【僕が「習い事」に感じた夢と希望⑦~演技編2】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
せっかく数年間練習して身につけた格闘技のスキルを、何とか仕事にする方法はないものか?
 
 
といっても、試合で他人を傷つけたり、自分が痛い思いをしたりすることなく、格闘技を「平和利用」しながら生活できないものか?
 
 
と思った僕は、少年時代に憧れたジャッキー・チェンと同じ職業の「アクションスター」になる道を思いつきました。
 
 
とはいえ、アクションスターになるには、いったい何をどうすればいいのか?分かりませんでした。
 
 
日本ではあまり「格闘アクションスター」が活躍しているイメージがありません。
 
 
そもそも、香港カンフー映画のようなジャンルの映画の日本版を見かけること自体がほとんどありませんでした。
 
 

戦隊シリーズ

そこで僕は、とりあえず格闘モノの代表格で、日本の男子なら誰もが見たことがあるであろう、「○○戦隊シリーズ」の番組を録画して、超久しぶりに見てみました。
 
 
赤、青、黄色、緑、ピンクと、派手な原色のコスチュームを着て戦う戦隊モノに懐かしさがこみ上げてきました。
 
 
同時に、こうして大人になって見ると、改めて「このコスチュームの中に入っている人たち、スゴいキレのある動きをしてるな!」と思いました。
 
 
いったい、どういう人たちが入ってるんだろう?
 
 
どんな訓練を積んで、今の仕事を手に入れているんだろう?
 
 
と興味がわいてきました。
 
 
僕の知る限り、この「○○戦隊シリーズ」でコスチュームを着て戦っている人たちが、日本国内では一番有名な「アクションスター」たちでした。
 
 

テレビ局に電話してみたら・・・

久しぶりに戦隊シリーズの録画を見終わった僕は、コスチュームの中に入っている人たちの名前や所属事務所を調べるために、エンディングの歌の中で出演者の名前がズラッと並んで流れて出てくるパートをスロー再生しながら、注意深くチェックしました。
 
 
でも、残念ながらエンディングロールには「変身前の役者さん」たちの名前しかありませんでした。
 
 
そこで僕は、この番組を作っているテレビ局に電話をかけてみました。
 
 
電話に出た人に、何て説明すればいいんだろう?自分はアクション俳優になりたいんですが、なんて言ったら笑われるかな?
 
 
と思いながら、受話器を持つ手が震えるほど緊張してきました。でも、前へ進むにはやるしかありません!
 
 
ドキドキしながら、電話番号を押していきました。
 
 
プルルルル~
 
 
ガチャ!
 
 
最初に電話に出た人は、女性でした。
 
 
女性:「はい、○○テレビです。」
 
 
僕:「あの~ちょっとお伺いしたいのですが、○○戦隊○○レンジャーの番組の中で出ている、コスチュームに入っている役者さん達のお名前と所属事務所の連絡先を知りたいのですが・・・」
 
 
女性:「○○レンジャーのコスチュームの中の役者さん達の名前と事務所の連絡先ですね。ちなみに、どういった理由で知りたいかお伺いしてよろしいでしょうか?」
 
 
僕:「実は、僕は今、アクション俳優になりたいと思っているんですが、どうやってなればいいのか?まったく分からない状態でして・・・すでに活躍している人たちに聞いてみたいなと思ってご連絡しました。」
 
 
女性:「そうなんですね。分かりました。では、担当の者に代わりますので、少々お待ちください。」
 
 
(おっ!なんか、ふつうに対応されたぞ!いい感じだ!)
 
 
しばらくしてから、担当の男性が電話に出ました。
 
 
男性:「はいはい、お電話代わりました。」
 
 
僕:「あ、先ほど女性の方にお伝えしたんですが、実は・・・」
 
 
男性:「はいはい、聞いてますよ。アクション俳優になりいから、連絡先を教えて欲しいとか。」
 
 
僕:「はい、そうです。」
 
 
男性:「いや~実はね、顔出ししている俳優さんたちの名前は分かるんだけど、コスチュームの中に入っている俳優さん達の名前は分からないんですよ。」
 
 
僕:「そうなんですか・・・」
 
 
男性:「あ、でもね、彼らが所属している事務所は分かりますよ。え~と、どこだったかなぁ・・・あ、そうそう!ここだ!ジャパンアクションクラブ。」
 
 
僕:「ジャパンアクションクラブですか!分かりました!」
 
 
(おー!なんか、それっぽい名前だ!)
 
 
男性:「じゃあ、電話番号言いますから、メモしてくださいね。」
 
 
僕:「はい、お願いします。」
 
 
(メモを取る)
 
 
僕:「ありがとうございました!助かりました!」
 
 
男性:「はいはい!じゃあ、頑張ってくださいね!」
 
 
ガチャ。
 
 
おー!!なんか、すごく自然に教えてもらえたぞ!しかも、応援メッセージまで!
 
 
てっきり笑われるかと思ったけど、よく考えたら、テレビ局の人たちは芸能人と日常的に接してるわけだから、彼らを特別な存在だとは思ってないんだよな・・・どんな芸能人だって、最初は普通の人だったわけだし。
 
 
「おまえなんかにできるわけない!」とバカにして笑ってくるのは、その道をよく知らない未経験の人たちだけなんだろうな。
 
 
あ~!聞いてみて良かった!
 
 
思ったよりあっさり情報をゲットできた僕は、一気に道が開けたような感覚になりました。
 
 
さっそく、教えてもらったジャパンアクションクラブの電話番号にかけてみることにしました。
 
 
・・・つづく。
 
 
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