【言葉の持つパワー:僕が「習い事」に感じた夢と希望:ダンス編108】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
 
※僕が20代の頃ダンススクールに通っていた頃に、ウッチーとY君と3人でショッピングセンターの中のレンタルビデオ屋さんで、9人のヤンキー高校生に取り囲まれて絶体絶命になった時の体験談の続きです。ダンス編は毎週日曜日に更新中。

 

僕は、内心ブルブル震えつつも、冷静に装いながら、2つの戦略を試してみることにしました。

なんとか対話で解決する方向に持っていくことにしたのです。

僕:「まず、何があったのか?教えてもらえる?」

ヤンキー高校生のリーダー(以下リーダー):「こいつらが、俺たちにガンつけてきたんだよ!」

僕:「それは、ゲーセンの前で?」

リーダー:「そうだよ!店の中から何度もガンつけてきやがった!」

僕:「先に見てきたのは、どっち?」

リーダー:「こいつらからだよ!」

僕:「そうか。なるほど。それで、ナメられてると思ったわけね。」

リーダー:「そう。」

僕:「それは申し訳ない!」

リーダー:「・・・」

続けて、僕は大きめの声で言いました。

僕:「謝るよ。不快な思いをさせてゴメン!」

すると、リーダーの表情が少し和らぎました。

リーダー:「・・・あんたはガンつけてないから、関係ないだろ。ケンカ売ってきたのはこいつらだから。」

僕:「でも、一応この中では俺が一番年長者だからさ。どうして欲しい?」

リーダー:「こいつらをぶっ飛ばさないと気が済まねー!」

僕:「分かった。そりゃケンカ売られたら怒るよね。気持ちはよく分かった。でも、ここで乱闘騒ぎになったら、きっと俺たち全員警察に捕まることになるよ?それはさすがに面倒じゃない?」

リーダー:「・・・」

僕:「ほら、俺たち他のお客さんから注目されてるよ。あそこにいる店員さんは電話に手をかけてるから、もうすぐ警備員を呼ばれるかもしれない。」

リーダー:「・・・」

僕:「何とか話し合いで解決できないだろうか?俺たち全員が謝ったら、許してもらえないだろうか?」

リーダー:「まぁ・・・じゃあ、この2人が謝るなら。」

僕:「ありがとう。じゃあ、ウッチー、Y君。」

ウッチー:「ゴ・・・ゴメン・・・」

Y君:「すいませんでした!」

それを聞いたリーダーは、周りのメンバーに目配せして、解散の合図を出しました。

すると、それまで僕らを取り囲んでいたヤンキー高校生たちが、スーッと全員離れていきました。

無事に帰れる喜び

彼らが店から出ると、僕ら3人は、どっと緊張感が抜けて、疲れが吹きだしてきました。

僕:「あ~危ないところだったぁ~!もーウッチー、Y君、頼むよ~カンベンしてよ~!!」

ウッチー:「すんません!でも、新村さん、さすがっすね!うまく話をまとめましたね!俺、絶対乱闘になるかと思ってましたもん。」

Y君:「いや、俺は乱闘イヤッすよ!走って逃げる準備してました。」

僕:「俺も交渉がうまくいかなかったら、ダッシュで逃げるつもりだったよ。」

ウッチー:「え~そんなぁ~!」

僕:「もちろん、ウッチーの手を引っ張りながらね!見捨たりしないよ。」

ウッチー:「2人とも空手やってたのに、なんで逃げるんすか!」

僕:「いや、空手やってたからこそ、逃げるんだよ。空手の教えは、相手と戦わない道を探すことだからね。戦うのは最終手段で、その前に逃げ道を探すように教わるさ。」

Y君:「そうそう!」

ウッチー:「え?そうなんですか?」

僕:「それに、空手の試合を経験するとわかるけど、自分の突きとか蹴りが相手に当たると、自分もダメージを受けるんだよ。手の皮がズルむけたり、拳の骨を骨折したり、手首をねんざしたり。」

ウッチー:「いや~痛そう!」

僕:「現実の肉弾戦は、格闘ゲームのようにはいかないからね。たとえ勝負に勝っても、自分も無傷では済まないさ。だから、護身の極意は、戦わずに済む道を探すことなんだよね。

こっちが逃げれば相手もメンツが保てるから、報復される確率が減って、一石二鳥!」

ウッチー:「そっかぁ~深いっすね!」

僕:「でも、ウッチーのその怖いもの知らずのチャレンジ魂は、きっと学校を卒業して仕事をする時には役立つと思うよ。初めての就職とか、転職とか、めちゃくちゃ勇気がいるからね。」

そんなやりとりが終わった後、僕らはすぐにショッピングセンターを出て、僕の家でダンスの練習をして、ストレスを解消しました。

とりあえず、3人とも五体満足で無事に帰れたことを祝いました。

言葉の持つパワー

僕はこの一件で、言葉の持つパワーを感じました。

もし、不良リーダーと対話ができなかったら、きっと乱闘することでしか、お互いの気持ちを晴らすことはできなかったでしょう。

対話することで、お互いの落としどころを見付けることができました。

また、いきなり謝るのではなく、相手が何に対して怒っているのか?まずは確認作業をしたのも、怒りを静めるのに効果があったと思います。

自分の気持ちを理解してもらえないまま、いきなり謝られても、許す気にはなれないからです。

気持ちをしっかり理解し合うためには、言葉のやりとりが絶対に必要です。

「言葉が通じるって何てすばらしいことなんだ!」

と僕は思いました。

もし、相手がスラム街の黒人不良リーダーだったら・・・きっと僕が言えた言葉は、

「I’m sorry!」

だけを連発することだったでしょう。

でも、おそらくそれでは相手の怒りは収まらなかったと思います。

また、謝る場合も相手の文化への理解が欠かせません。

僕の場合は、自分の高校時代にヤンキー文化を目の前で見てきたので、彼らの使う言葉や、大事にしている部分が直感的に分かりました。

その学びを、交渉の言葉の中で使うことで、うまく収めることができました。

今思い返すと、僕はこの時に「言葉の持つパワー」を身をもって実感することで、数年後に英語学習に興味が出る種まきになったのかもしれません。

 

・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

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