From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※僕がカラーコーディネーター1級の試験に再チャレンジしながら、ジーンズショップに転職した時の体験談の続きです。
新しい職場でスタッフの輪に入ることを拒んだことで、全員から「無視攻撃」を受けるようになった僕は、入社そうそうピンチになりました。
何より、仕事上で分からないことがあっても教えてもらえないのが困りました。
「しまったぁ~!反抗するのが早すぎたか・・・」
と思いましたが、後の祭りです。
当時の僕は24才。あれから20年たった今思い返せば、当時30代前半の店長から言われた、
「上に立つ人間はスタッフに嫌われなければならない」
という考え方は、ちょっと短絡的だと感じます。
①スタッフとほとんどコミュニケーションを取らないで威圧感を保っている店長
②スタッフと近い関係になり過ぎて、バイトの1人みたいになっていたAさん
この2極化した2人を見ていた僕は、どっちかにならなければならないと思っていました。
そして、いきなり①の店長のポジションを取ろうとしました。
そして、スタッフ全員を敵に回してしまったのです。
カラーの勉強がはかどる?!
でも、ひとつだけ良いポイントがありました。
それは、カラーの勉強が予想外にはかどったのです。
ただでさえ長時間労働で帰ったらヘロヘロになるのに、昼間に無視攻撃で精神的ダメージを受けて、なぜ勉強がはかどるのか?
不思議ですよね。
でも実際、僕の勉強ははかどりました。これは後から知ったのですが、実は「怒りの感情」というのはエネルギーを出すのに役立ちます。
どんなに穏やかで冷静な人でも、怒った時には大きな声を出し、顔が赤くなり、全身の筋肉に力が入ります。
怒りというのは、すごいパワーを生むのです。
「なにくそ!!」
という強い怒りが、前進するためのエネルギーを引き出すことがあります。
よくマンガの描写でも、主人公がこんな流れでパワーを発揮するシーンが描かれます。たとえばドラゴンボールZの名シーンと呼ばれる中には、こんな描写があります。
①主人公の悟空が強敵フリーザと戦う
↓↓↓
②フリーザの圧倒的な強さにボコボコにされる
↓↓↓
③しばらくエネルギー切れ状態であきらめかける
↓↓↓
④親友のクリリンが、悟空の目の前でフリーザに殺される
↓↓↓
⑤悟空の怒りが爆発!!秘めた力が覚醒して、スーパーサイヤ人に変身する。
↓↓↓
⑥怒りの戦士スーパーサイヤ人の圧倒的パワーで、フリーザをやっつける。
この一連の流れは、いつ見返しても男子の心をとらえて離しません。
僕も今でも定期的に見返してしまうほど、お気に入りのシーンです。
怒りのパワーでカラーの勉強
悟空と同じことが、当時の僕の中にも起こりました。
昼間に無視攻撃を受けてたまった怒りのパワーが、カラーの勉強の時に出てくるようになったのです。
「くそぉ~あいつらめ!俺をナメやがって!!俺はあいつらが絶対行けないところに行ってやる!あいつらが家でのんびりしている時間に、俺は勉強して1級の資格を取ってやるんだ!」
という怒りのパワーが出るようになったことで、身体は長時間労働でヘロヘロなのに、心は燃えているという状態になりました。
勉強がストレス発散に役立つ
実はこれも後から知ったのですが、僕が当時勉強に打ち込めた理由がもう一つあります。
それは、「夜勉強に打ち込むことで、昼間のことを忘れられる」ということです。
これは男女脳の違いもあるのですが、
①男性脳はストレスを感じると、まったく違うことをして頭を問題から一時的に切り離すことで、ストレスを軽減できる仕組みになっています。
②女性脳はストレスを感じると、そのことを身近な人に話して聞いてもらって共感してもらうことで、ストレスを軽減できる仕組みになっています。
夫婦で長年暮らしていて、夫が「うちの妻はグチっぽい」と感じることが多いのは、実はこの脳の作りの違いが原因です。
女性がイヤな体験をした時に夫や彼氏にシェアするのは、実は女性脳にとっては最高のストレス解消法で、心を正常に保つための大事な儀式なのです。
(このシェアの時に男性が女性の話を聞かないまま、すぐに余計な解決策を出すことで、ケンカやすれ違いが生まれます)
一方で男性は妻や恋人とケンカして機嫌が悪くなると、部屋にこもって1人でゲームをしたり、外に出て行って目的もなくドライブしたりします。これは、本能的にストレスを回避する行動なのです。
当時の僕の場合は、カラーの勉強をすることが最高のストレス発散になりました。
カラーの勉強中は、昼間起きたことから頭を完全に離すことができました。
怒りのパワー&ストレス発散で、勉強が予想外にはかどりました。
・・・つづく。
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