(→前回のつづき)
性格を4つのタイプに分けて、あなたにピッタリ合った英語学習法を見つけるシリーズの第4弾記事です。
※第3弾記事はこちらをクリック
ここまでの記事で、性格を大きく4つのタイプに分けられる方法をお話をしてきました。
タテ軸は、「ポジティブ」or「ネガティブ」
ヨコ軸は、「自立」or「依存」
です。
(※それぞれの特徴は、前回の記事を参照してください。)
人間は感情の生き物です。どんなに優れた英語学習メソッドも、あなたの感情や性格を無視していては、うまく取り入れることができません。
今回は、この2つの軸のカテゴリー分けから生まれる、「4つの性格」のうち、ひとつ目の特徴と、「その特徴を英語学習にどう生かしていくか?」の方法をお伝えします。
①左上:ポジティブ自立
このタイプの英語学習者はノリが良く、細かいミスを気にしないので、外国人にもガンガン話しかけていくのが得意です。
あまり失敗を恐れないので、初めて会う人に対しても、「自分の英語が通じなかったらどうしよう?」とか、「断られたらどうしよう?」とかいう恐怖が少ないので、どんどん新しい友達を作っていくことができます。
ただ、細かい文法を学んだり、コツコツと英単語を増やすような単調な作業は苦手です。
TOEICや英検などの語学試験は、興味がないうちは何もしませんが、興味がわくと一気に集中して攻略したりします。
芸能人で言うと、松岡修造さんがこのタイプです。(かなり極端な例ですが)
このタイプの英語学習者にとって、英語は
・自分の将来の可能性を一気に広げるツール
・旅行やビジネスで世界中に人脈を広げるツール
という位置づけにあることが多いです。
「ポジティブ自立」タイプにオススメの英語勉強法
英会話対策
このタイプの人は外国人に話しかけることに抵抗が少ないので、外人バーなどに行ったり、外国人の集まるイベントなどに参加して人脈を広げるのがオススメです。
実戦の英会話の中で感じた「もっとしゃべれるようになりたい!」「もっと深い話がしたい!」という気持ちを、家での音読トレーニングをするモチベーションの燃料にします。
オススメ教材
最初のうちは、自分の興味のあるトピックについて書かれた英語の本(CD付き)だけを使って音読トレーニングしましょう。
その内容を、外国人の友達と自分がカッコよく話しているシーンを想像しながら音読すると、モチベーションが上がります。
英語テキストは、いろいろなトピックがバランスよく入っていて、自分の興味のあるトピックだけをつまみ食いしやすいものがオススメです。
Z会の「速読速聴英単語シリーズ」はオススメです。
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このオレンジのバージョンが難しすぎる場合は、ひとつ下の緑色のベーシックレベルがオススメです。
英語学習方法
自立系の人は基本的に家での自習が得意なので、モチベーションさえキープできれば、音読トレーニングを毎日の習慣に取り入れていくことができます。
また、通信講座などの自立性を求められる教材も、ひとりで最後まで終わらせることができるので、オススメです。
このタイプの人にとって、英会話スクールは必ずしも必要ではありません。もし英会話スクールに通うとしたら、人との出会いの場としてモチベーション維持のために使ったり、期間を決めて集中して通う、という方法がいいと思います。
TOEICテスト&英検対策
このタイプの人は、机の上でカリカリとテスト対策をするのには向きません。
興味のないことには力を発揮できないタイプなので、無理してTOEIC問題集などを解くような学習法は挫折につながります。
まずは自分の好きなジャンルの英語の本を音読して、英語の底力そのものを上げてしまった方が、後からTOEICの点数も上がりやすくなります。
ただ、TOEICテストのスコアが自分の本来の目的達成のための手段になったり、テストそのものが興味の対象になった時には、爆発的な集中力を発揮します。
その場合は、公式問題集を解いたり、テスト対策本を集中的にやって解答のコツをつかんでしまうのもオススメです。
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僕のケース
ちなみに、僕自身はこのポジティブ自立タイプです。
最初は外人バーに通いまくっていて、机の上での「お勉強スタイル」は一切やりませんでした。
クルマの中で「聞き流すだけでペラペラ」系の教材を試しましたが、成果は出ませんでした。
1年たった時点で受けたTOEICの結果がボロボロで、自尊心が傷ついたタイミングで「音読メソッド」と「イメージ英文法」に出会い、すっかりハマりました。
英会話スクールは、入学するときに「3年間は続ける」と決めました。2年半たった時点で仕事を辞めて英語圏の国に留学するプランを思いつきました。そのための手段として、TOEICテストを再び受けました。
英会話スクールは、入学時に決めたプラン通り、ちょうどピッタリ3年間通ってから、その翌月カナダに留学しました。
留学先のカナダにも、日本から音読用の教材を持って行って、ホームステイ先の部屋で音読トレーニングを毎日やっていました。今でも毎日音読は続けていて、自習は得意です。
それでは、次回は4つの性格のうちの次のポジション、「ネガティブ自立」についてお伝えします。
※毎回お伝えしていますが、4つの性格ポジションに優劣の差はありません。また、すべての人に4つの部分が当てはまります。ただ、どこが一番居心地がいいか?という「ホームポジション」は人によって違います。
P.S.
この「4つの性格」の考え方は、本田健さんの「人間関係のマトリックス」をベースにしています。「人間関係のマトリックス」についてもっと詳しく知りたい場合は、こちらの本をぜひお読みください。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
P.P.S.
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