【僕が「習い事」に感じた夢と希望⑪~演技編7】

From  師範代Shinya(新村真也)

(→前回のつづき)

※僕が20才の頃、「鉄工場の作業員」から、「アクション俳優」に転職しようと決めて、「ジャパンアクションクラブ」という団体のオーディションを受けた時のストーリーの続きです。

先輩3人の丁寧な指導の元で5回ほどアクションの立ち回りを練習した後、いよいよ本番になりました。

面接官のボスの前で「本気のスピードでの立ち回り」を演じるのです。

さっき練習した通りの動きを、フルパワーのスピードでやります。

ボスが大きな声で叫びました。

「アクション!!」

すると、少林寺風の坊主頭の先輩たちが、ものすごい大きな声を出して、僕に襲いかかってきました。

先輩①「おらぁ~!!」

※パンチで襲いかかる(フリ)

僕:「ハッ!!」

※キックを腹に入れる(フリ)

先輩①:「うぉ~!!」

※後ろに跳びながら、倒れていく

先輩②:「でや~!!」

※上段蹴りを放つ

僕:「トゥ!」

※しゃがんでかわした後、右ストレートパンチを入れる(フリ)

先輩②:「ぬぉ~!!」

※ものすごい遠くまで飛んでいく

先輩③:「どりゃ~!!」

※右パンチで襲いかかる

僕:「オラ!!」

※ブロックして、右フックを顔に入れる(フリ)

先輩③:「うぉ~!!」

※身体を大きくひねらせながら、床に倒れ込む

味わったことのない快感!

「はい!カット!!」

ボスの声が会場内に響き渡りました。

僕は、先輩たちの「本気のやられ方」のスゴさに、あっけにとられていました。

同時に、今まで味わったことのないほどの快感を感じていました。

子供の頃の憧れたジャッキー・チェンの映画の世界が、目の前で展開しているような感覚でした。

しかも、倒しているのは自分なのです!!

自分よりもはるかに身体が大きくて強そうな3人の先輩を、自分ひとりで倒す感覚・・・

それは、男なら誰でも本能として持っている「ヒーローになりたい願望」を満たしてくれました。

ヒーロー願望

ところで、この「ヒーロー願望」は、大手英会話スクールや英語教材の広告などでもよく使われています。

たとえば・・・

・ビシッとスーツを着こなした日本人男性が、外国人のクライアント達に囲まれて、固い握手を交わしているシーン。

・「トップ3%の栄光を、その手に」というキャッチフレーズで、ピラミッドの頂点に光り輝く図が描かれたTOEIC900点突破用教材。

これらは、僕らの中にある「ヒーロー願望」を刺激してきます。

特に、男性脳はこういった「社会での活躍」や「競争での勝利」「周囲からの評価」に快感を感じやすくできています。

英語を学びたい理由も、男性はそういった動機が多いです。

逆に女性脳は、「身近な人間関係」や「自分自身を満たすこと」に快感を感じるようにできています。

英語を学びたい理由も、「外国人のお友達と仲良くおしゃべりしたい」「外国人のパートナーが欲しい」「趣味として英語学習そのものを楽しみたい」といった声を多く聞きます。

オーディションの最終審査

話を僕のオーディションに戻します。

実技試験を終えた僕は、これまで味わったことのないような満足感に包まれていました。

わずか数十秒の出来事とは言え、自分が格闘技(正確にはアクション用の技)を使って、3人の大男を倒すシーンを演じられました。

憧れのジャッキー・チェンになったような気分を味わうことができたのです。

僕は幸せの余韻に浸っていました。

あぁ・・・これを仕事にすることができたら・・・どんなに幸せだろう・・・

でも、今まで「やられる側」の練習をしたことはあまりなかったな。

柔道がまず最初に受身の練習から入るように、ここの練習生になったら、まずはやられるリアクションから練習することになるのかな?

う~ん、やられる技術は自信がないなぁ・・・でもまあ、そうやって下積みを繰り返した先に、自分が主役として活躍できるステージがあるんだろうな。

そんなことを考えていたら、面接官のボスが口を開きました。

・・・つづく。

 

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From  師範代Shinya(新村真也)

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