前回の記事では、「新しい英語学習が気になった時には、とりあえず何もせず2週間待ってみる」という戦略をお伝えしました。
たいていは2週間待つと、気になる気持ちは少しずつ冷めていきます。
英語学習法の効果を実感できるようになるまでには、ある程度の時間がかかります。
なかなか効果を実感できないと、どうしても焦る気持ちが出てきてしまうことがあります。
そして、「もっと早く効果の出そうなメソッド」が気になってしまうのは、よくあることです。
その迷いに打ち勝ちながら、自分が信じたメソッドを一定期間続けてみる、というのは、思っているほどラクではありません。
ラクな道ではないからこそ、やる人が少ないのです。
ムリし過ぎも良くない
かといって、今のトレーニングに飽きてしまった状態で、他の学習法にモーレツに興味があるのを押さえ込みながら、ムリして今のトレーニングを続けるのも、精神衛生上よくありません。
英語トレーニングは、「続けてナンボ」のジャンルです。
何だかんだで「英語から離れずに学習を続ける」ことさえできれば、どんなメソッドでもある程度は伸びていきます。
多少の効率の良い、悪いはあっても、最終的には「続けている人が伸びる」ことは間違いありません。
そして、人間が1つのことを何年も続けるためには、自分が「好き」「楽しい」と感じ続けられる必要があります。
2年、3年と続けるためには、「英語が好き」という気持ちを持ち続ける状態を作り出す工夫が必要です。
焦りやモチベダウンは当たり前、という前提で考える
どんなに英会話が大好きで楽しんでいたとしても、気軽に受けてみたTOEICテストの点数がボロボロだったら、ヘコみます。
「テストなんて、関係ない!自分は仕事で英語を使うわけでもないし!」
と自分に言い聞かせても、どうしても気になってモチベーションが落ちてしまうことはよくあります。
また、街で外国人に話しかけられた時に、焦って頭の中が真っ白になってしまい、まったく受け答えができなかった・・・なんてケースも良くあります。
そこまでショッキングな出来事はなかったとしても、何となくマンネリ化してしまい、初心を忘れて英語トレーニングが面倒に感じられる日が来ます。
毎日オンライン英会話レッスンを受けている人でも、「今日はできたぞ!」と感じる時と、「今日は全然ダメだった・・・」と感じる時の両方があるのが普通です。
そして、トータル的に見て自分が伸びているのかどうか?よく分からなくなることがあります。
とにかく、英語学習には「自分の上達に疑問がわいて焦る状態」と、「モチベーションのアップダウン」が付きものなのです。
そこで、ダウン状態でも英語学習を続けるための工夫が必要です。
その工夫の1つとして、「自分を飽きさせない工夫」があります。
どうしても気になるメソッドをムリして無視しない
たとえば、自分がすごく気になる英語学習法が出てきたら、それを試したい衝動をムリヤリ抑え込むのではなく、あえて取り入れてみる、というのもアリです。
先ほどお伝えした通り、2週間待ってみて、まだ情熱が変わらない!このメソッドが気になって気になって仕方ない!という場合は、あえて取り入れてみるのです。
ただし、戦略がない状態で色んな英語学習法に飛びつくと、「飛びつきグセ」がついて、どれも中途半端な状態で離れるのを繰り返すことになります。
この状態はよく、
・ノウハウコレクター
・学習法ジプシー
などと呼ばれます。
学習法をコロコロ変えていると、1つの学習法からの成果を感じられずに次に移ることになるので、焦りからはずっと解放されません。
それがネガティブポイントです。
ただ、ノウハウコレクターも学習法ジプシーも、「自分を飽きさせない工夫」という視点で見た場合、マイナス面だけではありません。
ちゃんとした戦略さえあれば、新しい学習法を試すメリットもあります。
次回は、新しいメソッドを試す時の戦略の立て方を解説します。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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