From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※僕が20才の頃、「アクション俳優になろう!」と決めて、「俳優養成所」に入った時のストーリーの続きです。
 
 
最初の頃の燃えるような熱い希望が時間と共にしぼんできて、なんとなくダラダラしてくる第2ステージに入ってからしばらくした頃、僕のクラスを揺るがすような大きな出来事がありました。
 
 
これまでに見たことのないような、恐怖の「ボス敵」の登場です!
 
 
ここでクラスメイトの3分の2以上が振り落とされることになるとは、思ってもいませんでした。
 
 
 

③自分の本気度を確かめるボス敵登場!第3ステージ

それは、ある日突然やってきました。3ヶ月に一度のクラス替えで、いつものように演技の先生が代わりました。
 
 
クラス替えと言っても、同じ時期に入ったクラスメイトのメンバー構成に大きな変化はありません。先生がチェンジするだけです。
 
 
第2ステージのダラダラ期に入ってから、最初40人以上いたクラスメイトは30人ちょっとまで減っていました。
 
 
いなくなったクラスメイトは、途中で希望を失ってフェードアウトしていく人もいれば、例の大根役者事件で失望して違うクラスに移ったり、スクールを辞めていく人もいました。
 
 
とはいえ、それでも30人以上はいます。決して広くはないクラスルームのサイズからすると、けっこうな数です。
 
 
いつものメンバーでダラダラとした雰囲気の中、新しい先生が入ってきました。
 
 
先生は、小柄で白髪交じりの50代ぐらいの男性です。
 
メガネをかけていて、口の上のヒゲを伸ばしています。
 
なんだか今までの先生とは違う雰囲気です。
 
 
見た目は小柄なので威圧感はありませんが、眼光が鋭い感じで、ちょっと恐い雰囲気です。
 
 
でも、クラスメイトの多くはいつものようにおしゃべりしていて、先生が入ってきてもあまり静かにならない状態でした。
 
 
先生はクラス全体をゆっくり見回しながら、ひと言もしゃべらずに、厳しい表情でじっと立っていました。
 
 
その姿を見て、今までおしゃべりしていた人たちも静かになりました。
 
 
先生が静かに口を開きました。
 
 
「今日からこのクラスを担当する○○です。よろしく。」
 
 
みんな、静かにその場でコクンとうなずくように礼をしました。
 
 
先生は、トーンの低い声でゆっくり話し始めました。
 
 
先生:「私のクラスでは、必ずルールを守ってもらいます。まず今日は、そのルールから説明します。このルールを破った者は、例外なく出て行ってもらいます。一度追い出されたら、もう二度とこの部屋に入ってくることはできなくなるので、しっかり聞いておくように。」
 
 
クラスルーム内に緊張感が漂いました。
 
 
え??どういうこと??僕らは顔を見合わせました。
 
 
二度と入って来れない??
 
 
俺たち、お金を払って通っている受講生なのに??
 
 
みんな不思議そうな顔をしていました。
 
 
 
 

恐怖の時間

先生:「まず、ルール1つ目。これは当たり前過ぎて言うのもイヤになるが、レッスンが始まる前に携帯電話の電源を必ず切っておくこと。
 
 
まさか今の時点でまだ電源を切っていないやつがいるとは思えないが、念のため伝えておきます。
 
 
もし授業中に一度でも携帯が鳴ったら、すぐに出て行ってもらいます。」
 
 
先生が言い終わるかどうかの絶妙なタイミングで、誰かの携帯が鳴りました!!
 
 
「ピロピロピロ・・・」
 
 
場の緊張感とは対照的な雰囲気の着信音がクラスルーム内に響き渡りました。
 
 
次の瞬間、先生がものすごい剣幕で怒鳴りました!!
 
 
先生:「誰だ!!」
 
 
部屋にいる僕ら全員の身体が、驚きと恐怖でビクン!と動きました。そして、固まりました。
 
 
鋭く怒りのこもった先生の怒鳴り声には、殺意さえ感じるほどでした。
 
 
先生:「誰の携帯だ!!今鳴っているのは!!」
 
 
また恐ろしい声が部屋中に響き渡りました。
 
 
クラスメイト(僕と同じ20歳の男性)1人が、慌ててバッグの中から携帯を取り出し、震える手でボタンを押して音を消しました。
 
 
「す、すみません!」
 
 
先生:「出て行け!!」
 
 
「え??」
 
 
先生:「今すぐこの部屋から出て行け!!おまえは2度とこのクラスに来ることは許さん!!」
 
 
「え??で、でも・・・」
 
 
先生:「聞こえなかったのか?今すぐ出て行け!!」
 
 
先生は机をバンッ!と激しく叩きました。
 
 
僕らは全員ビクン!!と飛び上がりました。
 
 
それ以上はいられる雰囲気ではありませんでした。クラスメイトは、すごすごと部屋を出て行きました。
 
 
みんな自分のバッグに目をやっていました。
 
 
運悪く着信が鳴ったら、また同じ目に遭うでしょう。
 
 
恐すぎます!!
 
 
でも、恐怖の時間は始まりに過ぎませんでした。
 
 
・・・つづく。
 
 
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