【2種類のタイプのスーパーサイヤ人】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(※僕が英会話スクール講師に転職してからの体験談です)
 
(→前回のつづき)
 
 
前回の記事では、僕が「丸一日英語研修」に参加した中で出会った日本人英語講師には、
 
 
①1日中元気で積極的な先生
 
 
②後半になるとグッタリしてくる先生
 
 
の2種類がいたことをお伝えしました。(僕は②のタイプです。)
 
 
①と②のどちらもTOEIC900点オーバーのスーパーサイヤ人です。
 
 
そもそもTOEIC900点オーバーの人はTOEIC受験者全体の3%しかいないので、めったにお目にかかれません。
 
 
僕は、大手英会話スクールに入社することで、この上位3%のスーパーサイヤ人たちに囲まれる環境を手に入れました。
 
 
その環境を活かして、スーパーサイヤ人の生態を研究するチャンスを得ました。
 
 
今日は、その研究結果をお伝えします。
 
 
 

タイプ別の強み&弱み

TOEIC点数などで測れる実力は同じくらいに見えるのですが、実際にはそれぞれのタイプに強みと弱みがあります。
 
 
分かりやすくするために、ここでの呼び方を決めます。
 
帰国子女や海外長期滞在経験者のことを、「海外派」と呼ぶことにします。
 
 
そして、主に日本国内でトレーニングによって後天的に英語力を高めた人のことを、「国内派」と呼ぶことにします。
 
 
 

海外派の強み&弱み

海外派のスーパーサイヤ人たちの強みは、なんと言っても「英語力の高さ」と「スタミナ」です。
 
 
僕ら国内派がフルパワーを出して戦っている時以上の高い英語力を、丸一日中キープし続けることができます。
 
 
また、「ネイティブとのカジュアルなトーク」にも強いです。スラングやジョークなどにも即答して切り返することができます。
 
 
また、生徒さんから「この言い回しはネイティブが聞いたら自然に聞こえるか?」といった質問にも、その場ですぐに答えることが出来ます。
 
 
一方、弱みとしては、英語を体系的に学んだ経験がないので、(特に帰国子女タイプの人は)「学習法法そのもの」を教えることが苦手なタイプの人が多いです。
 
 
また、今自分が持っている以上の英語力(主に単語力)を身につける具体的なトレーニング方法がわからない&その必要性を感じていないので、英検1級のような難易度の高いボキャが必要なテストは受けたがらない傾向があります。
 
 
TOEICは満点でも、英検1級は持ってない、というか受けようというモチベーションがわかない人が多いようです。
 
 
あと、これは英語力とは関係ありませんが、「日本語の漢字は、読むのも書くのも苦手」という人は、帰国子女タイプの人にはけっこう多い印象です。
 
 
 

国内派の強み&弱み

 国内派のスーパーサイヤ人の強みは、「自身の学習経験を元にした、日本人のための学習法」を教えられることです。
 
 
もちろん、自分個人の経験だけでは、個人差によってその学習法が合うor合わないが出てきます。
 
 
なので、できれば自分以外の人たちを教えた経験がある方がより良いのですが、もし個人の学習体験だけだったとしても、学習体験が無いよりはずっと教えやすいです。
 
 
また、自分自身の英語力をコツコツと高める方法を知っているので、英検1級などのマニアックなテストも合格していることが多いです。
 
 
ネイティブさえも知らないような難易度の高い英単語を、自分の手持ちボキャに加えていくことを楽しんでいる人もいます。(僕自身はそっちのタイプではありませんが)
 
 
一方、このタイプの弱みは、ズバリ英語力そのものです。
 
 
ある大学教授の研究結果で、
 
 
「後天的に身につけた第二言語は脳内で、母国語とは違う場所にストックされる」
 
 
ということが証明されています。
 
 
つまり、どんなに英語トレーニングを積んだところで、本当の意味での「母国語レベル」に達することはありません。
 
 
たとえ、表面的には母国語レベルで使いこなしているように見えても、実際には脳内で第二言語として処理されているので、消耗エネルギーは高めです。
 
 
また、「スーパーサイヤ人状態」でいられる時間が、海外派の人ほど長くはありません。
 
 
長時間英語を使い続けたり、他のことで意思の力を消耗し切っているときは、英語の脳内処理速度は落ちます。
 
 
もちろん中には、たゆまぬ努力によってこの持続時間を長くしている人もいます。
 
 
僕自身は、おそらく今(2018年現在)はフルパワーで戦い続けられる持続時間はMAXで6~8時間程度です。
 
 
また、ネイティブたちの中に混じって、スラングやジョークが連発するカジュアルな会話に放り込まれると、最初からついていけません。
 
 
映画を字幕なしで見る場合も、聞き取れる具合は映画のジャンルやストーリーの下地知識などで大きく変化します。
 
 
ただ、これもスラングを覚えるトレーニングを続けることで克服できるかもしれません。
 
 
僕自身は、今は特にスラング習得に興味が無いので、今はまだ学んでいません。(将来やるかもしれませんが)
 
 
 

どっちが良いor悪いはない

以上、2つのタイプのスーパーサイヤ人をご紹介しました。
 
 
今日お伝えしたのは、あくまで僕自身が会って話してインタビューしてみたスーパーサイヤ人たちだけの体験談を元にお伝えしています。
 
 
偏りや例外があることは承知の上です。
 
 
ただ、「全体としてそういう傾向があるようだ」ということをお伝えしました。
 
 
僕は「英語学習マニア」なので、こういう研究をするのが楽しくて仕方ありません。
 
 
そういう意味では、大手の英会話スクールに講師として入社したことは、大正解でした。
 
 
・・・つづく。
 
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