from 師範代Shinya
大人がゼロから英語の勉強を始めようと思った時、こんな悩みに突き当たります。
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・最初にどんなテキストを買えばいい?
・どんな勉強法があるのか?その中で自分に合うものは?
・何から手つければいいか分からない・・・
始めたばかりの頃は、最初の一歩でやるべきことが見えないのが普通です。
その結果、こんな失敗パターンの行動を取ってしまいがちです。
よくある失敗パターン3つ
①いきなり英語の教材やテキストを買う
②いきなり英会話スクールに通い始める
③周りで英語が得意な人に聞く
この3つは、多くの人が取ってしまいがちな行動パターンです。
僕も最初の頃は、この3つをやってしまいました。
その結果、最初の1年間はほとんど英語力の伸びを感じられませんでした。
なぜ、この3つは失敗しやすくなるのでしょうか?
理由を解説します。
①いきなり英語の教材やテキストを買う
とりえあえず英語の教材やテキストを買おうと思った場合、よくある判断基準は「アマゾンのレビュー評価」などです。
他の人の評価の高さを基準に、英語教材を買うケースが多いと思います。
でも、これは失敗しやすくなります。
今の自分に合う確率が低くなってしまうからです。
アマゾンで高い評価を付けている人達の立ち位置は、今の自分と同じとは限りません。
星の数だけで判断すると、中上級者の人達が高評価を付けている本を、初心者の自分が買ってしまう確率が高くなってしまいます。
また、みんなが買っているからといって、自分がまったく興味のないTOEICの英単語帳を勢いで買ってしまったり。
逆に、カジュアルな英会話をしたくて、「ネイティブがよく使うこなれたフレーズ集」を買ったけど、自分が外国人を相手にそのフレーズを使う場面が日常でまったくないことに気付いたり。(※僕はこのパターンでした)
そんなことを繰り返した結果、「買ったけど、今の自分には早すぎた」という本がどんどん増えていき、本棚にどんどん未読の本がたまっていきます。
僕も最初の1年間で、自分に合わない英語テキストが本棚に数十冊たまりました。
②いきなり英会話スクールに通い始める
英会話ができるようになりたければ、とりあえず英会話スクールでしょ!
ということで、英会話スクールに通い始める人も多いと思います。
でも、これも実は①の「いきなり英語テキストを買う」のと同じ失敗につながりやすいです。
まず、英会話スクールでは入学時に英語力ジャッジのテストをしてからクラス決めをするところがほとんどです。
そのテストは、当然ながら「英会話」です。
先生と1対1で英会話して、レベルをジャッジされます。
そして、その結果に応じて自分が入るクラスが決まるのです。
でも、この方法だと英語の下地知識がまったく違う人同士が同じクラスになります。
たとえば僕の場合、28才で英会話スクールに通い始めました。
もちろん、初心者クラスのグループレッスンからのスタートでした。
僕の隣の席に座っていたクラスメイトのK君と仲良くなって色々と話を聞いたら、なんとK君は誰もが知る有名大学院出身で、TOEICの点数も600点台半ばでした。
一方、僕は高卒で、当時の英語力は、推定でTOEIC200~300点台だったと思います。
僕とK君の英語力の土台は全然違いました。
でも、「話すスピードや正確さ」という点で言うと、同じクラスになってしまったのです。
K君は今までまったく練習してこなかったので、入学時の英会話テストで、僕と同じぐらいだとジャッジされたのです。
でも、当然ながら、彼のリスニング力はとても高い状態でした。
僕が全然聞き取れない先生の英語も、ラクラク聞き取っていました。
僕にとってはハードなレッスンも、K君にとってはぬるま湯状態でした。
英会話スクールでは、こういうことが起こります。
僕にとっては学びの多いクラスでしたが、K君はその後しばらくして、もう少し負荷の高い方法で勉強ができる他のスクールに移っていきました。
このように、英会話力だけでジャッジすると、英語力の土台がまったく違う者同士が同じクラスになってしまうことがよくあります。
さらに、「今の自分にとって、本当に必要なのは英会話レッスンなのか?」という問題もあります。
超初心者の場合、いきなり英会話レッスンを受けても、実りのある時間になる可能性は低いことがあるからです。
③周りで英語が得意な人に聞く
これもよくあるパターンだと思います。
会社の同僚や上司で英語が得意な人に、
「どうやって英語を勉強したんですか?」
「使ったテキストは何ですか?」
「1日何分ぐらい勉強しましたか?」
と聞いた場合、けっこうスパルタな答えが返ってくることが多いです。
「俺は1日5時間はやった。そこまでやる覚悟がないなら、英語は最初からあきらめた方が良いよ。」
「英語なんて、使ってナンボだよ。とりあえず海外赴任して英語を使わざるを得ない状況に身を置くこと!そうすれば、必死で勉強するし、覚えたことはすぐ使う場面があるから。」
というように、ハッパをかけられることがあります。
また、先ほどのK君のように、英語のバックグラウンドが僕とまったく違う人に「今使っているテキストは何?」「普段どうやって勉強してるの?」と聞いても、自分に合わない確率の方が高いでしょう。
以上が、よくある失敗パターン3つです。
では、どうしたら良いのでしょうか?
次回の記事では、「大人がゼロから英語を勉強し始める時に、最初の1週間でやるべきこと」をお伝えします。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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