【たまに「背伸びした英語」を練習するメリット⑤】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む

※僕の背伸び英語学習の体験談の続きです。

背伸びして英検1級に手を出すことにした僕は、長文読解対策として「速読速聴英単語Advanced1000」を音読してみました。

ところが、ユニット1でさっそくつまずいて、撃沈してしまったのです。

当時の僕にはAdvanced 1000のユニット1は激アツ&激辛で、刺激が強すぎました。

僕はAdvanced 1000をそっと本棚に戻して、代わりにもっと例文がシンプルなテキストから手を出すことにしました。

それが、英単語帳の「キクタン英検1級」でした。

キクタンシリーズは、以前にTOEICバージョンをやったことがありました。

TOEIC満点レベルの英単語帳でも、例文が短くてシンプルで、読みやすかったのです。

きっと英検1級レベルの英単語帳でも、キクタンシリーズなら例文が短くて理解しやすいに違いない!と思いました。

その予想は大当たりでした。

英検1級レベルの英単語にもかかわらず、例文がシンプルで状況がイメージしやすいのです。

同じ英単語でも、長文の中で使われているのと、短い例文の中で使われているのとでは、難易度が変わってきます。

刺激が欲しくなる

しばらくキクタン英検1級のテキストを続けるうちに、また僕の中で刺激が欲しくなってきました。

これは、以前にCore1900やDUO3.0に手を出した時と同じ感覚でした。

一度痛い思いをいてから、また快適ゾーンに戻ってしばらくすると、心の傷が回復してきます。

回復すると同時に、もう一度、あの恐怖の英文を覗いてみたくなるのです。

そして冷静な状態で見返すと、同じ英文も違ってみてきたりします。

僕はまた、おそるおそるAdvanced1000のテキストを本棚から取り出して、ユニット1の英文を眺めてみました。

・・・う~ん・・・やっぱり分からない・・・

でも、以前のような絶望感や焦りはありませんでした。

その時、僕はふと思い出しました。

「そうだ!DUO3.0もCore1900も、最初はユニット1で一度撃沈して、次からは別のラクなユニットから攻めていったら、イケたじゃん!そして最終的には全ユニット攻略できたじゃないか!今回も同じじゃないのか?あ~すっかり忘れてた!」

そこで僕は、Advanced1000のテキストのもくじを見ながら、自分が興味があるトピックで、さらにその中から下地知識があるものを探しました。

すると、気になるトピックが目に飛び込んできました。

「熟年離婚」

これは気になる!

まずは日本語訳を見てみたところ、その記事は「日本の夫婦の熟年離婚が増えている理由」について、海外の記者の視点から書かれている記事でした。

これは面白い!

さらに英文を見ると、ユニット1ほど難しい英単語や構文で書かれてはいません。

よし!まずは熟年離婚からだ!

この記事を音読で極めて100%理解できたら、とりあえずはそれで良しとしよう!

と決めました。

1つ分かると欲が出る

僕は熟年離婚の記事を30回音読しました。

この記事は最初からそんなに難解な構文ではなく、さらに内容に興味が持てたので、楽しく音読できました。

30回音読が終わる頃には、文章全体が100%理解できるところまで来ていました。

「自分はAdvanced1000の英文を1トピック制覇した!」

という達成感が気持ち良くて、自信が付きました。

当初はとりあえず1記事で終わりにする予定でしたが、1つできたら欲が出てきました。

「もう一度この快感を味わいたい!あと1トピック行ってみよう!」

と決めて、また内容に興味が持てて、英文が比較的分かりやすい記事を探しました。

そうやって「背伸び率の低い、プチ背伸び英文」から優先的に攻めていったら、1年後には全記事を制覇してしまいました!

プチ背伸び英文で上限をアップ

たとえプチ背伸び英文でも、音読しているうちにだんだん力がついてきます。

最初には手も足も出なかった英文が理解できるようになるのです。

これは、ドラクエやファイナルファンタジーのようなロールプレイングゲームに似ています。

ドラクエも最初からラスボスに挑むことはできません。

もし挑んだとしても、一撃でやられてしまいます。(あえてそういう演出を最初に入れて、いきなりラスボスとの戦闘シーンから始まるものもありますが、必ず撃沈します)

でも、最初はスライムぐらいの弱いモンスターから倒していくと、徐々にレベルが上がっていきます。

それを続けているうちに、いつの間にか「ラスボスと戦っても一撃でやられない防御力」と、「ラスボスにダメージを与えるのに十分な攻撃力」が身に付いていることが多いです。

英語学習も同じです。

背伸びテキストの中にも弱い英文はあるので、まずはそのレベルから倒していき、最終的にはラスボスまでたどり着く、という流れがオススメです。

僕の場合は、Advanced1000のラスボスはユニット1の「オーストラリアの大干ばつ」の記事でした。

最初にボロボロに凹まされた英文を音読で仕上げて、100%理解できた時、僕は心の底から達成感に包まれていました・・・

 

・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

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