【僕が「習い事」に感じた夢と希望:ダンス編4】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
 
僕が小中学生の頃は、「モテる男子」「イケてる男子」の特徴は、次の3つでした。
 
 
①運動が得意
 
②成績が良い(特に主要教科)
 
③面白いことを言ってみんなを笑わせる
 
 
僕はこの3つのうち、どれも得意ではありませんでした。
 
 
自分が得意なもの、情熱を注げるものが、学校の中になかったのです。
 
 
僕が小学校の頃に唯一、大好きで得意だったのが、図工でした。
 
 
もともと家でやっていたダンボール工作などを学校でできるのは、楽しい時間でした。
 
 
でも、図工が得意でも、「イケてる男子認定」はされませんでした。
 
 
また、厳密に言うと①の運動も、「学校でよくやらされる種目が苦手だった」というのが正直なところです。
 
僕が唯一得意だった「身体を使った動き」は、弟と毎日のように練習していた「ジャッキー・チェンのカンフー映画ごっこ」でした。
 
 
ジャッキーの動きのマネなら、誰にも負けない自信がありました。
 
 
特に僕は身体が小さくて軽かったので、前転や側転などの「転がる系」の動きが得意でした。
 
 
そのため、ために体育の授業で「マット運動」をやった時には、水を得た魚のようにマットの上でコロコロと動き回れました。
 
 
でも、マット運動は体育の授業の中ではマイナーな種目です。
 
 
ごくたまにやる程度なので、習慣的に僕が活躍する場はありませんでした。
 
 

モテる種目

 
小中学校では、「球技やリレーが得意な男子」がモテる傾向にありました。
 
 
リレーが得意だと、運動会でみんなの注目を浴びて大活躍できます。
 
 
球技は、僕が小中学校の頃は野球、サッカー、バスケがトップ3のメジャー種目でした。
 
 
体育の授業でも、この3つのうちのどれかをグルグル回す感じでした。
 
 
休み時間の男子たちの遊びも、「運動場でサッカー」がメインでした。
 
 
でも僕は、球技がめちゃくちゃ苦手でした。
 
 
苦手なので、興味を失う
 
↓↓↓
 
練習しないから、上達もしない
 
↓↓↓
 
もっと苦手になって、さらに興味を失う
 
 
というスパイラルにハマっていました。
 
 
僕は小学校の頃は、「なんて不公平な世の中なんだ!」と思っていました。
 
 
「自分が興味があって得意なジャンルが、学校が決めた種目と一致している人しか活躍できないなんて!」
 
 
と。
 
 

空手ではなく柔道

 
中学校になってからは、体育の中に武道の授業が入りました。
 
 
僕はジャッキー・チェンのカンフー映画が大好きだったので、武道を習えるのは密かに楽しみにしていました。
 
 
でも、僕の学校の授業で選ばれた種目は柔道でした・・・
 
 
僕がこれまで何百回も見てきたジャッキー映画には、柔道的な動きはありませんでした。
 
 
全部キックやパンチなどの打撃系です。
 
 
「柔道は日本の武道だから」と体育の先生が言っていましたが、「空手も日本の武道なのに・・・なぜ柔道?!」と僕は内心思っていました。
 
 
柔道は見慣れていないせいか、僕の目には先生のお手本を見ても何をやっているのか分かりにくくて、まったく要領がつかめませんでした。
 
 
しかも僕は体重が軽いので、明らかに不利でした。
 
 
柔道のような組技は、身体が大きくて重い方が圧倒的に有利です。
 
 
本当の柔道の試合であれば、ちゃんと体重別に階級が分かれていますが、体育の授業ではそんな配慮はありませんでした。
 
 
僕は常に自分より大きなクラスメイトと組まなければならず、「なんて不公平な世の中なんだ!」と思っていました。
 
 

高校ではケンカ

 
高校になってからは環境が激変しました。
 
 
僕が入学した高校は、「中学時代に勉強ができなかった生徒たちが集まる高校」でした。
 
 
当然、みんな自暴自棄でやさぐれていて、不良の比率がめちゃくちゃ高いクラスばかりでした。
 
 
学校で決められた教科や種目で自分が活躍できない場合、落ちこぼれた生徒たちは2つのリアクションになると思います。
 
 
①反発してグレる(戦闘タイプ)
 
②あきらめてやる気をなくす(平和主義タイプ)
 
 
僕は②のタイプでしたが、①のタイプがあふれる学校に入学してしまいました。
 
 
僕の高校では、「勉強ができる生徒」はいじめられました。
 
 
①のタイプの不良達の劣等感を刺激するからだと思います。
 
 
僕が入った高校では、
 
 
「ケンカの強いやつが威張れる」
 
 
という、シンプルな弱肉強食の世界でした。
 
 
勉強ができる必要はありません。
 
 
スポーツができる必要もありません。
 
 
そもそも不良たちは、サッカーや野球などのスポーツを体育の授業でやらされても、マジメにやりません。
 
 
「ダリ~」とか言って、すぐサボろうとします。
 
 
そして、授業中にクラスメイト同士でちょっとした口論になると、すぐに殴り合いの乱闘になりました。
 
 
乱闘シーンだけは、プロ野球みたいでした。
 
 
僕はジャッキーのカンフー映画は好きでしたが、「リアルな殴り合いのケンカ」はキラいだったので、高校でも活躍の場はありませんでした。
 
 

大人になった時の開放感

 
そんな僕にとっては、大人になってからの開放感は素晴らしく感じました!
 
 
「もう、自分で自由に好きなことを追求していいんだ!」
 
 
という喜びに満ちあふれていました。
 
 
もちろん、その頃は自分で独立起業しようという発想はなかったので、仕事以外の「習いごと」で今までのうっぷんを晴らそうとしました。
 
 
その中のひとつが、ダンスだったのです。
 
 
ダンスはジャッキー映画のカンフーアクションにも通じるものがありました。
 
 
僕は大人になってからの習いごとをするに当たって、次の3つのルールを自分の中で決めました。
 
 
①好きなジャンルだけやる
 
②イヤになったら迷わず辞める
 
③気に入ったら、何十年でも続ける
 
 
僕は学生時代に感じていたうっぷんを晴らすかのように、自分が好きなジャンルを求めて、空手、演技、カラーコーディネーターなどの習いごとを自由に楽しみました。
 
 
そんな僕にとっては、「とりあえず入学した地元のジャズダンスクラス」に満足できませんでした。
 
 
どうやったらHIPHOPダンスを習えるか?
 
 
を考えるようになりました。
 
 
・・・つづく。
 
 
 
 

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