From 師範代Shinya(新村真也)
※僕が英検1級にトライした時のストーリーの続きです。
(→前回のつづき)
振り返ってみると、1次試験が2度目のトライで合格し、2次試験は1度目のトライで合格できました。
かかったコストは受験料2回分と、2次試験の時の静岡から東京への交通費です。
あと、その前にテキストを買いましたが、それでもトータル2万円くらいです。
なので、金額的にはそこまで大きな投資はしませんでした。
その代わり、僕は時間と労力を投資しました。
僕はその後、同じ英語の先生仲間たちから、「どうやって英検1級に受かったんですか?」と聞かれることが増えました。
なぜなら、英検1級の問題には、TOEIC満点ホルダーの先生たちでさえ読めない単語がたくさん入っているからです。
それに、何度もトライしてもなかなか受からない人にも出会いました。
僕が比較的早い段階で合格できた理由を考えてみると、やっぱり「準備をしたから」だと思います。
僕は、英検1級にチャレンジしよう!と決めてから、1年間の準備期間を作りました。
英検1級合格に必要な3つのテキスト
英検1級の合格に、どんな要素が必要か調べたところ、
①手持ち英単語の数を増やす。
②難易度の高い文章の読解力を上げる。
③英作文を「欧米プレゼンスタイル」で書けるようになる。
という3点のスキルアップの必要があるとわかりました。
そこで、僕は、この3点に絞って、必要なことだけをやりました。
①英単語対策=言語データベースの「コーパス」に基づいて作られた英単語帳「キクタン英検1級」
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②長文対策=英検1級と同レベルの専門記事を収録した「速読速聴英単語Advanced 1000」
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③英検の作文パート対策用に作られたテキスト
(↑クリックすると、アマゾンの販売ページに行けます)
の3冊を揃えて、必要なスキルを上げてから本番に臨みました。
本番テストを受ける前の準備期間1年間に、①と②でボキャブラリーと読解力を一気に増やしました。
この1年間は、僕の英語学習体験の中で、2番目に負荷の高いトレーニング期間でした。(1番目に負荷の高いトレーニングは、初めてDUO3.0を使ってボキャビルをやった時です)
サプリメントもかなり役立つ
この3つの柱にプラスして、サプリメント的に、
④英字新聞の定期購読
⑤語源学習法の本
をやりました。語源学習法は、ちょっと前の記事でご紹介したものです。
なので、サプリメントも入れると、トータル5種類のトレーニングを組み合わせて鍛えた力を使って、英検1級を倒したことになります。
けっこう楽しい!
振り返ってみると、この1年間は、けっこう充実していて楽しいものでした。
英検1級というハッキリした目標があり、そこへ向けたトレーニング内容もハッキリ決まっていて、目標へ向けて一歩ずつ近づいている感覚がありました。
自分の力がメキメキと上がっていくのを感じるのは、久しぶりの感覚でした。
何より、手持ちの英単語が1万5,000語レベルになったことで、理解出来る英文の範囲がグッと広がりました。
ネットの英文記事が読める快感!
「タイムズ」や、「ウォールストリート・ジャーナル」、「ワシントン・ポスト」などの高級紙の記事を使って音読トレーニングを1年間積んだ後に、ネットの記事を読むと、驚くほどスラスラ読めて、自分の力のアップを実感しました!
正直、自分の英単語レベルが8,000語前後でTOEIC900点を取れた頃には、まだネットの英語記事をスラスラ読めるとまではいきませんでした。
でも、今は違います!
英検1級への挑戦は、単なる好奇心からのものでしたが、目指して本当に良かったと思っています。
こういった英語試験の本当の価値は、単に合格証を手に入れることではなく、合格するまでに培った英語力でその後の人生を快適に過ごすことだと思います。
英検1級を取る前と取った後では、明らかに英語力は変わります!
これは間違いありません。
そして、英検1級を取ると、周りの反応が変わります。
・・・つづく。
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