※僕が24才の時に始めたHIPHOPダンスで、初めて東京のダンス大会に出場した時の体験談の続きです。ダンス編は毎週日曜日に更新中。
東京のダンス大会を経験したことで、僕は人前に出て自分のスキルを披露することに対する抵抗がなくなりました。
これまでの内輪の発表会と違い、外のイベントに参加するのは今回が初めてでした。
それまでは何となく、「人前に出るまでには、しっかり技術を身に付けて、それなりに上達しなければならない」というようなイメージがありました。
そして、自分たちは十分なスキルを身に付けてから出て行ったつもりでしたが、東京に集まった出場ダンサーは皆、すごいスキルを持った猛者ばかりでした。
そこで僕たちは「自分たちはまだ人前に出る資格はないのでは?」と思いました。
でも、H先生の励ましで勇気が出て、
「楽しむことが一番!今どんなレベルにいても、人前に出ちゃダメなんてことはない。今の自分のベストを尽くす姿を見せれば十分!」
という考えに至りました。
おかげで、外のイベントに出ることに対する抵抗がなくなってきました。
経験値を積む
この時期から、僕らは外のイベントを積極的に探して出るようになりました。
今でこそ、ストリートダンスはキッズや若い女性の習いごととして定着しているので、地方でも昼間にショッピングモールなどの特設ステージでダンスイベントをやっていたりします。
でも当時は、まだイベントに出るのは一部の「本気の人達」がメインで、それ以外の層としては、中高生を中心にして徐々に人気が出始めている状況でした。
この時期はまだ、地方のストリートダンスのイベントは「夜中にクラブで行われる」のが普通でした。
クラブのイメージ
当時のクラブのイメージは、「ガラの悪い若者が、夜中にたむろする場所」という感じでした。
クラブの前身であるディスコは、大きくて広い会場と、ミラーボールでギラギラに明るく照らされたイメージでした。(行ったことはありませんが、テレビで出てくるディスコはそんなイメージでした)
でも、クラブはもっと小さくて狭い会場で、薄暗い印象がありました。
なので正直、行くのが怖いというのがありました。
さらに、イベントの時間帯も気になりました。
夜中しかやっていない
いろいろ調べてみたところ、クラブのイベントの多くは、夜の12時過ぎぐらいに始まって、終わるのが午前2時ぐらい、とのことでした。
そもそもクラブ自体のオープン時間が、夜9時前後と遅めです。
僕は当時、いつも布団に入る時間が夜中の2時ぐらいで、夜型の生活を送っていました。
それでもクラブのイベントに出るのは、けっこうキツいスケジュールでした。
夜中の2時にイベントが終わったとして、そこから家に帰ってソッコーで寝たとしても、午前3時ぐらいです。
しかも、ダンスイベントで緊張すると全身にアドレナリンが出るので、
その後数時間は目が冴えてしまって、寝付けなくなります。
翌日が休みなら良いのですが、クラブのイベントは金曜や土曜の夜が多いです。
ジーンズショップで働いている僕にとっては、週末は絶対休めません。
ということは、クラブのイベントに出る時には、「寝てない状態で翌日出勤する覚悟」が必要になります。
このスケジュール的なハードルと、「血の気の多い若者にケンカを売られやしないか?」という心理的なハードルの両方が、僕にのしかかってきました。
しばらくの期間、悩みました。
でも、ダンスのイベントに出る経験値を積むためには、未知のゾーンに一歩を踏み出すしかありません。
そこで、とりあえず1回だけ試してみて、あまりにツラいようだったら、考え直すことにしました。
最初の一歩を踏み出すためには、スケジュールの問題と、心理的なハードルの2つを乗り越える対策が必要です。
僕は、事前にこの2つの対策法をじっくり練りました。
そして、何とか自分を安心させる方法が見つかりました!
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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From 師範代Shinya(新村真也)
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