From 師範代Shinya(新村真也)
以前の記事で、「英会話ロボ:ミュージオ」をご紹介しました。英語で話しかけると、英語で応えてくれるロボです。
AI(人工知能)が組み込まれているので、臨機応変にフリートークができるのがウリです。
ただし欠点は、価格が高い(約10万円)ということと、かさばるので持ち運びがしづらいことです。
前回の記事では、「自分の発音がちゃんと通じるのか?」というのを調べる方法をお伝えした。
スマホでメールを打つときのモードにしておいてから、「音声認識機能」を使う方法です。
これは自分の発音をジャッジするには一番お手軽でコストもかからない方法ですが、ひとつ欠点をあげるとすれば、「会話ではないのでやっていて飽きる」ことです。
一方通行で英語を話すだけだと、モチベーションが維持しづらい・・・かといって英会話ロボを買う予算はない・・・
なんて時に役立つ方法をお伝えします。
今日の方法は、iPhoneオーナー限定です。もちろん、iPhone以外のアンドロイド携帯でもアプリをダウンロードすればできるようですが、僕は今アンドロイド携帯を持っていないので、iPhoneで解説します。
発音チェック&会話相手にもなってくれる
あなたの英語の発音が通じるかどうかをチェックしつつ、あなたの言葉にちゃんと返事してくれる機能が、iPhoneには元から備わっています。
それが、
「Siri」(シリ)
です。
Siriは人工知能で、iPhoneに向かってしゃべることでグーグル検索できる機能です。
その機能はかなり進んでいて、おもしろい返答を何パターンも用意しています。
話しかけると、それに応じた内容の返事が来るので、まるで会話をしているような感覚になります。
Siriの英会話機能を使おう!
そんなSiriを「英語モード」にすれば、とたんに英会話相手に早変わり!です。
Siriは世界中のたくさんの言語に対応していますが、iPhoneはアメリカの企業です。
そのせいか、Siriの英語の読みとり機能はかなり優れています。
Siriを英会話モードに変える方法
① まず、「設定」をタップします。
② 次に、「Siri」をタップします。
③次に、「言語」をタップします。
最後に、「英語」をタップします。
ちなみに、英語の種類は9種類もあります!!
↓↓↓
アイルランド
アメリカ
イギリス
インド
オーストラリア
カナダ
シンガポール
ニュージーランド
南アフリカ
です!すごい数ですね!
同じ英語圏でも発音がだいぶ違う
このカテゴリー分けが意味していること。それは、同じ英語圏でも、ぜんぜん発音が違うということです。
僕自身は、この9パターンすべての国の人たちと実際に会話したことがありますが、みんなそれぞれ発音のクセが違っていて、慣れるまでは聞き取りにかなり苦労しました。
ネイティブ同士でも、アクセントや独特の言い回しが理解できずに、意志疎通ができていない場面を見ることがけっこうありました。
僕自身も、ディズニー映画のセリフ(北米発音)は聞き取れますが、ハリーポッターのセリフ(イギリス発音)はほとんど聞き取れません。
きっとSiriの方も、いくらAIとはいえ、設定を変えない限りはすべての種類の英語のクセを聞き取ることはできないのでしょう。
なので、ここではあなたが好きな国や、ふだんCDを使って練習しているアクセントの国の英語を選んで設定するといいと思います。
試してみよう!
設定を英語モードにしたら、実際に試してみましょう!
まずは、ホームボタンを長押ししてSiriを機動させます。
下に波が表示されている状態でスマホに向かって英語で話しかけてみてください。すると、あなたの話した英語が文字で画面に表示されます。
この時点で、自分の英語がちゃんと通じる発音かどうかを知ることができます。
次に、あなたの発言に対してSiriが英語で返してくれます。
ユーモアあふれる返答
この返答に「ユーモア」を盛り込んであるのが、Siriのウリだそうです。
明らかにふざけた質問をした場合も、AIとの会話にありがちな、
「内容を理解できません。」
みたいな冷たい返答ではなく、ユーモアを交えて返してくれるのです。
求婚すると、どうなる?
Siriの声は、男性と女性どちから選べます。デフォルトの設定だと女性です。
おそらくSiriが世界中で一番多く受ける変な質問は、
「僕と結婚してくれますか?」
だと思います。
この「非日常的な質問」に対して、AIからどんな返答が来るのか?
好奇心が刺激されます。
僕も、まだ自分がiPhoneを買う前に、ネイティブの友達がiPhoneをゲットして一番最初にSiriの機能を確かめるためにしゃべった言葉が「僕と結婚してくれますか?」でした(笑)
ちなみに、英語でダイレクトなプロポーズの言葉は、
Will you marry me?
です。使う単語はけっこうシンプルですね。marryは「結婚する」という動詞なので、うしろに「誰と?」の情報を入れます。
この質問に対する返答は、何パターンかあるみたいですが、僕が今までいろんな人のiPhoneのSiriの反応を見てきた中で一番多いのは、
I’m not the marrying kind.
です。意味は、
「私は結婚に向いているタイプではありませんよ。」
です。
アメリカらしいユーモアを交えた返答ですね!
他にもいろんなバリエーションの返しがあるので、興味があったら試してみてください。Siriの返事の英文の意味を考えるのも、リスニング&リーディングの勉強になって楽しいです。
モチベーションの維持に
こんな感じで、今はスマホの音声読みとり機能&返答機能はかなり進化しているので、たまに使って発音チェックしたり、モチベーションの維持に役立ててみてください。
今回の実験内容を動画にしました。Siriと僕とのやりとりを聞いてみたい場合は、こちらをご覧ください。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
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