From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
 
※僕がTOEICテストで満点を狙うのをやめて、「自由に英語を使いながら生きる」と決めた頃のストーリーの続きです。
 
 
英語の資格試験の結果にこだわるのをやめた僕は、自分の好きな本を教材にして音読トレーニングを続けることにしました。
 
 
自分のトレーニングを続けながら、情熱の対象を「自分の上達」から「生徒さんの上達」に完全にシフトしました。
 
 
もちろん、これまでも英語を教える仕事をしてきたので、生徒さんの英語力アップに従事してきました。
 
 
とはいえ、仕事以外の時間にやる勉強の比重は、まだ自分の英語力アップのためにありました。
 
 
自分の英語力をアップさせるために仕事以外の時間をTOEIC問題集を解くことに使ったり、速読トレーニングでTOEICに役立つスキルをアップさせることを重視してきました。(結果的にそれがレッスンに役立ちましたが)
 
 
でも、自分がTOEIC満点を取るのを手放したことで、僕の英語の情熱の大半は、
 
 
「英語の教授法」と、
 
 
「生徒さんの英語力アップの過程を観察すること」
 
 
になりました。これは、仕事だからというよりも、単純に個人的な興味でした。
 
 
「自分の英語力に関しては、かなり満足のいくレベルまで持って行くことができた。でも、自分とまったく同じ方法が、同じように他の生徒さん全員に通じるとは限らない。」
 
 
というのが、僕がここまでやってきて気付いたことでした。今までも、ウェルスダイナミクスなどの性格診断ツールを使って、生徒さんのタイプ別の分析データを集めてきました。
 
 
これからは、そこをさらに強化していこう!と思うようになったのです。
 
 
 

アレンジ不可能

僕は当時、全国チェーンの大手英会話スクールの講師だったので、レッスンの内容は自分で自由にアレンジできる立場ではありませんでした。
 
 
大手スクールの受講者側のメリットは、「全国どこでも、同じレッスンが同じクオリティーで受けられる」ということです。
 
 
そのため、たとえばふだんは静岡のスクールに通う人が、1週間だけ東京に出張になった、なんて場合でも、いつものテキストを東京スクールに持って行って、いつもと同じレッスンを受けることができます。
 
 
こういうシステムで動いている場合、講師ひとりひとりが個性を出し過ぎると、クオリティーにバラつきが出たり、飛び入り参加した他スクールの生徒さんが戸惑ってしまうので、良くないのです。
 
 
プライベートレッスン以外、内容の進行はすべて統一で決められていました。
 
 
なので、僕が学んだ教授法が、実際のレッスンの現場で実行できるかどうか?は微妙でした。
 
 
でも、それは僕の研究活動を止める理由にはなりませんでした。今の職場で活かせるかどうか?や、周りから評価されるかどうか?は、どうでも良かったのです。
 
僕は、著名な英語の先生の書いた本を読んだり、静岡から東京まで出て行って他者の一流スクールの体験レッスンを受けてみたり、ツタヤの「ビジネスカレッジ」のコーナーで、カリスマ的な英語の先生たちのレクチャーDVDを借りて、何度も見返したりしました。
 
 
同僚たちの中でそんな変わったことをしている講師は、どうやら僕だけのようでした。
 
 
 

社外メソッドにこそ面白みがある!

僕はいつも、「社外メソッド」に興味がありました。
特に、イメージを使った文法学習法を使って教えることに情熱がありました。なぜなら、僕自身がイメージ英文法を使って近道できたからです。
 
 
また、1つのメソッドを深めること以上に、「引き出しを増やす」ことの方に興味がありました。自分の引き出しを増やしておくことで、自社スクールのメソッドだけでは十分に上達できないタイプの生徒さんに新しい道を示すことができるようになると思ったからです。
 
 
ある程度の基本ライン(社内メソッド)に沿いながらも、サブ的な教材や学習法を使うことで、伸び悩む生徒さんの英語力を伸ばすきっかけが作れるはずだ!と思ったのです。
 
 
 

僕の基本ライン

色々なタイプの教授法を学びつつも、僕の中でハッキリした「自分の基本ライン」がありました。それは、「音読」です。
 
 
僕はこれまで、「声出しトレーニングを全然していない生徒さん」が英語を流ちょうにしゃべれるようになる姿を見たことは、ほとんどありませんでした。
 
 
なので、僕はとにかくヒマさえあれば、音読の重要性を説いて回る「音読教の宣教師」になっていました。
 
 
そして、「音読教」の基本ラインは常に変えることなく、その他の「サブ的な要素」で生徒さん1人1人の個性に合わせて少しずつアレンジしていくスタイルを構築していきました。
 
 
・・・つづく。
 
 
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