From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※僕が24才の時にHIPHOPダンススクールに通い始めた頃の体験談の続きです。
ダンスレクチャービデオの中では、基本の動きを1つ1つ丁寧にレクチャーしていました。
ビデオの場合、何度も巻き戻すことができます。
巻き戻して何度も練習する前提で解説しているため、ビデオの中の先生は1つ1つのステップをしっかり丁寧に教えてくれました。
ビデオテープのMAX録画時間は2時間ですが、初級、中級、上級と3レベルに分かれているので、初級では本当に「基礎の基礎」をガッツリ練習するような内容になっていました。
英語で言えば、中学英語の、
This is a pen.
I am a student.
のようなものです。
僕はこれまで、「自分はある程度の期間ダンスを習っている!」という自負心がありました。
でも、今回のレクチャービデオを見て、実はこの基礎の部分がグラついていることが良く分かりました。
先生の動きが見えるように!!
レクチャービデオで基本のステップを学び始めたことで、僕はそれまでボヤッとしていたダンスの動きが、分解して見えるようになりました。
これは目からウロコの体験でした。
それまでは、僕はただ先生の全体の動きを何となくマネしていただけでした。
足も手も動きがボヤッとしていたのです。
何となく手を広げているだけ、何となく足をバタバタしているだけ、という感じです。
先生と自分の動きに大きな差があることは分かるのですが、どこがどう違うのか?イマイチ分かりませんでした。
先生の動きはとても複雑に見えて、自分はなんとなくうわべだけを丸暗記しながら踊っているような感覚だったのです。
それが、基礎を学び始めたことで、先生の動きが透けて見えるようになってきました。
すごく複雑に見えるステップも、実は基礎のステップのコンビネーションに過ぎないことが分かったのです!
先生の身体の中には、これまで長年積み重ねてきた膨大な数の基本ステップの動きが染みこんでいます。
先生はその基本の動きを自在に組み合わせて、振りを考えて踊っていることが分かりました。
歌手やアイドルの動きが透けて見える!
テレビで歌手やアイドル達が踊っている姿を見ても、
「あっ!ここは○○のステップと△△のステップの組み合わせだ!」
というように、動きが透けて見えるようになってきました。
これは、めちゃくちゃ嬉しい体験でした。
英語学習に例えると、
「ネットフリックスでアメリカのドラマを見ていたら、役者の英語のセリフが聞き取れて、日本語字幕とは違う英語のセリフ本来の意味が分かった!」
というような感動体験と同じです。
僕はダンスのレクチャービデオで基礎を固め始めたことで、テレビの歌番組の見え方が大きく変わりました。
「スゴいな~やっぱりプロの芸能人はダンス上手だなぁ~」
という感想だけで終わっていたところが、
「○○のステップと△△のステップを組み合わせるとは、相当練習したに違いない。やはりプロはスゴいな~」
という感想に変わってきました。
上達までの過程が見える!
それが見えるようになってきた時、僕はそれまでボヤッとしていたダンスの上達までの過程が、急にハッキリと腑に落ちました。
「このステップとこのステップを何度も練習してスムーズにできるようになれば、この歌手と同じ動きができるようになる!」
という確信が持てるようになってきたのです。
これは僕がその数年後に英語学習を始めてから、森沢洋介先生の「英語上達完全マップ」に出会った時と同じ感覚でした。
それにしても、そんなに重要な基礎の部分を、なぜダンススクールではあまり教えないのでしょうか?
それには、いくつか理由があることが分かりました。
・・・つづく。
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