from 師範代Shinya
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
※僕が英語学習を長年継続できている理由と、ブログ記事の執筆が長年継続できている理由に共通する、「9つの戦略」をお伝えする続きです。
7つ目の戦略は、インプットの量を増やしたことです。
英語学習の時には、ふだんのトレーニングに加えて、自分が憧れる人の話す英語をたくさん聞いたり、自分がカッコいいと思える英語の格言、映画の中のセリフなどを見付けて、インプットしました。
「インプットを増やす」と聞くと、違う英語フレーズや文章をたくさん聞いたり読んだりするイメージがわくかもしれません。
でも、特に気に入った英語を何度も聞き返すのも良いと思います。
たとえば僕の場合は、英語トレーニングを始めたばかりの頃、歌手のメロディーさんの話す英語に憧れました。
メロディーさんは生まれも育ちもハワイで、英語と日本語の完全なバイリンガルです。
メロディーさんが当時、Mステなどの音楽番組に出ていた時には、完全に普通の日本語でタモリさんと話していました。パッと見は日本人と変わらない感じでした。
メロディーさんの話す英語
でもある日、僕が当時よく見ていたNHKの「英語でしゃべらナイト」という番組の中で、海外から来日した有名人たちと一緒に、メロディーさんがレッドカーペットを歩きながら英語でインタビューを受けていました。
その時に、メロディーさんがものすごくキレイな発音で英語で答えているのを見て、衝撃を受けました。
日本語で話す時と、英語で話す時の声のトーンがぜんぜん違って、まるで別人が話しているように聞こえました。
「うぉ~!カッコいい!!自分もこんな風に英語をしゃべれるようになったら、いいなぁ~」
と、憧れました。
メロディーさんは女性なので、僕とは全然キャラが違いますが、自分の英語学習の目標になりました。
僕はメロディーさんが英語を話すシーンの録画を、寝る前に何度も見返しました。
ブログもインプットが大事
ブログ記事を書き始めた時も、インプットを増やしました。
1つ目の戦略でご紹介した「ブログの文章術を教えるセミナー」の中で、こんな風に言われました。
「書けるようになりたかったら、インプットを増やしましょう。たくさん本を読んだり、他の人のブログを読んで、文字のインプット量を増やしてください。同じ本を何度も読み返すのも良いですよ。」
と。
僕はこれを聞いたとき、英語学習とのつながりを感じて、ピンと来ました。
そこで、自分がこれまでに読んで感動した本を読み返したり、読みやすくてつい引き込まれてしまう本を書く作家の本を何冊も買って読んだりしました。
お手本の作家
僕が気に入った作家の1人が、喜多川泰さんです。
喜多川さんは、小説の中で人生の大切な教訓を教えるという、ユニークなスタイルの本をたくさん出版しています。
僕は、本を読んで感動して泣いたのは、喜多川さんの書いた物語が初めてです。
僕は、喜多川さんの本を大量に読んで、気に入った一節は何度も音読しました。
喜多川さんの本はなぜ、こんなにスーッと文章が頭の中に入ってきて、情景が頭に思い浮かぶのか?
その理由を色々分析してみたところ、1つは「シンプルな文章で書かれている」ことが分かりました。
喜多川さんの本には、難しい言い回しや日常で使わない漢字などが入っていません。
読んでいて、
「あれ?この漢字、なんて読むんだ?」
「ん?なんだこの言い回しは?」
というように、つっかえることが一切ないのです。
読み返さないと分からない文章が一切ありません。
だから、流れるように読めて、ストーリーが頭の中にスーッと入ってきます。
自分が物語の主人公になったような気分で、読み進められるのです。
「いつか自分も、こんな読みやすい文章が書けるようになりたい!そのために、今日も書く練習を積むぞ!」
そう思いながら、ブログ記事を書き続けました。
英語学習もブログ執筆も、
「こんな風にできるようになりたい!」
と思える憧れの人を見付けると、モチベーションが保ちやすくなります。
次回は、8つ目の戦略をお伝えします。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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