【僕が「習い事」に感じた夢と希望:ダンス編12】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
 
※僕が24才の時にHIPHOPダンススクールに通い始めた頃の体験談の続きです。
 
 
I君のお父さんが経営している個人の居酒屋で、僕とY君&I君の3人は思う存分HIPHOPダンスについて語り合いました。
 
 
・これまでどうやってHIPHOPダンスを練習してきたか?
 
 
・そもそもなぜHIPHOPダンスを習おうと思ったのか?
 
 
・今後の野望
 
 
などなど、たくさん語り合いました。
 
 
自分でもビックリするほど、めちゃくちゃ楽しい時間でした。
 
 
僕らは盛り上がってずっと話していました。
 
 
その様子を、カウンターに座っていた常連のおじさんが、優しい笑顔でチラチラ見ているのを感じました。
 
 
しばらくすると、僕らに話しかけてきました。
 
 
おじさん:「仲良いねぇ、君たち。クラスメイトかい?」
 
 
I君のお父さん:「クラスメイトはこっちのY君だよ。こっちのお兄さんは先輩だな。」
 
 
おじさん:「先輩か!I君は今中学生だっけ?てことは、先輩は高校生ぐらいかな?」
 
 
僕:「いえいえ、もっと全然上ですよ。社会人です。」
 
 
僕らはHIPHOPダンスの練習が終わって着替えずにそのまま来ているので、似たような服装でした。
 
 
それで僕も同じくくりで中高生に見られたようでした。
 
まさか24才になって、高校生に見られるとは・・・
 
 
でも逆に言えば、中高生しかいないHIPHOPダンスクラスに入っても、違和感がないということにもなります。
 
これはラッキー!と思いました。
 
 
おじさん:「でもいいねぇ、なんだか楽しそうで。青春だね!」
 
 
僕は「青春」という言葉を聞いて、ちょっと驚きました。
 
 
というのも、僕はこれまで「青春」というのは自分の人生には縁の無い言葉だと思ってたからです。
 
 
 

青春の定義

 
僕の中での「青春の定義」は、なんとなくこんなイメージでした。
 
 
・青春とは、いつ思い出しても楽しい、学生時代の日々のこと
 
 
・青春の楽しい日々には、豊かな人間関係が不可欠。
 
 
・豊かな人間関係とは、気の合う友人、甘酸っぱい恋など。
 
 
・青春時代は、みんな自分の将来の可能性に満ちあふれていて、怖いもの知らず。
 
 
・酒を飲んでバカ騒ぎをした「武勇伝」は、その後も仲間の間でずっと語り続けられる。
 
 
というようなイメージが僕の中にありました。
 
 
そして、多くの人にとって青春時代は「大学時代」と答えるイメージが多い印象でした。
 
 
人によっては高校時代が青春と答える人もいるでしょう。
 
 
高校までは校則が厳しく、受験勉強などもあるので、あまり自由がありません。
 
 
でも大学生になったら、制服もなし、髪を染めるのも自由、お酒も飲める、勉強もあまりしなくていい、サークルやバイトで広がる人間関係、人によっては初めての一人暮らしで、親の目から離れて何でも自分で決められるようになる・・・
 
 
などなど、青春を謳歌する条件がたくさん揃っています。
 
 
もちろん、人によっては高校時代が青春だったと答える人もいるでしょう。
 
 
特に好きな部活に専念して、涙あり笑いありのマンガ「スラムダンク」のような生活をした人にとっては、高校時代が青春というケースもあると思います。
 
 
 

青春とは無縁の学生生活

 
一方で僕は、そんな青春の定義には当てはまらない学生時代でした。
 
 
高校時代はヤンキーの渦巻く荒れた学校に入ってしまったせいで、「怖いもの知らず」どころか、毎日怖い思いをしました。
 
 
流血のケンカが目の前数メートルで起こる度に、「明日が我が身」という言葉が、何度も頭をよぎりました。
 
高校は男子クラスだったので、女子との甘酸っぱいやり取りなどありませんでした。
 
 
また、同じ高校にいる女子はヤンキー風の気合いの入った人達が多く、あまり魅力を感じませんでした。
 
 

かわいい先輩も実は怖かった・・・

 
唯一、僕が入った剣道部の1つ上の女子の先輩が、顔が芸能人なみに可愛くて、一瞬ときめきました。
 
 
でもその先輩女子も、実はめちゃくちゃ怖いことが判明しました。
 
 
僕と一緒に剣道部に入った男子が部活をサボった翌日、そのかわいい先輩が彼の胸ぐらをつかんでカベに叩きつけ、「なめんじゃねーぞコラ!」と言いながら顔をグーパンチで殴り、鼻血がドバッ!と出ました。
 
 
その光景を見た瞬間に、僕の中にあった先輩に対するときめきはすっ飛んでいきました。
 
 
クラスのヤンキー達から自分を守るために剣道部に入ったものの、あまりの厳しさとタテ社会の雰囲気に耐えられなくなって、2年の途中で辞めました。
 
 
その後は家で自作サンドバッグを相手に空手のトレーニングにいそしみました。
 
 
 
格闘技の練習は、徐々に上達していく過程がすごく楽しかったのですが、家で一人でやっているので、先ほど挙げた「青春」という言葉の定義からは外れる気がしました。
 
 
高校を卒業したらすぐに鉄工場に就職し、厳しい親方たちにもまれることになりました。
 
 
そんな生活を送ってきた僕にとっては、「青春」という言葉は無縁だと思ったのです。
 
 
でも今、こうして目の前で「いいね!青春だねぇ~」と言われたことで、「そうか!こういう状態が青春と呼ばれるやつなのか!」と気付きました。
 
 
そしてその後は、ダンスを通してさらに「遅れてやった来た青春の日々」が待っているとは、この時にはまったく予想できませんでした・・・
 
 
・・・つづく。
 
 
 
 
 

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