【僕が「習い事」に感じた夢と希望:カラーコーディネーター編101】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※僕がカラーコーディネーター1級の試験に再チャレンジして合格した時の体験談の続きです。
 
 
前回の記事では、「資格を取った人の気持ち」について分析しました。
 
 
今回のカラーコーディネーター1級の資格や、英語の世界でTOEIC高得点などの資格を取っても、必ずしも「大きな自信につながる」とは限りません。
 
 
むしろ「今やっとスタート地点に立った」と感じる人の方が多いと思います。
 
 
僕もカラーコーディネーターの資格でそう感じました。
 
 
3級~2級までは、まだ自分が「カラーコーディネーターの道で仕事をする自分の姿」は全然イメージできませんでした。
 
 
でも1級を取る過程で、だんだん意識が変わってきました。
 
 
カラーコーディネーターとして活躍する先生のセミナーにモデルとして参加させてもらったり、テストの中でカラーサンプルのプレゼン文章を書く練習を何度もしたことで、
 
 
「なるほど、カラーコーディネーターの人はふだんこういうことを仕事にしているのか」
 
 
という実感がわくようになりました。
 
 
そして、もしカラーコーディネーターの道に進もうと思ったら、今後は座学ではなく現場での実践トレーニングが必要だろうな、と思いました。
 
 
なので、エリア長との面談の中で、
 
「学歴や資格なんて、仕事の現場では何の役にも立たん!」
 
 
と言われた時には、
 
 
(もちろんそうですけど・・・何の役にも立たない!はさすがに言い過ぎじゃないっすか?)
 
 
と感じてヘコみました。(口にはしていません)
 
 
では逆に、このセリフを言う人の心理はどうでしょうか?
 
 
 

資格なんて役に立たない!という人の心理

 
「学歴や資格なんて、仕事の現場では何の役にも立たん!」
 
 
というセリフを言うときには、その人はどんな気持ちで言っているのでしょうか?
 
 
僕は高卒で働き始めたので、仕事上でこのセリフを言われたことは一度もありませんでした。
 
 
むしろ「言う側の人」にとっては同じグループに入っていると思われていました。
 
 
カラーコーディネーター1級の資格を取って報告したことで、初めて「言われる側」の気持ちを経験しました。
 
 
そして実を言うと、僕自身もこの言葉「資格なんて、何の役にも立たない!」を使ったことがあります。
 
 
他人に対してではなく、自分自身に対してひとり言で何度も言ったことがあるのです。
 
 
なので、「言う側の気持ち」「言われる側の気持ち」の両方が分かります。
 
 
その上で分析してみると、自分がこのセリフを言う時、言いたくなる時の気持ちはこんな感じでした。
 
 

①うらやましい時

まず1つ目は「うらやましい時」でした。
 
 
同じ社歴でも、高卒の僕より大卒の人の方が基本給が高いのが普通です。
 
 
この傾向は、どの会社に入っても同じでした。
 
 
「まったく同じ内容で働いているのに、なんで自分より彼の方が給料が高いんだ!しかもこの格差は、会社員でいる限り一生続くことは間違いない・・・くやしい!」
 
 
という気持ちは、高卒の人には少なからずあると思います。
 
 
さらに長い目で見れば、おそらく昇進のスピードも違ってくるでしょう。
 
 
「大卒の人しか課長以上にはなれない」
 
 
みたいなルールを設定している会社も多そうです。
 
 
こうなるともう、高卒の人にとっては「現場での経験値」で勝負するしかありません。
 
 
その結果、現場での経験値が足りていない高学歴の新入社員に対して、
 
 
「学歴や資格なんて、仕事の現場では何の役にも立たん!」
 
 
というセリフを言いたくなる・・・
 
 
というのが、1つの理由としてあると思います。
 
 
・・・つづく。
 
 
 

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