【初めてのクラブでのイベントに出場:僕が「習い事」に感じた夢と希望:ダンス編94】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 

 

※僕が20代でダンススクールに通っていた頃の体験談の続きです。ダンス編は毎週日曜日に更新中。

初めてのクラブでのイベントに出場することになった僕は、気合いを入れてチームメンバーと一緒にお店のオープン時間の夜9時から来てしまいました。

でも、ダンスイベントの開始時間は夜12時からです。

待ち時間が3時間もあります!

最初の1時間はお客さんがたちがどんな人か?と人間観察をしていたので、あっという間に時間が過ぎました。

でも、そこから2時間はけっこう長く感じました。

お客さんはみんなダンスをやっているわけではないので、ただ身体をユラユラと揺らしているだけです。

店内の音楽はボリュームが大きく、チームメイトのY君とO君と話すことも難しいです。

僕らは目で合図をしながら、ゆるくリズムを取るだけの動きを繰り返していました。

飽きてきたので、試しにダンス練習も兼ねて、本気でアップダウンをしながら大きく動いてみました。

ただ、いつものダンススクールのスタジオと違って鏡がないので、自分の動きを確認することができません。

さらに、あまり長く動き過ぎると、本番までに疲れてしまいそうです。

よく「クラブで夜通し踊ってきた」なんて言う人がいますが、たった2時間でこんなに飽きてしまうなら、夜通しなんて僕にはムリそうです。

きっと、真のHIPHOP音楽好きの人達なら、この爆音でHIPHOPを聞いているだけで楽しめるのでしょう。

僕は内心「次回出ることがあれば、もっと時間ギリギリに来よう!」と思いました。

クラブのイベントはユルいので、入店の時にイベント出場者の名前を書いたりもしません。

ぶっちゃけ、自分の出番で呼ばれた時に、そこにいればOKなのです。

いよいよ本番スタート!

長い待ち時間が終わり、いよいよ本番のダンスイベントがスタートしました。

MCの男性が1人、マイクを持ってハイテンションで話し始めました。

ハッキリとセリフまでは覚えていませんが、

「Yo, Yo, みんな、元気か~い?」

みたいなノリでした。

「さぁ、今日は超カッコいいダンサーたちが集まってるぜ!これからダンスイベント始めるぜ!Come on!」

MCの人に合わせて、常連ぽいお客さん達は慣れた感じで、

「イェ~イ!」

と叫びました。

その後、トップバッターのダンスチームが出てきました。

本格的な黒人風女性チーム

最初のチームは、女性メンバーだけで構成された5人組ヒップホップチームでした。

みんな日焼けしていて、髪型は細かくて細い三つ編みみたいのが何十本もある状態です。

この髪型にするためには、ものすごい手間と時間がかかりそうです。

気合いを感じます。

服装も上がピタッとしたタンクトップに、下がダボダボしたオーバーさサイズのジーパンで、いかにも黒人女性風なファッションです。

ニューヨークの街を歩いていても、見た目的にも現地人に溶け込めそうな雰囲気を持っています。

(おぉ~これは本格的な雰囲気だ!地元でも、こういう人達はいるんだな!)

と思いました。

 

超至近距離のステージ

イベント出場者が踊るステージは、みんながさっきまで踊っていた床の上です。

特に「ここからここまでがステージ!」といった区切りはなく、クラブの床の真ん中のスペースを、皆がよけて丸く空けている感じでした。

前回、東京のデパートで開催されたダンスイベントもこんな感じでした。

でも今回のクラブは、もともと店内が狭いので、お客さんが後ろに下がれるスペースも限りがあります。

そのため、踊るスペースが狭くて、超至近距離になりました。

僕は客席最前列にいて中腰で座っていましたが、踊る人達の立ち位置との距離が、本当に1メートルもないぐらいです。

(うぉ~!この距離感で踊るのか・・・なるほど。これは気をつけないと、最前列のお客さんの顔を蹴飛ばしちゃうかも・・・)

と思いました。

店によって広さは違うのかも知れませんが、クラブのイベントで踊るというのは、これまで経験した市民ホールや夏祭りの屋外とはまったく違った世界だと分かりました。

・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

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