From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
僕が人生で初めて書いた本「やり直し英語革命」が出版されるまでのストーリーの続きです。
出版のやり方を教えるセミナーで、講師の吉田さんが僕らにとても丁寧に出版の仕組みを教えてくれました。
商業出版 VS 自費出版
吉田さん:「出版の世界には、大きく分けて商業出版と自費出版という2種類があります。」
僕:(そういえば、なんか聞いたことあるな・・・)
吉田さん:「商業出版は、出版社が経費をかけて本を作って、著者が印税をもらう仕組みです。自費出版は、著者が出版社にお金を払って、自分の本を作ってもらう仕組みです。」
僕:(自分でお金を払うのか・・・それは大変そうだ)
吉田さん:「自費出版は、最初に200~300万円ぐらいのお金が必要です。発行部数にもよりますが、かなりの額の費用がかかります。
商業出版は、著者は1円もお金を払う必要はありません。」
僕:(そうか!これは商業出版の方が良さそうだ)
吉田さん:「世の中にある出版セミナーの多くは、自費出版を勧めているものが多いんです。あと、よくネットで見かける『あなたの本を出しませんか?』みたいな広告も、ほとんどが自費出版です。」
そういえば僕も、アメブロを書き始めた頃、「あなたのブログを本にしませんか?」みたいな広告が出てきて気になったのを思い出しました。
また、「出版プロデューサー」を名乗る人から、メッセージが届いたこともありました。
この時には僕はブログ記事を書くことだけで精一杯だったので、詳しく話を聞くことはないままお断りしましたが、今思い返せば、あれは自費出版だったんだと思います。
商業出版のメリット&デメリット
吉田さん:「自費出版と商業出版には、それぞれメリットとデメリットがあります。どちらが良くて、どちらが悪いということはありません。」
僕:(あら?そうなのか!商業出版が100%良いってわけでもないのか)
吉田さん:「商業出版のメリットは、先ほどお伝えしたように著者の金銭的な負担がないことです。
また、2作目、3作目を書こうと思った場合も、出版社からの見られ方が違います。
1作目で商業出版している著者の方が、2作目以降でも商業出版しやすくなります。」
僕:(そうか・・・たしかに、1作目から商業出版している方が、「ハクが付く」のかもしれないな)
吉田さん:「一方、商業出版のデメリットは、自分の思ったような内容の本を、自由に書けないことが多いことです。
商業出版の場合、リスクを取るのは出版社です。本を作っても売れなかったら、在庫を抱えることになります。それは出版社にとって大きなリスクです。
だから出版社は、できるだけ『売れる本』を作ろうとします。出版社にとって一番大事なのは、1冊でも多く売れるかどうか?です。ここが、著者との視点の違いです。
著者は、自分の信念や情熱で本を書こうとします。でも多くの場合、出版社の編集者と意見がぶつかることになります。」
僕:(やっぱりそうか・・・自由度が減るのか。そういえば、森沢先生も言ってたな。ブログ記事を書くような感覚で自由には書けないんだろうな)
自費出版のメリット&デメリット
吉田さん:「自費出版の方は、そういった縛りがありません。自分の自由に書いた本を出せます。
お金を払ってリスクを取っているのは自分なので、編集者には自分の意見が通りやすくなります。
なので、こだわりが強くて妥協したくない著者は、自費出版の方が向いています。」
僕:(なるほど!自由をお金で買うって感じかな)
吉田さん:「出来上がった本が本屋さんに並んだら、お客さんの目からはこれが自費出版で出された本か?商業出版か?の区別はつきません。見た目は一緒です。」
吉田さん:「自費出版のデメリットは、さっきお伝えした費用の面と、あともう一つあります。それは、ひとりよがりの文章になってしまいがちだということです。」
僕:(ほぅ!メリットとデメリットが裏返しってことか!)
吉田さん:「誰からも指図されずに本を作れるということは、自分の力だけで文章を作ることになります。それは、必ずしも良いことばかりとは限りません。
商業出版の場合は、編集者とのすり合わせ作業が必要です。ふつうは、意見がぶつかり合います。そのぶつかり合いを乗り越える過程で、著者として成長できます。
その結果、自分ひとりでは書けないような本が出来上がることが多いのです。
これは本に限らずどんな芸術作品もそうだと思いますが、異質なものがぶつかり合って混ざった時に、良い作品が出来上がるのです。」
僕:(おぉ!!それはスゴい!!たしかに、面倒そうだけど、やる価値がありそうだ!)
吉田さん:「だから、私の出版塾では、商業出版しか勧めていません。本を出すという結果だけではなく、その過程で著者のみなさんに成長していただきたいからです。
あえて最初からハードルの高い商業出版にチャレンジしてもらうことで、自分を磨いて欲しいんです。
それに、商業出版が決まれば、出版塾の受講料は印税でまかなえます。」
僕:(そうかぁー!やっぱり商業出版だな!よし!)
僕は吉田さんの話を聞いて、気合いが入りました。
そして、「出版塾に入ろうかなぁ~」と思い始めていました。
僕のすぐ隣に座っている女性の話を聞くまでは・・・
・・・つづく。
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