【英語は勉強してもしゃべれない?!②】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
外国人の集まるバーに行くと、そこにいる常連客(日本人)やマスター(日本人)から言われることがある、
 
「英語は勉強なんてしても、しゃべれるようにならないよ。しゃべれるようになりたいなら、本なんて読んでないで、しゃべればいいんだよ!」
 
 
というセリフの意味を検証するコーナーの続きです。
 
 
バーのマスターや常連客の人達は、別に「自分の店に来て欲しいからウソをついている」わけではないと思います。
 
 
マスター達自身がそうやって今の英会話力を身につけて、実際に今、外国人のお客さんを相手に毎晩営業できている。それを真剣に伝えているだけです。
 
 
英会話(試合)だけでも、ある程度のコミュニケーション能力が身に付くことは事実です。
 
 
僕も英会話を始めて最初の1年間は、「勉強ゼロの実戦オンリー」だったので、よく分かります。外国人の集まるバーに来ている人たちは、実戦派の人たちが多い印象です。
 
 
自分が初心者の頃に外国人の集まるバーに行って、実戦派の人たちに、
 
 
「勉強なんてしても時間のムダだよ。本なんて読んでいるヒマがあったら、実戦!実戦!」
 
 
と言われると、つい心が揺らいでしまいます。本なんて捨てたくなってしまうかもしれません。
 
 
でも、ここで一度立ち止まって、「自分がどうなりたいのか?」を考えてみる必要があります。
 
 

自分の理想像

「誰の話を信じて、どんなトレーニングを実践するか?」は、「自分自身がどうなりたいか?」で決まります。
 
 
①バーに行って英語で飲み物を注文したり、そこにいる外国人のお客さんとカジュアルな会話をしたい。
 
 
②ビジネスの現場で相手に失礼のない英語を使いこなせるようになりたい。英語力の公的な証明として、TOEIC高得点も取りたい。
 
 
この2つは、それぞれ別のジャンルです。英語という土俵は同じに見えますが、まったくの別物なのです。
 
 

ストリートファイター VS ボクサー

格闘技の世界で言うと、「ストリートファイト(街中のケンカ)」と「ボクシング」ぐらいの違いがあります。
 
 
ストリートファイトは、ラフで何でもありの戦いで、ボクシングは洗練されたスポーツです。
 
 
英語界のストリートファイターは、英語のスラング(マジで?ヤバい!などの俗語)や、若者が使う言葉や表現をよく知っています。なので、バーのようなカジュアルなシーンでは最大限の力を発揮します。
 
 
一方、英語界のボクサーは、洗練された文法やボキャブラリー、フォーマルでかしこまった表現などを使いこなせるので、ビジネスの場で力を発揮します。また、TOEICの点数も高い傾向があります。
 
 
ストリートファイターとボクサーのどっちが強いのか?を議論することに、意味はありません。
 
 
どっちが良いとか、どっちがスゴいとかではなく、必要とされるスキルのジャンルが違うだけです。戦っている土俵が違うだけです。
 
 
 

あなたはどっち?

自分はストリートファイターになりたいのか?
 
 
それともボクサーになりたいのか?
 
 
どちらを望むかによって、当然、やるべきことも変わってきます。
 
 
もし実戦派のストリートファイターの人に、
 
 
「TOEIC何点ですか?」
 
 
なんて聞いたら、
 
 
「テストの点なんて、英会話では何の役にも立たないよ。そんなこと言ってるから、いつまでたっても英語がしゃべれないんだよ。」
 
 
と笑って答えるでしょう。
 
 
誰の意見が正しいか?を考えるよりも、自分自身がどこを目指すか?
 
 
誰のようになりたいのか?
 
 
を基準にやり方を選ぶと良いと思います。
 
 
 

一番大事なのは、「自分を信じること」

ただし、もうひとつ、大事なことがあります。それは、最終的な結果を左右するのは、
 
「自分で自分のことを信じられるか?」
 
ということです。
 
いくら周りの人たちが「君ならできるよ!」と言ったとしても、本人が
 
 
「いや・・・そんな無責任なこと言われても・・・俺には無理だよ・・・」
 
 
と思っていれば、モチベーションは上がらず、本来の力は発揮されません。
 
 
逆に、周りの人たちが「君にできるわけないじゃん!」と言ったとしても、本人が
 
 
「俺はできる!」
 
 
と思っていれば、モチベーションが上がって本来の力が発揮できます。
 
 
こうやって書くと、チープな精神論や自己啓発の言葉に聞こえるかも知れません。
 
 
でもこれは真実だと僕は思っています。
 
 
「自分の可能性を信じる感覚=自己肯定感」は、やることすべての結果に影響を与えます。
 
 
英語学習は最初はみんな「できない状態」からのスタートです。
 
 
「自分がまだできていない部分」を常に見ながら日々の英語トレーニングをするか?
 
 
「自分ができるようになった部分」を常に見ながら日々の英語トレーニングをするか?
 
 
で、毎日のモチベーションは変わります。そして、毎日のモチベーションが結果に大きく影響します。
 
 
周りの人たちからの応援メッセージを受け取るか?受け流すか?
 
 
自分の力を信じるか?疑うか?
 
 
それが、一番大きな影響力を持っています。
 
 
From Shinya
 
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From  師範代Shinya(新村真也)

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