From 師範代Shinya(新村真也)
今日は、瞬間英作文トレーニングをしている方たちから最近ご質問されることが増えてきた内容にお答えします。
それは、「瞬間英作文トレーニングはどのぐらい続ければいいの?」という疑問です。
先日も、僕の動画セミナー(DUOエレメンツminiを使った瞬間英作文セミナー)を受講してくれたMさんから、こんなご質問をいただきました。
↓↓↓
瞬間英作文はどのぐらい続けるものですか?
自分の言いたいことが口から出るようになるまででしょうか?
森沢先生の瞬間英作文の本はトータル100周を終わらせました。
今はまだ、DUOエレメンツminiの本で「いきなりテスト」をやってもほとんど出てこない状態です。
各項目を60回ずつやりましたが、「身に付いた!」という実感はあまりありません・・・(前置詞の感覚、というのは何となくつかめました)
例えば、
・1冊を100周回したら完成、次の瞬間英作文の本に取りかかる、というやり方がいいのか?
・気に入った1冊をやり続けるのがいいのか?
・そして瞬間英作文という学習方法はどうなったら卒業なのか?
目安があれば教えてください。
というご質問です。
この、「瞬間英作文トレーニングの卒業の目安」というのは、多くの「瞬間英作バー」にとっては気になる部分だと思います。
そこで今回は、僕自身の体験談と、これまで見てきた瞬間英作バーの方々の体験談を元に、詳しくお伝えしていきます。
自分の好みに合わせて決めて良い
まず結論からお伝えすると、1冊のテキストをどのぐらいやり込んだら卒業にするか?は自分の好みで決めてOKです。
僕が動画セミナーの中で課している「各例文60回」という回数は、1冊のテキストから栄養を吸収するのに必要な最低回数だと思ってください。
もしあなたが飽きっぽい性格の場合は、「とりあえず1冊のテキストは60回やったらすぐに次!」という感じで、テキストを変えながら別の例文に触れていった方が良いと思います。
テキストを変えても、例文が文型ごとに並んでいる作りであれば、1冊目で学んだ文型をそのまま活かしてトレーニングすることができます。
1冊をとことんやり込むのもアリ
一方で、1つのことを極めるのが好きなタイプの人もいます。
するめを食べている時のように、「かめばかむほど味がする」というのが、英語のテキストの面白いところです。
1冊のテキストの例文を100回どころか200回、300回やる人もいます。
そういうタイプの学習者の方に「同じことを続けて飽きませんか?」と聞くと、
「やるごとに発見があって、楽しいんですよ!それに、スピードがどんどん上がっていくのが気持ちいいので、あまりツラくはありません。」
という答えが返ってくることが多いです。
楽しくてモチベーションが続くのであれば、こういう風に「1冊をとことん極める」やり方も良いと思います。
テキストをコロコロ変えても、1冊をとことんやり込んでも、目的は同じです。
「文型を身体に染みこませて、自分が言いたいことをその文型に乗せて話せるようになること」
です。
そして、1冊をやり込んでも、テキストを変えても、瞬間英作文トレーニングをしている限りは、効果に大きな差はない、というのが、僕の結論です。
(※ただし、1例文につきトータル60回以下だと、浅すぎて効果が薄れるという実感があります)
瞬間英作文トレーニングはいつ卒業?
次に、テキストではなく「瞬間英作文トレーニングそのものをいつ卒業するのか?」についてお伝えします。
これも人によって違いますが、1つの大きな基準があります。それは、
「基本5文型を使った例文の収録されている瞬間英作文トレーニング用のテキストを仕上げたら、卒業しても良い」
というものです。
たとえば例としては、森沢先生の名著
「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング(青)」
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どんどん話すための瞬間英作文トレーニング(CDなしバージョン)
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「スラスラ話すための瞬間英作文トレーニング(緑)」
↓↓↓
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の2冊を終えているなら、瞬間英作文トレーニングを卒業するのもアリです。
もちろん、この2冊のテキストの「どの例文を見ても完璧に英文が言える」という状態になるのは難しいと思います。
特に2冊目の緑の方のテキストは、後半になるとかなり例文が長くてレベルが高いので、すべての例文が完璧に言えるようになるのは大変すぎます。
とりあえず青の本の例文が完璧に言えるようになっているなら、問題ないと思います。
とはいえ、「青の本を完璧に仕上げたけど、まだ言いたいことが口から出てきません」という意見もあると思います。
そこで次回は、「実感としてどういう状態になったら瞬間英作文トレーニングを卒業していいのか?」を詳しくお伝えします。
・・・つづく。
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