前回の記事では、HIPHOPダンスのスキル上達ペースがゆるやかになるにつれて、だんだんと自分が上達することよりも、教える楽しさに目覚めたことをお伝えしました。
一緒に練習していたウッチーやY君などの親しい仲間も新しい旅立ちで地元を去っていき、僕の楽しみは、新入生を教えること&年1~2回の発表会のMCになりました。
この頃には、マンネリ化した生活に刺激を求めて、ちょうど同時並行で英会話を始めていました。
とはいえ、まだ本格的に音読や瞬間英作文トレーニングを始める前の段階でした。28才ぐらいの頃です。
文法も英単語も何も知らない状態で、いきなり外国人バーに行ってお客さんやバーテンのネイティブと話すという作業を繰り返していました。
この頃の僕にとっては、「外国人と相対する」こと自体に緊張感と刺激があり、ワクワクしました。
ただ、当時は英会話だけを繰り返していて、体系的な勉強は一切していなかったので、ダンスのような上達実感はほとんどありませんでした。
それでも、最初の3ヶ月ぐらいは十分に刺激的で、楽しい気分を味わえました。
特別な夜
ある夜、いつものようにバーに行ったら、入り口ドアを開けてすぐ横に、僕が会ったことがない日本人女性が立っていました。
そして、笑顔で僕に「こんばんは~!」と話しかけてきました。
その女性は、ひらひらした形のドレスを着ていて、すごい整った顔立ちとスタイルの良さで、ただ者ではない雰囲気が漂っていました。
たぶん、僕より少し年上っぽいです。30代前半ぐらいでしょうか。
僕の経験上、日本ではバーで初対面の女性が愛想良く笑顔で話しかけてくるなんてことは、まずありません。
日本は基本的に、男性から女性にアプローチする文化です。
それを実感していただけに、
「何だろう?何かの勧誘か?」
と僕は警戒しました。
するとその女性はさらに大きな笑顔で、
「今夜はサルサナイトなので、入場料1,000円になります。」
と言いました。
(え?入るのにお金取られるの?)
と僕は驚きました。
その頃の僕は、このバーでドリンク1杯注文したら、2~3時間ねばって外国人と英会話をする、という活動を週3回ペースでやっていました。
でも、入場料を取られるのは初めてです。
僕:「何かのイベントですか?」
女性:「初めてですか?」
僕:「はい。入場料がかかると言われたのは初めてです。」
女性:「実は、毎月第3金曜日の夜はサルサ・ナイトというイベントがありまして、入場料が1,000円かかっちゃうんですよ。」
僕:「そうなんですか!確かに、第3金曜日の夜に来るのは初めてかもしれません。今まで気付かなかったのは、そのせいですね。ところで、サルサ・ナイトって何ですか?」
女性:「みんなでサルサを踊るイベントなんです。サルサってご存知ですか?」
僕:「いえ、サルサってソースの名前かと思っていました。」
女性:「ソースは有名ですよね(笑)実はダンスもあって、ラテン系のダンスなんです。」
僕:「そうなんですね。どんなダンスなんですか?」
女性:「男女ペアになって踊る、社交ダンスのラテン版みたいな感じです。」
僕:「ペアで踊るダンス!それをみんなでここで踊るんですか?」
女性:「そうです。社交ダンスよりカジュアルで、気楽にできますよ。それに、夜8時から9時までの1時間、初心者向けのレッスンもありますよ。ちょうどすぐ始まります。良かったら試しに受けてみませんか?レッスン代は入場料に含まれています。」
僕:「そうですか・・・じゃあ、やってみます!」
女性:「ありがとうございます!」
僕:「もしかして、ダンスの先生ですか?」
女性:「そうです。普段サルサ教室で教えています。」
僕:「どうりで!なんか普通の人と違う雰囲気が漂っていますね!華やかな感じで。」
女性:「そうですか?ありがとうございます。サルサは女性に人気なんです。男性がサルサを踊れるようになったら、貴重な存在になれて、モテますよ!」
僕:「マジですか!それは良いですね!モテたいっす!!」
しっかりと僕の下心を刺激するセリフを繰り出す先生の笑顔に、熟練のプロ魂を感じました。
初めてのペアダンス
僕はそれまで、ペアダンスと言えば社交ダンスしか知りませんでした。
ウッチャンナンチャンのテレビ番組で社交ダンスのコーナーが有名になり、どんなダンスかは見たことがありました。
・ラフでカジュアルな服を着て、背中を丸めながら踊るHIPHOPダンス。
・派手でフォーマルな雰囲気の衣装を着て、背筋をピシッと伸ばしながら踊る社交ダンス。
この2つは、まったくの別物に見えました。
いくら女性が多いジャンルだと言われても、社交ダンスはさすがに自分のテイストには合わないと感じました。
でも、今のサルサの先生の話を聞いていると、どうやらサルサはHIPHOPと社交ダンスの中間ぐらいの雰囲気に属すると分かりました。
もし、HIPHOPで培ったスキルが生かせてサルサダンスが短期間で上達したら・・・モテるようになるかもしれない!!
という期待がわき起こってきました。
僕はこの夜、生まれて初めてのペアダンスを体験することになりました。
しかも、何も知らないでドアを開けてしまったせいで、何の下地知識もなく、まったく心の準備ができていません。
ただ、美人の先生の「モテる」という言葉に引きつけられて飛び込んだのです。
サルサの動きも音楽も、どんなものかまったく知らないまま・・・
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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