From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
当時の僕は「3人仲良しグループ内の2人の女性をデートに誘う」という超危険な橋を橋を渡ろうとしていました。
年上で話しやすい性格のKさんと、これ以上の仲に深めるのが難しいと判断した僕は、次はMさんをデートに誘ってみることにしました。
Mさんはもうすぐ実家に帰ってしまうため、離れてしまいます。とはいえ、もしうまくいって付き合えることになったら「新幹線で通えない距離ではない」という感じでした。
僕はカラーの勉強をし始める前に、東京の演技スクールに3年間通っていました。
当時は毎週、新幹線で静岡から東京に通い続けていたので、慣れていました。
もし地元で付き合うことになっても、おそらく会うのは週1回ぐらいのペースになるでしょう。
だったら遠くても一緒じゃん!通うコストがかかるけど、そのぐらいの覚悟はある!
という気分でした。
Mさんを誘う
僕は、「実家に帰る前に会おう」という口実で、Mさんと2人で会う誘いをしてみました。正直、ダメ元でした。
そしたらなんと!!OKが出ました!!
Kさんと2人で会っていることがMさんに伝わっていたのか?それは分かりません。
おそらく、KさんがMさんに情報共有していたら、Mさんは「あんたは誰でもいいんでしょ!しかも私は2番目かい!」と怒るはずです。
でも、そうならなかったということは、おそらくKさんはMさんに何も言っていないんだと思います。
僕はとりあえずMさんと2人で会えることを、ありがたく思いました。
1回目のデートでやらかす
当時の僕は、まだ「男女脳の違い」を学ぶ前でした。
特に何も学ばなくても、そつなくデートをこなして女性とうまく付き合う男性もいます。
でも、僕は真逆のタイプでした。
「空回りして墓穴を掘る」タイプだったのです。
当時はそのことにも気付かず、「自分にピッタリの女性と出会いさえすれば、自分が何をしても自然にうまくいくはず!」と信じていました。
デートのセンスのかけらもない状態で僕がMさんとの待ち合わせに着ていった服は、「HIPHOP系ダボダボファッション」でした。
XLサイズのダボダボのジーンズを腰ばきして、上も同じくXLサイズのTシャツを着て、真っ赤なベースボールキャップをかぶった状態です。
スラム街の黒人がストリートで「Yo!Yo!」と良いながらハイタッチしているシーンをイメージさせる、そんな服装です。
ちなみにこれは後から知ったのですが、「サイズが合っていない服」は一般女性に最も嫌われる確率が高いファッションです。
大きすぎるダボダボ服も、小さすぎるピチピチ服もNGです。
待ち合わせ場所に現れたMさんは、僕の服装を見た瞬間、目を見開いて「えっ!」という表情をしました。
そして、第一声でこう言いました。
「あのさ・・・その格好で一緒に歩くの恥ずかしいんだけど・・・」
こうなった理由
でも僕は、わざわざMさんに嫌われたくてこの格好をしていったわけではありません。
むしろ逆です。Mさんにインパクトを与えて、Mさんにモテようとしたのです。
僕がこのダボダボファッションにした理由は、こんな思考回路でした。
①デートだから、今までMさんの前では着ていないような、特別な服を着ていこう
↓↓↓
②女性は「ワル」に魅力を感じる傾向がある。高校の時にも気合いの入ったヤンキーには必ず彼女がいたし。
きっと本能的に女性は「ワルくて強い男」に引かれるに違いない。
↓↓↓
③よし!じゃあ、俺もワルの面を打ち出した服装をしよう!これでMさんの本能を刺激してやるぜ!
↓↓↓
④今持っている服で、ワルを感じさせるのは・・・これだ!
東京の演技スクールのストリートダンスのレッスンにハマって以来、少しずつ増やしてきたHIPHOPファッションを着ていこう。
イメージはスラム街の黒人だぜ!Yo!Yo!
という思考回路です。
その結果、Mさんに会った瞬間に白い目で見られ、
「あのさ・・・その格好で一緒に歩くの恥ずかしいんだけど・・・」
と言われてしまったのです!!
・・・つづく。
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