【僕が「習い事」に感じた夢と希望:カラーコーディネーター編31】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
「あーでもない、こーでもない・・・」
 
 
10人の女性たちが、僕の顔をまじまじと見つめながら、話し合っています。
 
 
初対面の女性から自分の顔を見つめられるのは初めてです。
 
 
しかも10人も!!
 
 
僕は目のやり場に困ってしまいました。
 
 
先生が僕の表情を見て言いました。
 
 
先生:「うふふ、新村君は目のやり場に困っちゃいますね。」
 
 
僕:「は、はい・・・けっこう恥ずかしいですね。」
 
 
先生:「大丈夫よ。ここにいる皆はこの作業に慣れているし、新村君もあと少ししたら慣れてくると思うから。」
 
 
先生はそう言いながら、僕の顔のすぐ下に次のカラー布を当てました。
 
 
先生:「さあ皆さん、さっきの色とこっちの色、どっちの方が新村君の顔色が良く見えますか?どっちも同じ赤の色相ですが、トーンが全然違いますね。」
 
 
生徒:「さっきの方が顔色が明るかったような気がします。」
 
 
生徒:「私は今の方が良いような気がします。」
 
 
先生:「意見が分かれているみたいですね。さあ、どっちでしょう?もう一度当てますね。こっちか?それともこっち?」
 
 
生徒たち:「う~ん・・・難しい・・・」
 
 
先生:「ちょっとみんな距離が遠すぎるのかもしれませんね。実際にお客さん相手にするときには、相手との距離は30センチぐらいで見るのが普通です。
 
 
あまり遠いとジャッジが難しくなることがあります。じゃあ、みんなもう少し近づきましょうか。」
 
 

超至近距離

生徒の女性たちが、僕に近づいてきました。
 
さっきまでは一番前の列の人でも1メートルぐらいの距離でしたが、30センチぐらいまで近づいてきました。
 
 
(うっ・・・)
 
 
この距離で全員に顔を見つめられると、すごい圧を感じます。
 
 
みんな真剣な表情です。
 
 
気軽に申し出たパーソナルカラー診断講座のモデルの仕事でしたが、これは思った以上にハードかもしれません。
 
 
先生:「一番後ろの人はまだ距離が遠いわね。じゃあ、こうしましょう!今から一人一人、交代でこのイスに座って、30秒ずつジャッジの時間を取ります。」
 
 
そう言うと、先生は僕の目の前にイスを置きました。
 
 
かなり近いです。
 
 
先生:「じゃあ、○○さんから順番に、このイスに座って30秒間でジャッジしてみてください。」
 
 
指名された生徒の女性が僕の目の前30センチのイスに座りました。
 
 
そして、そこからさらに身を乗り出して、僕の顔を見つめてきました。
 
 
僕はドキドキしました。でも、恋愛のような高揚感ではありません。
 
 
なぜなら、他の9人も後ろから同じように僕の顔を見つめているからです。
 
 
「大勢の人達に見つめられる緊張感の中で、一人の女性に超至近距離で見つめられる。しかも全員初対面。」
 
 
という経験は、これが初めてでした。
 
 
この状態を外から見たら、きっと不思議な光景だと思います。
 
 

目のやり場

僕は焦りました。
 
 
僕:「先生、僕はいったいどこに目を向ければいいでんすか?」
 
 
先生:「うふふ、新村君は相手の目をしっかり見てあげてください。目をそらさないで。」
 
 
僕:「えっ!マジですか??」
 
 
さっきまでそらしていた目を、目の前の生徒の女性の目に移しました。
 
 
初対面の女性と目を見つめ合った状態が30秒以上続くのは、かなり緊張します。
 
 
先生が全員に向かって言いました。
 
 
先生:「実は目の色も、顔色と同じぐらい重要な要素なんです。だから、パーソナルカラー診断をする時には、診断する方の目をしっかり見るようにしてください。そうするとジャッジしやすくなります。」
 
 
(なるほど!それにしても、この作業があと9人も続くのか・・・慣れるものなんだろうか?)
 
 
最初の30秒は、すごく長く感じました。
 
 
僕が目の前の女性と目を見つめ合っている間に、先生は2枚のカラー布を僕の顔の下に交互に当て続けました。
 
 
僕は緊張感で押しつぶされそうになりながら、まだか?まだか?と待ち続けました。
 
 
・・・つづく。
 
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