From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※僕が20才の頃、「アクション俳優になろう!」と決めて、「俳優養成所」に入った時のストーリーの続きです。
前回の記事では、「僕が本気で役者になろうとしたら出てきた心理的なカベ」についてお伝えしました。
自分の中で演技に対する考え方や見方、価値観が変わったことで、それまで仲良くしていた人達との会話に同調できなくなってきたのです。
この感覚を初めて体験したのは、僕が21才の頃でした。
ちょっと時間をタイムスリップさせて先へ進むと、実は僕が28才で英会話を始めた時にも同じようなことが起こりました。
それまでと違うことをやり始めて、その道に本気になってくると、周りの人達との摩擦を感じるようになってくるのです。
新しい自分になる
演技と英語はジャンルは違いますが、共通している点があります。
それは、演技も英語も
「自分の生活スタイルや人間関係を大きく変える可能性を持ったスキル」
という点です。もちろんどちらも「ちょっとかじった程度のレベル」では何も変わらないかもしれませんが、ある程度のレベルまで極めた場合、前と同じ価値観や生活環境でいられる可能性(それで満足できる可能性)は低いです。
演技をある程度のレベルまで極めたら、おそらく職業は役者になるでしょう。
役者になれば、会社員だった頃とは全く違った世界で生きることになります。
人間関係が大きく変わり、収入も大きく変わるでしょう。
有名になれば、周りの自分を見る目も変わります。
これは大きな変化です。
そして、英語も同じです。
英語をある程度のレベルまで極めたら、日本語しか話せなかった頃とは違った世界で生きることになります。
外国人の友達ができれば人間関係が大きく変わります。
自分の実力を試したくなって「大人の留学」をしに海外に滞在することになるかもしれません。(僕も31才の時にカナダに3ヶ月間留学しました)
TOEICテストで高得点を取ったら仕事も変わるかもしれません。
英語が堪能になれば、周りの自分を見る目も変わります。
これは大きな変化です。
変化の良い面&ツラい面
自分の内面が変化すると、それまで仲良くしていた人達との会話がかみ合わなくなってくることがあります。
これまでの「ノリ」が何となく居心地が悪くなってくるのです。
たとえば、新しくできた外国人の友達と英語で深い話ができるようになったとします。
すると、それまでの自分の中にあった常識がガラガラと音を立てて崩れるような感覚を味わうことがあります。
「え?今まで自分がしがみついてきたものは何だったの?こんな生き方もできるの?だったらそっちの方がいいよ!」
と思ってしまうことが増えるのです。
そんな体験をした後には、今までの友達と今までのノリで話すのは難しくなります。
自分の中で「今までの人間関係に合わせていくのか?」それとも「新しい人間関係の中に飛び込んでいくのか?」の2択の間で揺れ動くことになります。
これが変化のツラい面です。
一方で、変化することで新しい自分に出会うことができます。
「もっとやれる自分」に出会うことで、自分の中で「俺の人生こんなもんだろう」と思っていた考えが変わります。
そして、「もしかしてこんな生き方もできちゃう?」という可能性を感じるようになるのです。
言葉=文化
言語にはその国の文化が埋め込まれています。
英文法や英単語の中には、日本とは違う考え方が詰まっています。
・英語は結論を大事にするから主語と動詞を先に言うのか!
・英語の世界では「仕事=疲れる」という図式ではないから、「お疲れ様です」という表現はないのか!
など、たくさんの新しい気付きや発見があります。
英語を学ぶことは、英語圏の国の文化を自分の中に吸収するのと同じです。
「英語を学ぶこと自体」が、西洋文化を自分の中に取り入れる行為なのです。
人間関係の変化=人生の変化
さらに、英語をある程度のレベルまで極めると、人間関係が変わります。
人間関係が変わると、自分の価値観が変わってきます。
よくマスコミ情報などでは「日本は欧米化している」と言われることが多いです。
でも英語圏の人達と接するうちに「そんなことはないな」と気付くようになります。
日本文化(とうか東洋文化)と西洋文化は真逆と言っていいぐらいの価値観でできています。
それを自分自身の体験から気付いたとき、自分の中で大きな変化が起こるのです。
・・・つづく。
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