【僕が「習い事」に感じた夢と希望:ダンス編68】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 

※僕が24才の時に始めたHIPHOPダンススクールの体験談の続きです。

日本にやって来たHIPHOPブームによって、僕が通うダンススクールの生徒数は一気に増えました。

オーナーも乗り気になって、クラス数を増設して、レベル分けも細かくされるようになりました。

僕はスクールに通い始めてからのキャリアは1年ちょっとでしたが、新しい人達がどんどん入ってきたことにより、いつの間にかY君と共に「最長キャリア組」になってしまいました。

僕よりもキャリアの長い生徒たちは、半年前に先生が変わったタイミングで、ごっそり辞めて行ってしまったからです。

おかげで、僕とY君はクラス内では「ダンスが上手なメンバー」扱いになってしまいました。

これはけっこうなプレッシャーでしたが、同時に燃える要素でもありました。

 

最後列から最前列へ

1年ちょっと前まで、僕とY君は一番後ろの列の狭いスペースで踊っている立場でした。

でも今は、最前列でみんなのお手本として踊ることになりました。

僕らの後ろには、20人以上の新人生徒たちがひしめいています。

なんだか、一気に昇進したような気分でした。

年功序列式の日本企業では、絶対に起こらない現象です。

僕とY君は、これまで以上にダンスが楽しくなってきて、練習量を増やしていきました。

 

当時の僕の練習スケジュール

当時の僕の仕事は、ジーンズショップの副店長的なポジションでした。

肩書きは副店長ではありませんが、実質やっていることは、店長代理でした。

(これは「全国チェーン店業界あるある」なのですが、正社員候補のアルバイト、もしくは正社員として入社すると、いきなり初日から店長候補として仕事をすることになります。)

僕の働くお店の店長は、エリアの中にあるお店の店長たちのリーダーのようなポジションでした。(一般企業で言えば、係長的な位置づけだと思います)

そのため、他のお店を視察に回ることが多く、自分のお店にほとんどいませんでした。

店長と僕はお互いが休みの日をずらすので、2~3週間顔を合わせないことがよくありました。

そんな状態だったので、スタッフのシフト組み以外の店長業務は、ほぼ全て僕がやっていました。

その結果、労働時間も長くなりがちでした。

当時の僕のスケジュールはこんな感じです。

↓↓↓

朝7時起床

↓↓↓

8時に出発

↓↓↓(通勤1時間)

9時にお店に到着&開店準備

↓↓↓

10時にお店をオープン

↓↓↓(営業11時間:うち休憩1時間15分)

夜9時にお店を閉店&銀行入金業務など

↓↓↓

夜10時に退店

↓↓↓(通勤1時間)

夜11時に帰宅

↓↓↓

夜11時半に夕食

↓↓↓(1時間ブレイク)

午前12時半からダンスの練習

↓↓↓(約1時間練習)

午前1時半に風呂に入る

↓↓↓

午前2時に寝る

↓↓↓(睡眠5時間)

翌日は朝7時起床

というサイクルです。

正直、肉体的にはかなりの重労働でした。

でも、ダンスの練習だけは楽しくてやめられませんでした。

僕にとっては、1日の中ですべてを忘れて目の前にことに集中することができる、至福の時間でした。

たぶん、ダンス練習中はアドレナリンが出まくっていたのでは?と思います。

肉体的には疲れていましたが、精神的には回復している感覚がありました。

また、動き始めると疲れが取れていく感じもありました。

1日中お店で立っていると、足が棒になります。

でも、ダンスのステップを踏むことで、血行が良くなって足の疲れが取れていくように感じました。

 

スキマ時間を見付けて、どこでも練習

当時、僕は自分の車を持っていなかったので、自転車と電車で通勤していました。

自転車30分&電車30分=トータル1時間

という内訳です。

このうち、電車の待ち時間が10分ぐらい含まれていました。

当時、僕が通勤で使っていた御殿場線という電車は、かなりローカルな路線なので、1本ずつの電車の間隔が長めでした。

昼間で30分~40分間隔。

夜になると、1時間に1本ぐらいの間隔です。

当然、プラットフォームでの待ち時間が長くなります。

たまに閉店作業が10分~15分ぐらい早めに終わって店を出ても、結局は駅で待つことになるので、帰宅時間は変わりません。

そこで僕は、駅のプラットフォームでダンスの練習をするアイデアを思いつきました。

ウォークマンを聴きながら、音楽に合わせて練習するのです。

僕が帰る時間帯の御殿場線のプラットフォームには、ほとんど人がいませんでした。

たまに2~3人ぐらい待っている人がいましたが、そういう時にはプラットフォームの一番端っこまで行けば、誰もいない状態になりました。

僕は電車の待ち時間の15分ぐらいの間に、ステップの練習をするようになりました。

すると、これがけっこう楽しくて、電車の待ち時間があっという間に過ぎました。

駅で練習したいから、お店の閉店作業もできるだけ早く終わらせよう!というモチベーションにつながりました。

当時のお店のタイムカードは15分刻みでした。

15分ごとに残業扱いになる計算です。

たとえば、夜9時45分までにタイムカードを切るのと、9時46分にタイムカードを切るのとでは、残業代が変わってきます。

そのため、たとえば夜9時40分に作業が終わった場合、「どうせならあと6分作業してからタイムカードを切った方が、給料が増える」という心理が働きました。

でも、駅のプラットフォームでダンスのステップを練習するようになってからは、1分でも早く店を出たい!という気分になりました。

数百円の残業代より、時間が欲しい!

と思うようになったのです。

今考えると、この時に「すきま時間を、自分がやりたいことにフル活用するクセ」が養われました。

それが、数年後に英語学習を始めた時にも役立ちました。

・・・つづく。

 

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