
from 師範代Shinya(英語学習のヒントをYouTubeでも発信中)
英語学習を20年以上続けてきて、最近ちょっと思うことがあります。
「英語を勉強するか、しないか。」
この考え方自体が、もしかすると英語を続けにくくしているのかもしれません。
僕も英語を始めたばかりの頃は、
「今日は英語を勉強した。」
「今日は英語をやらなかった。」
みたいな感覚がかなり強かったです。
英会話スクールに行けば、今日は勉強した日。
テキストを開かなければ、今日は何もしなかった日。
そんなふうに、英語の時間とそれ以外の時間が、かなりハッキリ分かれていました。
でも今は、昔ほどそういう感覚がありません。
英語を「勉強するもの」として生活の外側に置くというより、普通に生活の中に英語がある感じです。
最初は僕も「英語を勉強する人」だった
僕が本格的に英語を始めたのは、ジーンズショップで働いていた頃です。
当時は店長に昇格したばかりで、毎月の売上目標やスタッフ育成のプレッシャーもあり、休日になると仕事とはまったく違うことをしたい気持ちがありました。
そこで始めたのが英会話でした。
最初は女性との出会いの場になったらいいな、という気持ちもありました。
今思えば、かなり不純な動機です。
ただ、実際に通い始めると、英会話スクールにいる時間そのものが楽しくなっていきました。
仕事のことを考えなくていい。
知らなかった単語を覚えたり、外国人の先生と話したりする。
それが僕にとって、ちょっとした現実逃避のような時間になっていました。
当時の僕は、英検1級を取るとか、英語を仕事にするとか、そんなことはまったく考えていませんでした。
ただ英語がある休日が、けっこう気に入っていたんです。
「何のために勉強するのか」が決まっていなくてもいい
英語学習というと、よく目標を決めた方がいいと言われます。
TOEICで800点を取る。
英検に合格する。
海外旅行で英語を話せるようになる。
もちろん、目標があった方が頑張りやすい時期もあります。
僕自身も試験を受ける時には、かなり明確な目標を持って勉強してきました。
でも、20年以上ずっと目標があったわけではありません。
特に何かの試験を受ける予定もないのに英語を勉強していた時期もありますし、ただバーで外国人と話すのが面白くて続けていた時期もあります。
31歳の時には、初めてカナダへ行って3ヶ月生活しました。
ビジネスコースで学んだり、最後の1ヶ月はインターンとして働いたりしました。
英語を始めた当初には、そんなことをするとは考えていませんでした。
先に立派な目的があって、それに向かって一直線に進んだわけではないんです。
英語を続けていたら、あとからやってみたいことが増えてきた感じです。
英語を「勉強時間」だけに閉じ込めなくてもいい
たとえば、英語学習者の中には、
「毎日1時間勉強しないと。」
「今日は30分しかできなかった。」
「最近オンライン英会話を受けていないからダメだ。」
と考える人もいると思います。
僕もこういう発想になることがあります。
ただ、英語との付き合い方は、もう少し広く考えてもいいんじゃないかなと思います。
海外のYouTubeを見る。
外国人と話してみる。
旅行先で英語を使ってみる。
これは全部、テキストを開いて机に向かう勉強とは少し違います。
でも、英語があることでできることです。
僕の場合、今でも英語の教材を使って勉強しますが、それと同じくらい、英語で誰かと話したり、英語について「これってどういう感覚なんだろう」と考えたりする時間があります。
そうなると、勉強をしているのか、ただ英語で遊んでいるのか、自分でも境目がよく分からなくなってきます。
個人的には、そのくらいがちょうどいい気がしています。
「英語ができるようになってから」じゃなくてもいい
英語を勉強していると、
「もっと話せるようになったら海外へ行こう。」
「もう少し聞き取れるようになったら外国人と話そう。」
と考えがちです。
でも僕は、英語が完成してから何かを始めた経験がほとんどありません。
カナダへ行った時だって、今よりずっと英語はできませんでした。
インターンで働いた時も、聞き取れないことやうまく説明できないことは普通にありました。
それでも、その時の自分の英語で生活していました。
英語を勉強してから使うという順番だけではなく、英語を使う場所に入ってしまって、そこでまた必要な英語を覚えることもあります。
僕はそっちの方が、あとで思い出に残っていることが多いです。
「英語を続けられるか」より、英語をどこに置くか
英語を何年も勉強していると、途中でやる気がなくなる時期は普通にあります。
毎日楽しく勉強できるわけではありません。
僕だって、今日はやりたくないなと思う日はあります。
なので、「ずっと高いモチベーションを維持しよう」と考えるよりも、自分の生活のどこかに英語が残っている状態を作る方が、僕には合っていました。
英会話をする。
好きな教材を読む。
海外へ行った時に少し使ってみる。
その時によって英語との距離は変わります。
がっつり勉強する時期もあれば、かなり薄くなる時期もあります。
それでも完全にゼロにはしない。
振り返ってみると、僕が20年以上英語を続けてこられた理由のひとつは、ここだったのかもしれません。
「これからも英語を勉強し続けられるだろうか。」
そう考えると、なんだか重たいです。
でも、
「これからの生活にも、英語が少しある方が面白そうだな。」
僕は今なら、こっちの感覚の方がしっくりきます。
毎日何時間も勉強する必要はないし、いつも高い目標を持っている必要もない。
英語がある生活を、自分なりの距離感で続けていく。
今の僕は、そんな感じです。
P.S.英語を長く続けていく中では、その時々で「今の自分に必要な勉強」も変わってきます。
英単語をもっと増やしたい時もあれば、英語が口から出ないことに悩む時もある。文法をもっと感覚的に理解したくなる時もあります。
僕が作っている動画セミナーや講座も、そうした「今の悩み」に合わせて選べるようにしています。
「これから何をやろうかな?」
「今の自分には、どんな勉強が合っているんだろう?」
と思った方は、こちらのページをのぞいてみてください。
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