【英検準2級&2級のレベル:大人は何級から受ければいいの?④】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む

前回の記事では、英検3級ってどんなレベル?という解説を詳しくお伝えしました。

英検3級で測られる基礎力は、英会話をする上で絶対に必要な、大事な土台の部分です。

そして、土台がグラついている状態で英検3級の問題を解くと、けっこう足下をすくわれてミスします。

想像以上に、英検3級はスゴいのです。

土台がグラついている状態で難しいボキャや文法ルールを頭に入ても、あまり効果がありません。

とはいえ、中学生も受けている英検3級を最終目標にするのも、ちょっと物足りないと思います。

前回お伝えした通り、

目標の級を決めるときの基準は、

「そのレベルになった自分を想像した時に、ワクワクするかどうか?」

です。

もう少し上のレベルを狙うなら、英検準2級レベルです。

英検準2級ってどんなレベル?

今回も英検の公式サイトより引用&抜粋します。

↓↓↓

テーマ:使える英語で世界へ

・高校卒業程度

・教育や科学などを題材

※2次面試験の面接で問われる、細かい描写力(僕の個人的な追加)

【レベルの目安】

①センター試験の問題形式と共通点が多く、入試対策にも最適。

②文部科学省の定めた、高校卒業段階の英語力の達成目標:準2級~2級

と書いてあります。

英検3級が中学英語で、準2級は高校英語です。

そして、文部科学省が「高校を卒業するまでに、最低でも英検準2級レベルの英語力を身に付けておいてね」と言っているわけです。

英文のトピックも、教育や科学など、日常のカジュアルな会話レベルを超え始めます。

ここまでの力を身に付けたら、「一通り学生時代の英語力は取り戻せた」と言えるでしょう。

面接はけっこう難しい

また、これは、僕が個人的に上記に加えた項目ですが、準2級の面接では、「人の動きを描写する問題」が出てきます。

5人の老若男女のキャラが、それぞれ違うことをしている絵が出てきて、1人ずつ何をしているところかを、~ing の現在進行形で描写するのです。

これがけっこう、言えそうで言えないことが多いです。

たとえば、

・女の子が、花に水をあげている

・男性が、台車を押している

・男の子が、カベにポスターを貼っている

といった、日常のちょっとした動きを英語で描写するのです。

いかがでしょうか?

上記の3つの例文を、素早く英語にできますか?

けっこうムズカしいですよね?

英検準2級の面接問題では、このように「日常的に使いそうだけど、パッと出て来ない英文」をアドリブで話さなければならないのです。

面接対策をする過程でも、かなりの力が付くこと間違いなし!です。

次に、英検2級レベルを見てみましょう。

英検2級って、どんなレベル?

テーマ:使える英語で世界へ(準2と同じ)

・大学入試レベル

・海外留学の基準

・履歴書で評価される

【できること】

①海外留学、国内での入試優遇・単位認定など。コミュニケーション力が高く評価される。

②ビジネスシーンでも採用試験の履歴書などで英語力をアピールできる。

と書いてあります。

日本人の英語力が最も高まるのが、大学受験時代と言われています。

その受験レベルにある英検2級は、「英語ができる人であることの証明」とも言えるわけです。

その証拠に、英検2級を持っていると、海外留学先の学校で受け入れてもらえる条件になったり、国内の大学の入試で英語試験が免除になったりするのです。

高校生がやっきになって英検2級を取りたがる理由が分かります。

また、ビジネスシーンでも履歴書に書けば、「おっ!英語ができる人なんですね!」と思われます。

ここまで来ると、周りの人達から「英語ができる人認定」を受けることができます。

僕自身の体験を振り返っても、ちょうど英検2級に合格した頃、周りから「英語ができる人扱い」を受け始めました。

自分でも「ネイティブ相手に英語で深い話ができ始めたぞ!」と感じ始め感動を、今でも覚えています。

英検2級に合格してから数ヶ月後に、仕事をやめてカナダのバンクーバーにビジネス留学しました。

そこではビジネスコースに通って西洋ビジネス文化を学び、英語の履歴書の書き方や採用面接の受け方を教わりました。

仕上げとして、実際に現地の企業に履歴書を送り、面接を受けた後にインターン生として働きました。

僕が配属された部署はマーケティング部門だったので、研究職のような専門的な用語は出て来なくて、何とか仕事はこなすことができました。

インターン期間の最後には、正社員のポジションのオファーもいただけたので、僕の英語力は現地の職場で通用していたと思われます。

僕は当時、どうしても日本に帰らなければならない事情があったので、正社員雇用のオファーはお断りしましたが、お誘いを受けたこと自体が、大きな自信につながりました。

英検2級レベルの英語力を固めてから留学すると、現地に着いてからいきなりコミュニケーションが取れるので、その後の伸びが早いことが分かりました。

これが、英検2級の体感レベルです。

そこからさらに上を目指そうと思った場合、準1級が待っています。

 

・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

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