(→前回のつづき)
前回の記事では、英語テストと海外旅行の共通点をお伝えしました。
①上達が目に見えやすい
②集中して英語を聞く環境
③英語ができないとピンチな状況
という3つのポイントを実現できるのが、海外旅行と英語テストの共通点です。
英語テストは色々ありますが、やり直し英語学習者にとって、今年は英検&CASEC受験がオススメです。
今回はその理由を深掘りしていきます。
英検のメリット
英検のメリットは、何と言っても「レベル別に級が分かれている」ことです。
これが一番大きいです。
英語テストで大事なのは、結果だけではありません。
テストを受けている最中の「できた感」です。
「あっ!今のは全部聞き取れたぞ!」
「あっ!この英文は読める!」
「あっ!この英単語知ってる!」
といったように、自分が理解できる喜びを感じた時に、脳が喜びを感じます。問題を解くのが楽しくなります。
この「楽しいこと」が大事なのです。
英語テストを楽しむコツは、ゲーム感覚で解くことです。
ゲーム感覚で問題を解けるようになると、過去問などをやっている時にも、その作業自体が楽しくなります。
ファミコンの名作ゲーム
僕が小学校の時に大流行したTVゲームのファミコンのソフト中で、当時大ヒットした名作には、共通点が2つありました。
①カンタン過ぎず、難しすぎず、ちょうど良い難易度
②やり込むほどに上達する仕組み
という2点です。
この2つが備わっているソフトは、人気になりました。(代表的なのは、スーパーマリオのシリーズです)
特に、①のレベル調整は絶妙なバランスが求められます。
カンタン過ぎると、人はすぐに飽きてしまいます。
難しすぎると、人はすぐにイヤになってしまいます。
最初はサクサク進められて、「おっ!このままイケるかも!」と思わせておいて、途中でつまずきポイントを何カ所か設置しておきます。
それまでサクサク進めてきたのに、途中でつまずきポイントが現れると、人は必死に乗り越えようとします。
そのつまずきポイントは、「練習を積めば誰でもクリアできるもの」でなければなりません。
練習を積んで5~7回目のトライでクリアした瞬間に、「やったーーー!!」と感じます。
練習でハードルを乗り越えた上達実感があると、脳内に快楽物質が分泌されて、人は幸福感に満たされるそうです。
英検も名作ゲーム
英検は自分に合ったレベルをうまく選ぶと、ファミコンの名作ゲームのように、問題を解くこと自体を楽しめるようになります。
僕がこれまで見てきた英語学習者の中には、
「すでに受かっている英検の級の過去問を、楽しみで解いている」
という方もいました。
そのぐらい、ハマると楽しいようです。
(※ファミコンで一度最後までクリアしたドラクエを、また最初からプレイする人と同じ心境かもしれません)
英検の問題形式は毎回決まっていて同じ構成なので、やればやるほど慣れていき、上達していきます。
レベル別で選べるのが、英検の最大のメリットだと思います。
他のテスト、たとえばTOEICでは、受験者は全員同じ問題を解きます。
初心者用~上級者用までデザインされた問題を、全員が同じ会場で同じように解くのです。
全員共通の問題を解くのはキツい
TOEICは、初心者~中級者には苦しいテストです。
「本番中は全然できた感はなかったけど、とりあえず約半分の500点は取れた。でも、もう受けたくない。苦痛の2時間だった。」
というのが、多くの初級~中級の受験者の感覚です。
TOEICでは結果はそれなりに出たとしても、テストを受けている最中は分からない問題が多すぎて、苦しく感じます。
僕も自分の体験上、TOEIC700点台の頃でも、受験中の「できた感」は低かったです。
TOEICテストを受けること自体を楽しめるようになったのは、870点を超えたあたりからでした。
950点を超えた頃には、逆にカンタン過ぎる問題を解くのがつまらくなってしまい、試験中に集中力とモチベーションを保つのが大変になりました。
その点、英検1級は最初の1問目から手応えのある問題が出てくるので、最後までモチベーションを切らさずに受け続けることができました。
英検は、初級者にも上級者にも受けやすいテストです。
それが僕が「大人の英検」をオススメする理由です。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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