(→前回のつづき)
前回の記事では、自宅で受けられるオンラインテストのCASECは、受験中にカンニングがしづらい理由についてお伝えしました。
「カンニングできる環境」で受けることを前提に作られているので、仕組みそのものがよく考えられています。
ちなみに、最近のCASECはさらに進化していて、なんと、
「パソコンのカメラと連動して、AIが受験者のカンニング行為を監視する」
というシステムも生まれています。
これは企業が社員にCASECを受けさせて正確に英語力を測りたい時に使う、法人専用のシステムとして開発されたようです。
カメラが受験者の目線を追って、テスト画面を読むのと関係ない場所に頻繁に目線を移すようであれば、
「電子辞書やスマホを使って、分からない部分を調べているのでは?」
と推測して警告を発するようです。
さらに、受験中の顔を動画で録画するので、後から人間がチェックすることもできます。
また、カメラの顔認証システムが使って、「替え玉受験」を防ぐことも出来るそうです。
この仕組みが一般化すれば、TOEICや英検も個人が自宅で受けられるようになる可能性が秘められている気がします。
スゴいですね!
CASECのならではの3つのメリット
CASECは、自宅で24時間365日受けられる、とても自由な仕組みのテストです。
この自由さのおかげで、3つの大きなメリットが生まれています。
①体調が悪いときは延期できる
②タイムマネジメントがラク
③すきま時間にできる
この3つは、僕自身が他のテストを受けてきた中で感じた不便を、見事に解消してくれています。
①体調が悪いときは延期できる
僕はこれまでに、TOEIC受験の本番の日に体調を崩したことが3回ありました。
1回目:カゼを引いて咳が出ていた時
2回目:ストレスで胃炎になって、食事がしづらくなっていた時
3回目:カゼを引いて熱が出た時
この症状の時に本番テストを受けるのは、かなりキツかったです。
・咳が出ていた時には、リスニング中に周りに迷惑をかけないように、咳止め薬を飲んで、本番中も必死で咳をこらえていました。当然、問題には集中しづらいです。
・胃炎の時には、食事がまともにできないので、身体に力が入らずヘロヘロでした。
・熱があった時には、パブロンを飲んで参加しましたが、副作用で頭がボーッとする上に、利尿作用でトイレが近くなっていました。後半のリーディング試験の途中で手を上げて席を離れて、トイレに行ったりして、試験時間を大幅に失いました。
というように、体調の悪いときには全然力を発揮できませんでした。
調子悪いなら、ムリせず会場に行かなければいいじゃん!と思われるかもしれませんが、TOEICは受験料が高いので、どうしてもムダにしたくないという心理が働きます。
実際、TOEIC会場に行くと1部屋に数人はカゼで調子悪そうな人達がいました。
今はさすがに当日体調が悪い人を会場内には入れないと思いますが、僕が受けていた頃は、それが普通でした。
僕は一時期、TOEICを2ヶ月に1度のペースで受け続けてた時期がありました。
受験頻度が上がれば、体調が悪いときに受験日が重なる確率も上がります。
僕が過去にTOEICを受けたトータル回数の中では、この3回は大きな影響ではありませんでした。
それでもせっかく受験料を支払ったなら、万全の体調で受けたいものです。
CASECなら、ギリギリで延長できる
その点、CASECは受け始めるギリギリの瞬間まで、体調と相談して決めることができます。
CASECはスタートボタンを押すまでは、受験1回分が消化されません。
もしカゼを引いたりして体調が優れない場合は、後日に延長することができます。
一度受験料を支払った後は、1年以内であればいつでも受けられるので、とても便利です。
(ただし、先延ばしにし過ぎるとCASECの存在を忘れてしまい、受験期限切れになる人もいるので、要注意です)
自分の体調が絶好調の時を選んで受けられるのは、めちゃくちゃ便利です。
フルパワーの自分を出した上で出た点数なら、納得感があります。
僕の中では、これが一番!と言っていいぐらい、CASECの便利なポイントです。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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