From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
「英語のしゃべりのスピードをアップする」ためにやる「瞬間英作文トレーニング」には、3つのステージがあります。
第一ステージ
ここでは、同じ「型」だけを繰り返すトレーニングをします。
ボクシングで言えば、「ストレートだけ」「フックだけ」「アッパーだけ」とか、型を決めてそればっかり何度も練習する感じです。
英語の型の場合は、
今週は「be going to ~」で予定を表す型をマスターする!
という風に決めます。
そして、
I am going to play tennis.
He is going to play tennis.
She is going to play tennis.
They are going to play tennis.
みたいな感じで、同じ「型」を繰り返して声出ししていきます。
無意識レベルでパッと言葉が出るようになるまで、繰り返します。
They is going to ~とか、
He are going to ~とか、
変な組み合わせでしゃべらないようにするには、型を身体に刷り込んでいくのがベストです。
この第1ステージ専用に作られたテキストはこれです。
↓↓↓
第2ステージ
「型ごとのパターン」を身体に刷り込んだ後に行うトレーニングは、「シャッフルトレーニング」と「コンビネーショントレーニング」です。
シャッフルトレーニング
シャッフルトレーニングというのは、ボクシングで言えば、トレーナーがミットを持ちながら、
「フックじゃ!」
「次はアッパーじゃ!」
「次はストレートじゃ!」
という感じでミックスしながら指示を出すのと似ています。ボクサーはトレーナーの指示に合わせて毎回違うパンチをバンバン打っていく感じです。
英語だったら、
「現在形じゃ!」
「次は過去形じゃ!」
「次は助動詞じゃ!」
という感じで、毎回違う文型が来ます。瞬時に対応しなければならないので、素早い反射神経と瞬発力が必要です。
コンビネーショントレーニング
コンビネーショントレーニングというのは、文字通り色んな型を組み合わせて連続して打っていくトレーニングです。
ボクシングで言えば、
ストレート
↓
フック
↓
アッパー
という感じで、流れるようにつなぎながら、止まらずに打ち続けるようにします。相手に反撃するスキを与えません。
英語で言えば、
I like sushi.
(私はスシが好きです。)
I also like sukiyaki.
(私はスキヤキも好きです。)
という文章をつなげて、
I like sushi and sukiyaki.
(私はスシとスキヤキが好きです。)
と1つの文章の中でコンビネーションで打ちます。
もう少し高度な技になると、
I have a friend.
(私には友達がいます。)
He lives in Canada.
(彼はカナダに住んでいます。)
という2つの文章をつなげて、
I have a fried who lives in Canada.
(私には、カナダに住んでいる友達がいます。)
という感じで長い文章にします。
これが、コンビネーショントレーニングです。
かなり負荷が高いですが、できるようになるとカッコいいです。
周りから見ると、「スゲ-!あの人、ペラペラだ!!」となります。
第2ステージ専用に作られたテキストは、これです。
↓↓↓
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第3ステージ
ここまで使ってきた「型」は、中学英文法の範囲内でやってきましたが、ここから先はその制限を取り払って、自由に技を練習していきます。
ボクシングで言えば、
「もう、パンチだけじゃなくてキックも使っていいよ。」
「何なら、投げ技とか関節技も使っていいよ。」
という感じです。
まさに、「バーリ・トゥードゥ」です。
(格闘技に詳しくない方は何言ってるのか分からないと思うので、ここはサラッと流してくださいね)
英語だったら、
「未来完了形」
「仮定法」
「仮定法過去完了」
とか、マニアックな内容の文法でも好きなようにトレーニングしていきます。
でも、ちゃんと第1ステージを卒業している人にとっては、この「難解レベル」と言われている文法は、もはや敵ではありません。
受験生が苦しんでいる「難解英文法」も、しょせん、中学英文法の延長線上に過ぎないことに気づくようになります。
それはまるで、マジックのタネが分かった時のような感覚です。
「あ~!なんだ!こんなにカンタンなことだったのか!」
という感じですね。(マジシャンとしてはありがたくない状況ですが…)
とりあえず第1ステージ
以上が、瞬間英作文の3つのステージです。
この3つの中でどこが一番大事か?と聞かれたら、僕は迷わず「第1ステージ!」と答えます。
第1ステージさえしっかり固めておけば、後はどうにでもなります。
すべては第1ステージをどれだけのレベルで仕上げられるか?にかかっています。
ちゃんとしたストレートパンチが打てないボクサーが、焦って先へ進んでコンビネーションの練習をしても、強くはなれません。
英語も同じです。
次回は、僕自身の瞬間英作文トレーニングの体験談をお伝えしますね。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
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