From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※僕が24才の時にHIPHOPダンススクールに通い始めた頃の体験談の続きです。
いよいよ、Y君と2人で練習したスーパーマリオダンスを、夏祭りの会場で披露する時が来ました。
これまでの練習の成果が試されます。
さっきのクラスメンバー全員の振りと違って、今度は2人だけなので、緊張度が違います。
Y君の方は慣れた様子で、あまり緊張しているようには見えませんでした。
アスファルトの上に出ると、さっきよりもより熱い熱気を感じました。
おそらく、自分の血流が上がって体温が上がっているんだと思います。
僕らは先生に向かってうなずいて「準備OK!」の合図をしました。
予想外の反応
「ピコーン!!」
スーパーマリオでおなじみの効果音が鳴りました。
その瞬間、テント下にいるキッズクラスの子供達が叫びました。
「あっ!マリオだ!」
「マリオだー!!」
「俺も知ってる!マリオだ!」
僕らのダンスのBGMは、スーパーマリオの曲をベースに、ディスコミュージック風の味付けがされています。
そして衣装も、Y君はマリオと同じ色の赤いTシャツ、僕はマリオの弟ルイージと同じ緑のTシャツを着ています。
どうやらキッズには音と見た目がツボだったようで、テント下が大盛り上がりになりました。
みんなゲラゲラ笑いながら、僕とY君のダンスに注目しているのが伝わってきました。
正直、これは予想外でした。
まさか内輪のキッズがこんなに良い反応を示すとは!
でも、おかげで緊張が少し解けて、僕は自分の身体がスムーズに動くようになるのを感じました。
最高の気分
トータル1分半の振りは、長いような短いような、不思議な感覚でした。
踊っている最終はとにかく必死で、どのぐらいの人達が見ているかをチェックする余裕はありませんでした。
でも、全力で踊るのはめちゃくちゃ気持ちいいです!!
家で練習している時にも楽しかったのですが、こうして人前に出て注目を浴びると、全身からアドレナリンが出るのを感じます。
身体が極限まで使われるので、集中力が増していくのを感じます。
ダンスのこと以外の雑念は吹っ飛んで、集中力が高まる感覚が、最高に気持ち良く感じました。
振りのクオリティー
僕らの振りは全国大会優勝チームの振りのコピーなので、内容自体はウケることは間違いありません。
もちろん、この振りをどんなに練習しても、全国大会優勝チームと僕らとでは基本スキルが違うので、100%のコピーはムリでした。
1つ1つの動きが微妙に違うのは分かるのですが、どこをどうすればその雰囲気が出せるのか?までは分かりませんでした。
でも、この振りの表面的な部分を50%だけでもマネできれば、上出来です。
このローカルな夏祭りイベントで披露する出し物としては、十分なクオリティーでしょう。
そういう点では、自分たちで考えた振りに比べてウケる自信がありました。
キッズ達の反応を見る限りでは、この振りとBGMのパワーは絶大でした。
踊り終わった時の感覚
1分半の振りが全部終わりました。
うまくできたどうかは分かりません。
でも、全力を出し切った感がありました。
とにかく最高の気分でした!
テントの下に戻ると、キッズ達の歓声と拍手に迎えられました。
「ねーね-、あれスーパーマリオでしょ?」
「俺、スーパーマリオ大好き!」
「ダンス面白かった!」
「あのダンス、私もできるようになりたーい!」
などなど、たくさんの感想が飛んできました。
そんなキッズ達の歓声に応えた後、しばらくたって身体が落ち着いてきました。
すると、全身の筋肉の疲れが、どっと押し寄せてきました。
やはり1分半とはいえ、真夏の炎天下で全力投球で踊るのは、肉体的にはかなりハードです。
でも、僕の気分はハイになっていました。
この全身の疲れさえも、心地よく感じました。
僕:「いや~、これ、いいね!」
Y君:「いいっすよね!たまらないんですよ!」
僕:「楽しいなぁ~!」
Y君:「まだ1回目ですからね!」
僕:「まだこれから何回かやるんだもんね!」
そう、実はこの夏祭りイベントは、「回数無制限」なのです。
夕方6時までは会場を使いたい放題なので、僕らの体力が続く限り、何度でも同じ振りを繰り返して良いルールでした。
・・・つづく。
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