【新型ポケトークSの「カメラ翻訳機能」をチェック!①】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
新型ポケトークSの新機能のレビューの続きです。
 
 
海外旅行に行くと、会話だけが通じないだけではなく「文字が読めない」という状況も起こります。
 
 
街中の看板の文字が読めない、レストランのメニュー表が読めない、ホテルの部屋にある取説が読めない・・・
 
 
どちらかというと会話が通じないことよりも、読めないことの方が困ることが多いかもしれません。
 
 
ポケトークは電子辞書ではないので、キーボードで文字をタイピングすることができません。
 
 
あくまで「読み上げた音声を翻訳させること」しかできないのです。
 
 
でも、「読めない看板の文字」をポケトークに向かって「正しく発音する」ことなんてできるわけありません。
 
 
二代目ポケトークまでは、「文字を翻訳できない」というのが一番の欠点でした。
 
 
でも今回の新型の三代目ポケトークには、カメラ翻訳機能が付きました。
 
 
カメラで撮影した映像の中の文字を日本語に変換してくれます。
 
 

スマホにどんどん近づいている

今回から背面にカメラが搭載されたことで、見た目がスマホっぽくなりました。
 
 
全体の形が、これまでの丸形から長方形になってディスプレイが大型化したのも、よりスマホっぽく見える理由かもしれません。
 
 
機能性とシンプルさを追求すると、スマホの形になるのかもしれませんね。
 
 
今回の検証では、海外旅行のシーンを想定して、「街中の看板」と「レストランのメニュー表」の2つに絞ってカメラ翻訳させてみました。
 
 
#カメラのオートフォーカスは遅め
 
翻訳する前に気付いたのですが、ポケトークの背面カメラのオートフォーカスは、焦点が合うまでにけっこう時間がかかります。
 
 
ピンボケした状態では文字を認識してくれないので、必ずフォーカスが合ってから撮影する必要があります。
 
とはいえ、これはあくまでスマホと比べた場合の話です。
 
 
最近のスマホはどのメーカーも「カメラ機能」を異常なまでに進化させています。
 
 
「より速く、より美しい写真や動画が撮れる」
 
 
ように世界の最新技術をどんどん投入しています。
 
 
「スマホの普及でデジカメや一眼カメラが売れなくなった」
 
 
と言われているほど進化しています。
 
 
そんなスマホと比べると、どうしてもポケトークは「画質」や「フォーカススピード」の点で分が悪いです。(値段もスマホより格段に安いので、部品にかけられるコストも違います)
 
 
ただ、ポケトークの背面カメラは「写真を撮って思い出に残す」のが目的ではありません。
 
 
あくまで「文字を認識して翻訳する」ためのカメラです。
 
 
その目的の達成という点で考えると、十分に実用レベルだと思います。
 
 

翻訳結果は・・・

僕は試しに、ネットで「signs in English」と検索して、英語で書かれた看板の画像を何枚か出しました。
 
 
看板の文字は大きくて短いものが多いので、ポケトークにも翻訳しやすいと思います。
 
 
写真を撮ると、画面上の英語に日本語がかぶさるように出てきます。この状態では重なっているため、読みづらいです。
 
 
その文字をタップすると、今度は画面全体に文字だけが広がって、グッと読みやすくなります。
 
 
文字の下の再生ボタンを押すと原文を読み上げてくれるので、発音を聞くことができます。
 
 
文字が多い場合は、翻訳させる範囲を変えて指定することもできます。
 
 
指で写真をなぞれば、翻訳する範囲を大きくしたり小さくしたりできます。
 
 
ただ、この繊細な操作を指で行うのは、画面がとても小さなポケトークSではなかなか難しいと感じました。
 
一度撮った写真は履歴として残すことができます。
 
 
とりあえず看板の文字に関しては、問題なく翻訳できました。
 
 
 

レストランのメニュー表

次はレストランのメニュー表です。
 
メニュー表は文字が詰まっていることが多く、読み取りがけっこう難しいと思います。
 
 
結果は・・・僕が選んだメニュー表では、ちょっと苦しいと感じました。
 
 
たしかに読み取りはしっかりやってくれるのですが、次の2点で理解が難しいです。
 
 
①翻訳結果の日本語で読んでも、メニューがどんなものか理解できない。
 
 
②箇条書きのメニューを翻訳すると、スペースや改行がなくなって文字が詰まって表示されるので、どこで切れているのか分からず読みづらい。
 
 
選ぶメニューの種類や翻訳文字数にもよるかもしれませんが、少なくとも僕が選んだ英語のメニュー表では「ちょっと理解するのは厳しいかな・・・」という感じでした。
 
 
逆に、TOEICの長文読解問題とかの方が理解しやすい翻訳結果が出てきました。
 
 
現時点ではカメラ翻訳機能を海外旅行で使う場合は「これさえあれば、いつでもどこでもへっちゃら!」と考えるよりも、あくまで「サブ的なお助け機能」と考えた方がいいかもしれません。
 
 
とはいえ、カメラ翻訳機能が進化したらすごい便利になるでしょう。
 
 
今後、翻訳エンジンが進化するにつれて翻訳結果が正確になり、読みやすくなっていくとは思います。
 
 
・・・つづく。
 
 
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