From 師範代Shinya(新村真也)
※僕が英検1級にトライした時のストーリーの続きです。
(→前回のつづき)
英検1級対策として始めた英作文トレーニングも3週間目に入りました。
それまでは、アイデア出しトレーニングに集中するために、あえて日本語で書いていたのですが、2週間たった時点でだいぶアイデアが出てくるようになってきました。
そこで、いよいよ僕は英語で文章を書き始めました。
書くこと自体は、まったく問題ありませんでした。スラスラ書き進めていくことができました。
僕は、英検1級を受け始めるまで、英語を「書く」トレーニングをしたことがありませんでした。
ずっと音読系のトレーニングで声出しをメインで行ってきました。
ひたすら発音と文法(文型)を意識しながら練習しました。
英単語帳を使い始めたのもだいぶ後になってからで、やった英単語帳(1例文1単語型)のトータル冊数も、わずか3冊です。
それ以外の英単語は、音読トレーニングの文章の中に出てくるものを、文脈の中で自然に覚えていきました。
つまり、僕がこれまで力を入れていたのは、
「英単語を、正しい発音で、正しい順番で並べながら、瞬間英作文をする」
というトレーニングです。
「いかに速く正確に文章を組み立ててしゃべるか?」
を突き詰めて練習していた感じです。
その結果、スピーキングの力とリスニングの力だけは自信がある状態になっていました。
そして今、書く練習を初めて本格的にやり始めました。
でも、書くトレーニングはこれまで僕がやってきたスピーキングのトレーニングより、ずっとラクに感じました。
書くのがラクな理由
書くのがラクなのは、時間に余裕があるからです。
ネイティブと会話をするときのスピードは要求されません。
じっくり考えながら書けるし、間違えたら消して書き直すこともできます。
この点は、スピーキングよりだいぶハードルが低いです。
スペルも問題なし!
唯一心配だった英単語のスペルも、全く問題ありませんでした。
正しく発音できる英単語は、正しく書けることに気付きました。
英語が「音声言語」と呼ばれる理由は、こなのかもしれません。
これは、前に過去問を解いた時にも感じたことですが、ここで改めて実感しました。
書く練習は後でいい?!
僕は、初心者や中級者が「書く練習」に時間を注ぎ込むことについては、否定派です。
これには賛否両論あるとは思いますが、十分に話せるようになってから書く練習をしても、遅くはない気がします。
仕事で英語を使う人でも、手書きで書かなければならない時は、それほど多くないと思います。
もちろん、「書くこと自体が楽しい」という場合は、どんどん書いて良いと思います。
英語が上達する秘訣は、「英語で楽しいことをする」ことだからです。
書く快感
僕は、英検1級の作文トレーニングをするようになって初めて、「書くことの快感」を味わいました。
書くことは、しゃべるのとはまた違う刺激を感じます。
少し戻って見返せるのと、文字を目で確認しながら進められるので、自分の考えをまとめるのに最適です。
僕が英検1級対策としてやったトレーニングのうち、一番楽しいと感じたのは、実はこの英作文でした。
それはおそらく、僕が元から書くこと自体が好きだったから、というのもあると思います。
気持ちよく書き続けるうちに、僕の英作文のスピードはどんどん上がっていきました。
そして、片道20分の通勤電車の中で、1本の作文ができるようになりました。
行き帰りで2本です。
これは、かなり良いペースでした。
僕のやり方
僕の英作文トレーニングを方法を詳しく解説すると・・・
①テキストを開いて、お題を確認する。
↓↓↓
②自分が意見を書きやすい方(賛成or反対)を10秒以内に決める。
↓↓↓
③1分以内に、3つの根拠を考える。
↓↓↓
④15分くらいで、頭の中に浮かんだことを英語でアウトプットしながら、ひたすら書きまくる。
↓↓↓
⑤残り2~3分で、全体を読み返しながら、スペルミスや文章のおかしなところがないか?をチェックする。
という流れです。
この①~⑤までのステップを、電車に乗っている20分以内に終わらせるように意識しながら練習しました。
・・・つづく。
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