From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※僕が24才の時にHIPHOPダンススクールに通い始めた頃の体験談の続きです。
Y君の家で、2人でHIPHOPダンスビデオのレクチャーを見た僕は、
「これだ!こういうのが欲しかった!」
と思いました。
僕はこれまで、ビデオのメリットを何度も感じたことがありました。
僕の最初の習い事だった「空手」は、3つのジャンルで学びました。
①本
②ビデオ
③道場(通学)
それぞれにメリットとデメリットがありました。
本で学ぶメリット&デメリット
本で学ぶメリットは、「忘れた場所を見返す」作業が素早くできることです。
ページをパラパラめくれば、すぐに見つけることができます。
本のデメリットは、空手などの動きを解説する場合に、写真と文字だけではどうしても限界があることです。
特にスピード感は伝わりません。
「腕をゆっくり動かす」と書かれていても、どのぐらいゆっくりか?が分からないことがよくありました。
ビデオのメリット&デメリット
ビデオのメリットは3つあります。
①本に比べて、動きが格段に分かりやすい
②何度でも巻き戻して見返せる
③自分のレベルに合った練習ができる
の3つです。
①は、本に比べると格段に理解度がアップします。やはり動きを学ぶツールとしては、ビデオが一番です。
②は、先生の同じお手本を何十回でも見ながら練習できるので、特に初心者の頃は基礎を固めるのに役立ちます。
また、ビデオによっては同じ動きを色んな角度から撮影してくれているので、道場に通って後ろから先生の動きを見るよりも、さらに理解度がアップすることがあります。
③は、ビデオの場合はレベル別に別れていることが多いので、自分のレベルに合ったビデオを選ぶことで、自分が知りたいことをドンピシャで学べるメリットがあります。
逆にビデオのデメリットは、復習として使いたいときに、「あの技の解説はどこだっけ?」と探すのが大変なことです。
スクールに通うメリット&デメリット
スクールに通うメリットは、大きく3つあります。
①ライブでしか感じられない臨場感がある
②他の人と一緒にやるとモチベーションが上がる
③分からない部分をその場で質問できる
特に②と③は、独学では感じづらい部分です。
独学でやっていると、自分が今どのあたりの立ち位置なのか?がまったく見えません。
同じ道を目指す仲間と一緒に練習することで、自分の立ち位置が見えてきます。
また、上級者の姿を見ることで「自分もああなりたい!」というモチベーションアップにつながります。
同じぐらいのレベルのメンバー同士とは、ちょうど良い感じで技の競い合いを楽しめます。
③は、自力で調べる必要がない、というのが最大のメリットです。
先生に聞けばその場ですぐ答えが返ってきます。
丁寧な先生なら、プラスアルファで役立つ情報もくれたりします。
「分からない部分を調べる手間を省く」という点では、先生に直接聞くのが最も時間短縮になるでしょう。
逆に道場のデメリットとしては、
①上級者(キャリアの長い人)に合わせた内容になりがち
②新参者は、最後列で遠くから先生の動きを見ることになる
③先生に何度も同じ動きをしてもらうのは頼みづらい
ということです。
この点で、初心者にはけっこうキツく感じることが多くあります。
ビデオと通学レッスンのメリットを生かす
僕は空手をやっている時に、ビデオと道場の稽古との「いいとこ取り」をしていました。
道場はあくまでモチベーションを上げたり、情報交換をする場として活用しました。
そして、普段の練習は基本的に家でビデオを使ってガッツリやりました。
自分のレベルに合わせて、何度も繰り返し同じ技を練習できるビデオ学習は、凝り性の僕にとってピッタリな学習法でした。
空手だけでは飽き足らず、ボクシング、テコンドー、ムエタイなど、他の国の格闘技のビデオ講座も受けて練習しました。
さすがにこういう「浮気」は道場ではしづらいです。
空手道場でローキックなどの「地味だけど効く技」のサンドバッグ打ち練習をしている時に、いきなり僕がテコンドーの派手な跳び回し蹴りを放ったら、
「それどこで覚えたんだ?うちの流派の空手の技じゃないだろう?」
なんて言われてしまうかもしれません。
それに、いつくも道場に通うのは、コスト的にも負担が大きいです。
でもビデオ講座なら、道場に通うよりも月謝が安いケースが多いので、いくつもかけもちできます。
そんな感じで、僕はビデオ講座が大好きでした。
そんな経験があるので、Y君の家で見たHIPHOPダンスのビデオ講座は、僕にとって最高のツールだと直感しました。
このビデオシリーズを使えば、ダンス技を基礎から固めて、確実にレベルアップできる!と直感しました。
(ちなみに、この時期にビデオ講座で色んなジャンルを学んだ経験は、今の僕の仕事=英語の動画セミナー作りに、大いに役立っています。
自分自身がビデオ講座で学んでレベルアップした経験がないと、自分がビデオ講座で教える側になった時に、どこに気を遣えば良いか?のイメージはわきにくいからです。)
僕はその日、Y君と一緒にビデオを見ながら何度もステップの基本練習をしました。
・・・つづく。
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