From 師範代Shinya(新村真也)
最近、おもしろい本を読みました。
経営コンサルタントの大前研一さんの書かれた本です。タイトルは、
「知的武装 金言集」
知的武装 金言集Part.II(↑クリックすると、アマゾンの販売ページに行けます)
知的武装・・・ナイスなネーミングですね!
この本の中では、大前氏がこれからの日本の未来を予測しています。
そして、その未来の中で生き抜いていくために必要な「3つのスキル」を紹介しています。
①IT
②英語
③財務
この3つのスキルが、今後の時代で価値を持つと言われているそうです。
①のITは、
Information(情報)
Technology(技術)
の略で、インターネットを中心とした情報情報伝達技術です。
③の財務は、「お金に関する知性」です。英語では、
Financial Intelligence
(ファイナンシャル・インテリジェンス)
と表現したりします。
日本は特に、学校でお金に関する教育をほとんどしません。
社会人になってからも、ファイナンシャル・インテリジェンスが高い人に出会うことはほとんどないので、自分で意識的に学ばなければ身につきません。
今回は、②の英語にフォーカスしてご紹介してきます。
日本が抱える問題点
大前氏はこの本の中で、
「日本のGDP(国内総生産)が急落している最大の要因は、英語力だ!」
と言い切っています。
英語が話せない日本人は、世界の企業から見るとコミュニケーションが取りづらく、人件費ばかりが高いイメージがあるようです。
アジアの国々の中でも、英語を公用語にしている国は、経済力も伸びています。
(以下、抜粋)
「シンガポールや香港の国民ひとりあたりの賃金が飛び抜けて高いのは、英語が公用語として通じるからである。
今後、日本が世界の市場で生き残っていくためには、英語力は必要最低限のスキルである!」
英語の習得の順番
大前氏は、この本の中で、英語の習得方法についても触れています。大前氏の考える、語学を身につけるための正しい順番は、
聞く
↓
話す
↓
読む
↓
書く
です。これは、赤ちゃんが言葉を覚える流れと同じです。
生まれてからすぐに、お母さんや周りの人たちが赤ちゃんに話しかけまくります。
赤ちゃんは、周りの大人たちの声を聞きます。
そして、ある時、マネしてしゃべるようになります。大人の言ったセリフを赤ちゃんがリピートすると、すごく褒められます。
それがうれしくて、またしゃべります。
そのうち、親が絵本を開きながら読み聞かせるようになります。子供は、文字の読み方を覚えていきます。
そして最後に、自分で文字が書けるように練習します。
ところが日本の学校教育では、最初に読み書きから入ってしまいます。だから学び方に無理が生じて、しっかり身につきません。
音読トレーニングも同じ
この順番は、僕が主催する英語スクール「英語の達人養成ジム」のレッスンの流れと同じです。
①最初にCDを聞く。(リスニング)
②次に細かい発音チェックをしながら声に出す。(話す)
③CDに合わせて、マネしながら何度も声に出す。(話す)
④英単語や文章全体の意味を取る。(読む)
この順番でやると、英語がスーッと身体の中に入ってくるのを感じます。
僕自身、11年前からこの方法でトレーニングを続けています。
英語ができないことは罪?!
大前氏はこの本の中で、かなり大胆な発言をしています。
(以下抜粋)
英語が世界の標準語になった現在、これ以上日本の英語熱が冷え込んで、英語力が低下することは、国家的損失につながる。
国家的損失!!ものすごい表現ですね(笑)
でも、そのくらい「英語は大事だ!」って言いたいんだと思います。
また、今後の可能性については、ITの項目とからめて、こんなことを言っています。
(以下抜粋)
電話線が一本あって英語が話せれば、世界を相手にビジネスができるのが、インターネット時代の特徴だ。
だから、成長している国は例外なく、ITと英語教育に力を入れている。
プライベートも充実
この本はビジネス書なので、ほとんどが仕事の話で埋め尽くされています。
でも、最後の方にちょこっと仕事以外のシーンでの英語のメリットも書いてあります。
(以下抜粋)
英語ができれば、付き合いの幅も、行動範囲も確実に広がる。老後はもちろん、海外に気軽に足を伸ばすことにより、オフタイムも充実させることができる。
モチベーションアップに
この本には、
「英語ができるとこんな良いことがあるよ!」
「英語ができないと、こんな怖い未来が待っているよ!」
といった言葉があふれています。
3種の神器のひとつなので、英語に関するページだけで、本全体の3分の1くらい割かれています。
あなたもこれを読むことで、英語学習に対するモチベーションが上がるかもしれないと思い、内容の一部をシェアしてみました。
批判的な声
これは英語学習に限らずですが、何か新しいことを始めてしばらくたつと、必ず外部から批判的な声が聞こえるようになります。
「英語なんて、日常生活の役に立たない。」
「英語なんてできても、収入は上がらない。」
「英語なんてできなくたって、生きていける。」
そんな声が聞こえてくることがあります。(そういう声を上げる人はたいてい、自分は英語を満足にしゃべれなかったり、本気で英語学習をした経験がありません)
そんな外野の声が聞こえてきたとき、この本を読んで、
「英語を学ぶことは、国家的損失を食い止めることなのだ!」
と心の中で叫べば、きっとモチベーションを取り戻せることでしょう。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
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