【リベンジマッチへ向けて接客英語トレーニング!①】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※僕が英語学習を本格的に始める前に、初めて外国人と英語で話した時のエピソードの続きです。
 
 
僕の働いているジーンズショップに、米軍兵士たちが大勢押し寄せてきてガンガン英語で話しかけられ、まったく答えられず撃沈・・・
 
 
という状況を2回連続で体験した僕は、
 
 
「もう同じ思いをしたくない!次こそは!」
 
 
と気合いを入れました。
 
 
そして、次にいつ来るか分からない米軍兵士たちとの英会話に備えて、生まれて初めての「英語テキスト」を本屋さんで買いました。
 
 
僕が買ったテキストは、当時すごい勢いで人気を得ていた英会話スクール「NOVA」の出している本でした。
 
 
正確なタイトルは忘れてしまいましたが、たしか
 
 
「接客英会話フレーズ100」
 
 
みたいな感じのタイトルだっと思います。
 
 
このテキストの作りは、よくある「フレーズ丸暗記型」です。
 
 
日本語のフレーズ → 英語のフレーズ
 
 
という感じで、セリフだけが載っています。
 
 
いらっしゃいませ → May I help you?
 
 
みたいな感じです。
 
 
本にはCDが付いていて、ネイティブの女性がフレーズを順番に読み上げるので、その後に続いてリピートするような作りになっていました。
 
 
英語の上には、カタカナで読み方が振ってあって、
 
メイ アイ ヘルプ ユー?
 
 
みたいな感じで、そのまま読めばそれっぽく聞こえるように工夫されていました。
 
 
文法的な解説や、英単語の意味説明などは一切なく、ただひたすら「音をマネする」ことだけに特化した、ある意味割り切った作りでした。
 
 

短いやりとり

この本に書いてあるフレーズは、「質問→返事」の作りになっていて、ちょっとしたやりとりができるようになっていました。
 
 
たとえばさっきの、
 
 
May I help you?
 
 
に対して、
 
 
I’m just looking.
 
(見てるだけです)
 
Yes, I’m looking for a jacket.
 
(はい、ジャケットを探しています)
 
といった感じで、YESとNOの両パターンの返答が書いてあります。
 
 
少なくとも、自分が言った英語のセリフに対して、相手がどんな返答をしてくるのか?そのパターンを知れるだけでも、ありがたいと感じました。
 
 

業種別のセリフ例

もうひとつ、この本の良いポイントは、
 
 
「同じ接客業でも、業種別に分かれている」
 
 
ということです。
 
 
ホテル、お店、レストランなど、それぞれでよく使うフレーズは違います。
 
 
レストランだったら、
 
Are you ready to order?
 
(ご注文はお決まりですか?)
 
I’ll have grilled chicken, please.
 
(グリルチキンをください。)
 
 
とかいうセリフが出てきます。
 
ホテルだったら、
 
I have a reservation for 2 nights.
 
(2泊で予約してあります。)
 
 
May I have your name, please?
 
(お名前をいただけますか?)
 
 
みたいなセリフが出てきます。
 
 
こういったレストランやホテルでの会話フレーズを覚えても、僕のジーンズショップの仕事には役に立ちません。
 
 
そこで僕は、「お店での会話」のみに絞って練習することにしました。
 
 
お店での会話は、全体のページの4分の1ぐらいしかありませんでした。
 
 
これなら覚えられそうです。
 
 
当時の僕は、毎日の労働時間が12時間以上で、さらに通勤に片道1時間以上かかるので、ほとんどプライベートの時間がありませんでした。
 
 
でも、このフレーズブックの中のセリフを覚えるぐらいなら、数ヶ月あればできそうです。
 
 
僕は、この本のフレーズを武器として身体に染みこませることで、数ヶ月後の米兵襲来に備えることにしました。
 
 
・・・つづく。
 
 
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