From 師範代Shinya(新村真也)
(※僕が英会話スクール講師に転職してからの体験談です)
(→前回のつづき)
英検1級対策として僕が買った、「速読速聴英単語 Advanced 1000」は、思った以上の難しさでした。
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その1つ前のレベルの「Core1900」は、すでに終わらせてありましたが、それとはまた別次元のレベルを感じました。
確かに、Core1900の方も同じように「ネイティブ向けの高級誌」から記事を持ってきているのですが、Advaneced 1000 との違いが3つあります。
違い①スラッシュがない
Core1900の方は、この本の特徴とも言える「スラッシュ」があります。(最新版のバージョン5にはスラッシュがなくなってしまいましたが)
文章の中に、区切りがあるのです。
たとえば、
The 51-year-old princess launched / on Satruday / the country’s first royal blog, / which she says / is aimed \ at persuading her fellow citizens / to embrace English.
という感じで、意味の区切りごとに、スラッシュが入っています。
日本語訳も、スラッシュごとの順番になっています。
↓↓↓
その51歳の王女は開始した / 土曜日に / その国で最初の王室のブログを ~
という感じです。
これは、実際にやってみると分かりますが、けっこうありがたいです。
どんなに長く見える文章でも、意味が取りやすくなり、全体の構成が透けて見えるようになります。
ちょうど自転車の補助輪みたいなものです。
まだ長い距離を走れない時に、これがあると長距離でも安心して走ることができます。
ところが、Advanced 1000の方は、このスラッシュが一切ありません!
日本語訳も、ふつうの日本語と同じ語順の「和訳」なので、どの部分がどの訳なのか?を探すのがけっこう大変です。
違い②1記事が長い
Core1900の方は、1ページにつき10行前後の英文でした。
スラッシュが入っている分、全体的に文字間のスペースが広く、文字数で言うと100語前後です。
そして、1つの記事は1ページに収められています。ページをめくると、別の記事が出てきます。
でも、Advanced 1000の記事は、スラッシュがない分、スペースもなくて、文字がギュッと詰まっています。
1ページの文字数は、200語を超えるものもあります。
さらに、記事自体がめちゃくちゃ長いものもたくさんあります。
たとえば、「記憶に残り続ける大統領」というタイトルの記事は、8ページもあります!!
ひとつのトピックで8ページは、かなりのボリュームです。
違い③全ページが長文
Core1900は、後半の3分の1が「短い文」でできています。
短い会話文の中で重要単語を覚える、という感じです。
新聞記事は前半の3分の2なので、割と早く終わらせることができました。
でも、Advanced 1000のテキストは、最初から最後まで、すべての英文が、新聞記事です。
容赦のない長さです!!
1ページの文字数の多さと合わせて考えると、Core1900に比べて全体のボリュームは倍以上あるように感じます。
ただ、僕自身はCore1900の短文パートがつまらなくなって途中でやめてしまっていたので、Advanced 1000 が全部長文であることは、逆にありがたいと思いました。
次回は、僕がこのAdvanced 1000のテキストをどうやって仕上げたのか?
をお伝えします。
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