From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
最近、僕が弟と2人で行った「ラスベガス1週間の旅」の体験談の続きです。
前回の記事では、アメリカの空港で道案内をお願いしたときの体験談をシェアしました。
空港ではほとんどの場合、「ドラクエ方式」で案内がされます。
最初の1人目の村人に話しかけると、「次に誰に話しかければ良いか?」を教えてくれます。
そして、2人目の村人に話しかけると、「次に誰に話しかければ良いか?」を教えてくれます。
そうやって続けているうちに、宝物の眠る洞窟にたどり着くのです。
これは、ホテルでも同じでした。ラスベガスのホテルは巨大です。
大きなホテルだと、片側の入り口から入って、反対側の出口まで行くのに、20~30分ぐらいはかかります。
当然、そこで働く人たちも、ホテルのすべてを把握しているわけではありません。
ホテルで働くスタッフ達は、自分の持ち場から外側のことはあまり知りません。
サービスカウンターで係員に聞くのが一番手っ取り早いのですが、そもそも広すぎてサービスカウンターを見つけるだけでもかなり大変です。
僕は最初の頃、
(あぁ、一度に全部の情報を教えてくれればいいのに・・・)
と思っていました。
全部の情報を一度に与えられたら・・・
今回の旅行中、サービスカウンターで道案内を受ける機会が3回ぐらいありました。
その結果、僕らは道に迷いました・・・
何度か迷ううちに僕は、「なぜ一度に情報をもらっているのに迷うのか?」が分かりました。
それは、僕自身が方向オンチなので、「一度にもらった道案内情報を、覚えていられない」ということです。
また、ちょっと時間がたつと、すぐに忘れてしまいます。
サービスカウンターで道案内を受けたとき、こんな感じで言われました。
係員「ここを出て右に曲がったら、そのまままっすぐ歩きます。すると左側にドアが見えてくるので、そのドアを開けて、すぐ右側に見えるエスカレーターに乗って下に降ります。降りたらすぐに左に向かって歩くと扉が出てくるので、そこを開けて外へ出て、すぐ左側を見ると、お探しのデスクがあります。」
今の内容を聞いてすぐに歩き始めて、その通りに行ける・・・なんて人は多くない気がします。
少なくとも僕の場合は、日本語でも今の内容を覚えられません。
これを英語で言われると、聞き取ることに集中力を使ってしまい、ちょっと経った頃にはもう忘れている・・・なんてことが連発しました。
そもそも道案内は難しい?!
よく英語学習者の方から、
「道案内ぐらいは英語でできるようになりたい。」
「道案内ぐらいは英語で理解できるようになりたい。」
というセリフを聞きます。「道案内ぐらいは~」という言葉には、「道案内=カンタン」というイメージがあるようです。
でも実は、道案内は語学学習の中でも、かなり高度な部類に入ります。
これは、初心者の方が、「日常会話ぐらいはできるようになりたい。」と思うのと同じだと思います。
上級者になるほど、「英語は日常会話ほど難しいものはない」と言います。
道案内は、日常会話ほどではありませんが、それでもかなりの難易度の高さです。
①相手の話す英語を一字一句、正確に聞き取る
②道順や方角を、頭の中でイメージする
という2つの作業を、同時に行うのはかなり負荷が高いです。
そこで、その負荷を少しでも軽減しつつ、「ミスして迷う確率」を下げるために、「道案内で迷わないための3つの法則」を発見しました。
道案内で迷わないための3つの法則
僕は今回のラスベガス旅行の道中で、
「せっかく道案内を受けたのに、結局迷ってウロウロする」
という体験を何度もするうちに、この3つのポイントを守れば、知らない道を聞くときでも迷いづらくなる、という法則を発見しました。
↓↓↓
①道を聞く相手を賢く選ぶ
②道を聞く相手は1人だけで済まさない
③紙とペンを渡す
次回の記事では、この3つの法則をひとつずつ詳しく解説していきます。
・・・つづく。
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