるようになったと言うのです!

ウィンドミルというのは、中国拳法の技をベースにしたダンス技で、床の上で180度開脚しながら、グルグルとコマのように回り続ける大技です。

見た目が超派手なので、僕はずっとウィンドミルに憧れていました。

僕の夢

僕の夢は、ウィンドミルができるようになることでした。

でも当時は、静岡の田舎町にブレイクダンスを教える教室はありませんでした。

そこで、東京のダンススクールにウッチーやY君と一緒に、日帰り遠征練習に出かけて、先生のウィンドミルのお手本と自分たちの練習風景を録画させてもらいました。

家に帰ってから、何度も練習しました。

でも、ちょっとそれっぽい動きができるようになった後から、まったく進まなくなりました。

1回転だけはたまに成功するのですが、2回転、3回転と続いていかないのです。

さらに、全身を使う大技なので、練習もそんなに長くできませんでした。
疲れてしまうのはもちろん、ヒジや首を痛めたり、ヒザを床に強く打ち付けてダメージを受けたりと、打撲でボロボロになりました。

僕は結局、ウィンドミルを諦めました。

そして今、ウッチーがそのウィンドミルを習得したと言うのです!

僕の夢を叶えたウッチー

レッスンが終わったスタジオで、みんながまだ残っている中、僕はウッチーに言いました。

僕:「ウッチー、今ここでウィンドミルやって見せてよ!」

ウッチー:「え~今っすか?マジっすか!」

僕:「みんな見たいよね?ウィンドミル。」

みんな:「見たいでーす!」

ウッチー:「え~マジかぁ・・・じゃあ、まあ、ちょっと・・・」

そう言いながら、ウッチーはバッグを下ろして、スタジオの中央に歩いてきました。

僕:「あれ?準備運動しなくていいの?」

ウッチー:「まぁ、ウィンドミルなら、準備運動なしでも。」

僕:「おぉー!カッコいい!!そういうもんなのか!!じゅあ、普段はもっと難しい技を練習してるってことね!」

ウッチー:「まぁ、でも、実は基本のウィンドミルが一番難しいんですけどね・・・俺、実はまだ軸がずれやすくて、周りながら移動しちゃうんですよ。ちょっと広くスペース取らせてください。」

僕:「OK!じゃあ、みんな少し離れよう!」

僕は雰囲気を出すために、自分のウォークマンの中に入っているブレイクダンス用の曲を探して、スタジオのスピーカーにつないで流しました。
ウッチーは、照れながらステップを踏み始めました。

恥ずかしがり屋なところは、昔と全く変わっていません。

でも、動きのキレは明らかに昔とは違っていました。

ちょっとしたステップを見るだけでも、その違いは分かりました。

しらばらくステップを踏んだ後、ウッチーは床に手をついてウィンドミルに体勢に入りました。

「おぉ-!!これは、東京のブレイクダンスの先生と同じ動きだ!!」

そう思った瞬間!!

ウッチーは開脚した状態で、床の上で猛スピードで回り始めました。

「おぉーーー!!!スゲーーーーー!!」

僕は感動してしまいました。

自分が憧れた技を、ウッチーが体得して目の前で見せてくれているのです!

思った以上のスピード感と迫力に、僕は圧倒されました。

キレイに開いたウッチーの両足が高速回転し、風を発生させていました。
その風がビュンビュンと僕の腕に当たるのを感じながら、僕は感動で鳥肌が立ちました。

周りにいるクラスメイトたちも、目が釘付けになっていました。

(スゴい!!ウッチーがスゴいことになっている!!)

僕は別人のような動きを習得したウッチーの姿に、驚きました。

回り終わると、ウッチーはまたいつもの様子に戻って、恥ずかしそうに笑いながら言いました。

「こんな感じっすかね。なんか恥ずかしいなぁ~えへへ!」

ウッチーの性格は、ウィンドミルという大技を身に付けた後も、何も変わっていませんでした。

決してドヤ顔をすることなく、本当に恥ずかしそうにしていました。

そのギャップがまた、カッコ良く見えました。

こんな感じで、ウッチーとの再会は僕にとって、とても印象に残る派手なものでした。

 

・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

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