From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※僕が20才の頃、「アクション俳優になろう!」と思って「俳優養成所」に入った時のストーリーの続きです。
 
 
オーディション会場で台本を配られた後、20分ぐらいの自主練タイムを与えられました。
 
 
会場にいる約50人の男女は、静かに自分の席に座ったまま台本を無言で眺めています。中には小さなささやき声でセリフを読み上げている人もいるようです。
 
 
とはいえ、会場はかなり静まりかえっています。
 
 
 
いつも大声で練習している僕も、さすがにこの状況で「フルパワー音読」するのは気が引けました。
 
 
そこで、席を立ち上がって会場のすみに行きました。
 
 
会場内には係の人は誰もいません。
 
 
応募者だけなので、気が楽です。
 
 
僕は広い会場の端で他の応募者から離れた位置で、音読を始めました。
 
 
フルパワーとまではいきませんが、ふつうにしゃべる声よりも少し上ぐらいのパワーで話すようにしました。
 
 

フルパワー音読をする理由

僕が普段フルパワー音読で練習する理由は1つです。それは、
 
 
「自分の上限を引き上げておけば、コントロールできる幅が広がる」
 
 
からです。
 
 
たとえば、普段から120の力を出せるように練習しておけば、緊張する本番でも100ぐらいの力が出せます。
 
 
必要に応じて70とか50ぐらいにパワーダウンして演技することもできます。
 
 
でも、普段の練習を70ぐらいにしていた場合、いざ本番!となった時には上限が70以下になってしまいます。
 
 
緊張する本番では、練習の時よりも力が出せないのが普通です。
 
 
普段の練習で70しか力を出していない人が、「火事場の馬鹿力」でいきなり120の力を出せる・・・というケースは、ゼロではないかもしれませんが、かなり珍しいです。
 
 

英語トレーニングでも同じ

ちなみにこれは、英語トレーニングでも同じです。
 
 
ふだん小声でしか音読練習していない場合、いざ外国人に街中で話しかけられて英会話に突入した時には、小声になってしまうのが普通です。
 
 
その結果、自分の話した英語が雑音に飲まれて相手に聞き取ってもらえず、相手の外国人に、
 
 
「ハァ~?」(英語では「え?」という意味)
 
 
と言われて、自信がなくなってさらに小さな声になって、また
 
 
「ハァ~?」
 
 
と言われてしまい、そんなことを繰り返すうちに会話が成立せずに相手が苦笑いしながら去ってしまう・・・
 
 
なんてことになりやすいです。
 
 
 

ふだんの練習範囲内でしか動けない

人間はとっさの時には「ふだん練習している範囲内」でしか身体が反応しません。
 
 
小声でしか音読練習していない人が、英会話になった途端に大きな声で話し始める・・・ということは、めったに起こりません。
 
 
大きな声で話すためには、それだけでかなりの「意思の力」を消費するからです。
 
 
だからこそ、音読トレーニングは普段の会話の時と同じか、ちょっと大きめの声で練習しておく必要があります。
 
 
もちろん、ふだん通勤電車の中で音読トレーニングする場合は小声でやるしかありませんが、それでも1日に1回(3~5分程度)は家やクルマの中など声を出せる場所でフルパワー音読するようにしておいた方が良いです。
 
 

大きめ音読で台本練習

オーディションの場面に戻ります。
 
 
僕は部屋の片隅で「大きめ音読」を始めました。
 
 
ふだん話すボリュームを100だとしたら、家では200ぐらいのフルパワーで音読していますが、今回は110ぐらいのパワーに抑えながら音読しました。
 
 
会場が広いのと、窓に向かって音読しているので、そんなに目立ちません。
 
 
僕が席を立って大きな声で音読したのを見て、他の人達も立ち上がって部屋の四隅に移動して声を出し始めました。
 
 
僕にとっては、さらに声のボリュームを上げやすくなりました。
 
 
しばらくするうちに、部屋には何十人かの大きな声が響き渡るようになりました。
 
 
・・・つづく。
 
 
 

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