From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※僕自身の英語学習体験談&英語を教える体験談のつづきです。
英語学習の「結果」を証明するためにテストで良い点を取ることを手放してから、僕の英語学習タイムは「修行」ではなく、「楽しみ」になりました。
思い返せば、僕の英語学習のコンセプトは、「好きな素材を使って、自由に音読トレーニングする」ことでした。
そうやって、英語力をここまで伸ばしてきました。
ところが、ここ1~2年ぐらいは、その自由さをすっかり忘れて、自分で立てた目標にしばられているような感覚でした。上ばかりを見ながら、少しでも良い結果を得たい!と思い続けるスパイラルに入ってしまっていました。
でも、自分で立てた目標を手放したことで、僕は久しぶりに自由で豊かな感覚を取り戻しました。
英語を身につけたい!と思った本来のきっかけの、「自由さ」と「楽しさ」を味わう心のゆとりができたのです。
「豊かさ」を意識したとたん・・・
僕の生活スタイルは特に変わりませんでしたが、意識を変えたとたん、感じ方が変わりました。
僕は本来の性格上、テスト上で良い点数を取ることに興味がありません。中学の時にも、数学のテストで0点を取るほどでした。(まさに「のび太君状態」です)
なので、TOEICで満点を取ることを手放したとたん、本来の自分の感覚に戻れた気がしました。
自分は今、数年前に憧れていた英語力を手に入れている。
どんなにお金を積んでも手に入らないスキルを手に入れたんだ。
時間と労力を注ぎ込んだ人にしか手に入らない「英語力」という財産を手に入れたんだ!
これを使わない手はない!
僕の中にある、「豊かさ」を感じるメーターが大きくなっていくのを感じました。
そして僕は、久しぶりに外国人の集まるパブに顔を出しました。
久しぶりの「初対面の外国人との会話」
これはけっこう「あるある」の話だと思うのですが、英語講師の仕事をするようになると、プライベートで積極的に外国人との出会いを求めて外へ出て行く機会が減ります。
ふだんネイティブの同僚と話すのが日常になるので、「外国人を相手に英語でコミュニケーションを取ること」自体の珍しさはなくなります。
なので、プライベートで刺激を求めて初対面の外国人の人たちと会話をする機会がめっきり減るのです。
でも、そもそも僕が「本格的に英語を極めたい!」と思い始めたきっかけは、「初対面の外国人といきなりペラペラ会話して、深い話までしちゃう、イケてる自分になりたい!」という思いからでした。
英語力が低い状態でどんなにたくさんの外国人の友達を作っても、「浅い関係の知り合いレベルの人」の数が増えていくだけです。
それは僕にとって、「クール」なことではありませんでした。むしろ、カッコ悪いことです。携帯の電話帳メモリーにたくさん外国人の名前が並んでいるのに、ぜんぜんしゃべれないのは、イケている男のイメージ像ではありませんでした。
そんな状況を脱出したくて、音読トレーニングを始めたのです。
高い英語力を手に入れた今こそ、そんな「イケてる自分」を味わう時じゃないか!と気付きました。
そこでさっそく、パブにいる外国人のお客さんの中で、ひとりで飲んでいる男性に話しかけてみました。
・・・つづく。
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